4. 夜勤明けの軽食
「いやあ、副隊長、有難いです!」
オニールがカップを両手で包む様に持ち、
ほぅと息を吐く。
「副隊長だなんて他人行儀ですようオニールくんw!」
副隊長フラウはやんわりと異を唱えるが。
「此処は未だ職場らぜえフラウ!
けじめは付けろお」
「ネッちゃん」先輩がぴしゃりと咎める。
其処は警備隊本部。
簡易台所であった。
台所とは言っても
洋風に食卓兼備だ。
カップに装ったものは
フラウが用意したスープであった。
夜勤明けの者達に振る舞っているのだ。
「ネッちゃん先輩フラウさんを呼び捨てするんだ?」
ミスティが気軽な調子で言うが。
「其の呼み方止めろっへえ言ったろ!」
「ネッちゃん」先輩は
今度はミスティへと噛み付く。
「「呼み方」w?」
ミスティは「ネッちゃん」先輩を揶揄う調子を崩さないが。
「ネッちゃん」先輩は出っ歯で、
詰まり歯並びが悪くて滑舌も良くないのだ。
「ネッちゃん先輩はわたしよりも古参なんですよw?」
「フラウっ!!」
「ネッちゃん」先輩が怒鳴っても
フラウは全く堪えていない様子だが。
其れよりも。
えっ っ ?!
其の場に居た
「ネッちゃん」先輩とフラウ以外がギョッとした。
「ネッちゃん」先輩は見た目少年の様で。
フラウも「副隊長」等似合わない若さだが
「ネッちゃん」先輩が「古参」だ等とは
誰もが驚くであろう。
世の中ぱっと見は小さくて
すわ子どもか?! と思っても
よく見ればヒゲっぽいとか肌の感じが~……
という人物も居るものだが。
「ネッちゃん」先輩は本当に
少年にしか見えないのだ。
オニールが恐る恐る尋ねる。
「ネッキー先輩……!
失礼ですがご種族は……?」
「普通にニンゲンらバーロー!!」
やっとオニールが「先輩」の名を普通に呼んだのだが。
やはりネッキー「先輩」は怒鳴るのだった。
「ネッちゃん先輩……!
フラウさんに追い抜かれたんだ?」
ウソ泣きか本気でか。
ミスティは悲しそうに言うが。
「上司ってぇガラじゃねえらけらっっ!!」
ネッキーを逆撫でしているだけだった。
「テメエ等おれをナメてんらろっっ!!」
とうとうネッキーは
其の場の全員に怒り出す。
「ネッちゃん先輩は
其れはお強い戦士なんですよw?」
フラウはふんわりと援護?する。
「其れはまあ、
俺もネッキー先輩とは武器戦闘はしたくないなw!」
オニールが苦笑いする。
「ふんっ!」
ネッキーはもう膨れてしまっているが。
此うして。
和やか……とも言えないのか、
夜勤明けの軽食が振る舞われたのだった。
オニール「やっ……っっっと……!
年末からの次話が更新されたな!」
ミスティ「はぁ……!
作者、何やってんのかしらね!」
オニール「ははは……!
調子?が、乗らなかった様だがw!
元々パソコンのバッテリーが
えらく低調だったのに抗ってw?
突発的に始めてしまったが
やっぱり気力がゴリゴリ削られた様だw?」
ミスティ「だらしない作者ねえ!
コンテストを意識したのも自分を追い詰める為?
の割には脱落しそうじゃない?」
オニール「まあ何とか一月は有るかw?
予定を組んで続けば良いなw?」
ミスティ「作者のケツを叩きましょう! ウマの様に!!」
オニール「アレ、ウマは痛くはない……筈だが
ヒトにやると本気で死ねる程痛いだろうw!
世には「鞭打ちの刑」ってのが有ってだなw!
実質死刑!! だなw!」
ミスティ「うーん……作者って、ニンゲン?」
オニール「おーいw! あんまり洒落に成らない発言だぞw?
じゃw! 今後に期待だなw!」
ミスティ「死に物狂いでやれい!」