一脳文化ド天然娘 宇宙デカ松沢レナ 夜の掃除屋 7 黄土色の恋
今日は、お店がお休みなので、トシヒコくんの所に遊びに行こっと!!
「ううん....あ、雨??」
そんなはずはない。
ここはレナの部家のベッドの上だ。
雨漏りだろうか?
「ぅあん、ぅあん、ぅあん」
「お姉様、お姉様、お姉様あぁぁぁん!!」
上のフェンスから、ぽたぽた何かの汁が滴り落ちている。
そう、ベッドの上にフェンスが設置されている。
なぜかというと、レナが就寝するとき麗しい女性たちがベッドを埋め尽くすのだ。
埋め尽くすとは聞こえはいいが、何十人とレナの上に折り重なるので、さすがに寝苦しくて、梅さんにフェンスを設置してもらった。
それでも、女性たちは潜り込み、ベッドの上、そしてフェンスの上で折り重なって寝ていた。
そこからなぜか、何らかの汁が垂れてきているのだ。
「????」
レナは困惑している。
「また、いじめかな.....。みんなひどいよ、レナの上にツバ垂らすなんて」
きっとそれはツバだけではないだろう。
いい意味で、鈍感なレナだった。
その後、女性たちはそれぞれ起き上がり、レナにキスをして出ていく。
中にはキスマークができるほど、強く吸っていく女性もいた。
「うぅぅひどいよみんな、こんなにツバつけていくなんて.....あと吸い過ぎ!!」
レナはポロポロ涙をこぼし泣いていた。
女性たちは、それぞれお肌つやつやして出て行った。
今日は、お店がお休みだったので、トシヒコくんの所に遊びに行くことにした。
きっと子チエちゃんもいるだろう。
「こんにちわ~~、トシヒコくんきたよ~~。あれ、その子はだれ?」
知らない男の人が居た。
全身黄土色でコーディネートされている。
オシャレではないと思う。
「こんにちわレナさん。こいつは僕の低コスト計画の同期生の黄土色です。クソ童貞です。」
「こ、こんにちわ!!?お、黄土色と言います!!」
黄土色くんは90度になってお辞儀した。
なんて礼儀正しい子なのだろう。
「こんにちわ、私はレナと言います。私は2期生なので、黄土色先輩の後輩にあたりますね。よろしくお願いします。」
「ひゃ、ひゃい!!」
レナは、ぺこりとあいさつしたが、黄土色くんは90度のお辞儀のまま、立ち上がってこない。
「ど、どうしたんですか!??先輩なんですから頭を上げてください!!」
ぜんぜん起き上がってこない。
「れ、レナさん、勘弁してやってください。こいつは今レナさんの色気に負けて、たっているので、たち上がれないんです。」
なんで"立つ"の所に漢字使わないんだろう?
何が立っていて、立ち上がれないのだろう??
なぞなぞかな??
レナは頭がいいほうではないので、なぞなぞ苦手だよ。。
「ねぇねぇ。。答え教えてよ黄土色くん。。」
なぞなぞと勘違いしたまま、レナは黄土色くんをツンツンつついた。
「ひゃ、ひゃーーーん!!!」
すると黄土色くんは、ビクンビクン鯉のように体を跳ね上がらせた。
面白い子だな。。
「こ、こいつ、たったままイってやがる!!」
たったまま行っている??
どこに??
またなぞなぞ?
難しいでござる。。
あとさっきからトシヒコくん変なところで、ひらがな多くない??
「ねぇねぇ黄土色くん、答え教えてよ。。」
黄土色くんは、ツンツンする度に跳ね上がった。
面白い子だなこの子。
レナは黄土色の事を、気に入った。
「れ、レナさん!!このままじゃ、こいつ枯れちゃう!!もうやめたげて!!もうしぼんでるから!!」
「ご、ごめんなさい!!?でも枯れる.....?しぼむ.....?今日はなぞなぞが多いね。。」
最後に黄土色くんをつついたら、黄土色くんが枯れて気絶した。
どうやら知らず知らずのうちに、答えにたどり着いたようだ。
「やった!!」
「な、なんて残酷な人なんだ!!」
身に覚えがない、罵倒をトシヒコくんから受けて頭の上にはてなを浮かべるレナさんだった。
その後、どうやらしばらくの間、黄土色くんはトシヒコくんの家に泊まることになっていると聞き、頻繁に遊びに行くことにした。
黄土色くんは、ツンツンする度に、跳ね上がるのでとても面白かった。
ふふふ、楽しい。。
トシヒコくんは、残酷な天使を見るような目でこちらを見ていた。
そんな黄土色くんは、私が遊びに行くたびにもじもじしている。
余程、ツンツンが好きなんだな、この欲しがりさんめ。
「今日もたくさん、ツンツンしてあげるからね。」
「ひゃ、ひゃい!!」
黄土色くんは、また90度に前屈みになっていた。
いや、120度はいっている。
レナは自然と悪魔のような顔をした。
あ、あれ、なんで私こんな顔してるんだろう??
そして悪魔の百裂ツンツンを食らわせた。
黄土色くんは今日も枯れて気絶した。
その後とある日。
黄土色くんは、いつもよりさらにモジモジしていた。
どうしたんだろ??
今日は、直立できている。
たってないからだろう、しぼんでいるのだろう、え、何が??
レナはなぜ自分が、そんななぞなぞを自分に出したのかわからなかった。
「じ、自分は、れ、レナさん、こ、ことが、す、すぃであります!!!」
す、すぃ??
なんだそれ??
またなぞなぞを出した。。
なんとなく答えはわかっているが、レナは意地悪で、黄土色くんがはっきり言えるまで、ツンツンした。
「ひゃ、ひゃん!!」
その度に、黄土色くんは、10度ずつ前屈みになっていった。
そして120度に到達した。
「す、すぃでありまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!!」
すると、突然黄土色くんは、大声を出し今までで一番大きく跳ね上がった。
な、なにか、白いものが私に降りかかってくる。
わたし、液が降りかかってくること多くない??
「う、う、ひどいよ...うん、これはネバネバしている、そしてイカ臭いような....」
すると、黄土色くんは、嫌らしい顔をして、こちらを見ていた、
レナは悪寒が走った。
「松沢レナ、紅フォーム金化粧!!!」
松沢レナは、"紅フォーム金化粧"になると、身体能力が100倍になるのだ。
チートだけど、パーマンほどではない。
一瞬で、保健体育でならったその液を吹き飛ばし、黄土色の股間を蹴り上げた。
「う、うあぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!」
黄土色くんは、今生で最後となるシードをまき散らしながら吹っ飛んでいった。
きっと二度とシードを生産することはできないだろう。
レナは、すっきりした。
そして、黄土色の恋は終わった.......。
こんな汚物はじめて見た。そうらしくないことを、レナさんは思ってしまった。