表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/30

(一)-6

 私はそう考えると、胸が締め付けられる思いがした。

 私だって、結婚した。でも離婚した。合コンで出会ったその人は、東大卒のエリートで外資系の証券会社に勤めていた。証券会社といっても、株式売買や先物取引ではなく投資銀行業務がメインの会社だった。優秀な好青年でイケメンでもあった。デートのときの物腰も柔らかだった。父親も経済産業省に勤めているということだった。

 学力があってエリート街道を進んでおり、お給料のいい会社に勤めているというのは結婚の条件としては申し分なかった。地元の不動産会社に就職した大樹とは大きく違っていた。新しい未来が開ける絶好のチャンスであったと当時の私は考えた。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ