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神秘のミスティ ―翠なる希望の戦乙女―  作者: 天野大地
第一章 リープタウンにて
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27. 「魔族」の出現

 「クゥロンアー」と名乗なのったらしきぎょうが。


本当ほんとうに“突然とつぜん”、しゅつげんした。



 じゃ教集きょうしゅうだんおこなっていた「しょうかんしき」が

成功せいこうしてしまったらしい。



 が。

いまはソレが何故なぜあらわれたかなど考察こうさつしているあいではない。


 生贄いけにえにされるところであったけい隊副隊たいふくたいちょうフラウをかば

新米隊員しんまいたいいんミスティは。

れはもう。



ソレと近距きんきょであった。



「わたくしはフェネック=ナハト=プリージョンともうします」


 警備隊隊長フェネックがミスティたちとは反対側はんたいがわから

ソレにかたける。


すると。


我々(われわれ)がおまねきしたかたさきはなけるとはキサマあっ!」

「「せろっ!」」


邪教集団がさわす。



 ミスティがフラウを介抱かいほうしているあいだ

ほかの隊員たちは邪教集団を拘束こうそくしていたのだが。


はんにして

フェネックはソレに話し掛けたのだ。



 当面とうめんてきは邪教集団だったのだが。


其れをほうっておいても

ず「異形」に対処たいしょしなくてはらないという判断はんだんであった。



 わりに?


大先輩隊員だいせんぱいたいいんネッキーが

戯言たわごとならべる邪教集団をなぐっていく。


 ネッキーはったじょうたいだとがらなので

はらなぐるのが主体しゅたいであったが。


今はネッキーが邪教集団を全員殴ぜんいんなぐたおしてはいたので

あたまなぐってだまらせる。


 やはり新米隊員のオニールは

殴るのにはくわわれなかったが。


黙々(もくもく)と邪教集団を拘束するのを

今もつづけていた。



 フラウは。

ほん調ちょうではないらしく

きんきゅうたいだというのに

どう緩慢かんまんであった。



 其んななか


フェネックは平静へいせいにソレに語り掛ける。


 よそおっているのであろうが。



たび何故なにゆえ

此方こちらへといらっしゃったのでしょうかクゥロンアー殿どの

らん」


 「異形」はなくこたえる。


其れでもやはり

「クゥロンアー」というのはめいしょうちがいないようだ。



 其処そこで。


オニールがくちす。


ぞくあく……ぞくばれるれんちゅう

精神生命体せいしんせいめいたいという存在そんざいらしいです。


 精神生命体というのは……

える姿すがた蝋燭ろうそくほのおの様なものだとか」


 オニールは語るのだが。

ミスティをうかがいながらだった。


 ミスティは宗教しゅうきょう関係かんけいがトラウマなのだが

「悪魔」よりは「魔族」とほうしょうはマシな様だ。


其れでもことく度

かたがビクンビクンとがるのだ。


 とっとき

いのちりになりかねない。



 内心ないしんやであろうが。


オニールは邪教集団を拘束しながら語る。


「炎というものは

燃物ねんぶつばなばしてけますよね。




 まり。


「召喚の儀式」とは火花を飛ばす様なものなのですね。


火花にたるものは……

はげしいかんじょうでしょう。




 しかしコイツ等は其れがかっていなかった。




けっ。 コイツ等は

女性じょせい無意味むいみ殺害さつがいしていったわけです。




 大方おおかた

コイツ等は女性達じょせいたちかせたままころしたので

感情なんかなみたなかった、という所でしょう!」


 オニールの声には。

おさえられないいかりがにじんでいた。



 しかし邪教集団は平然へいぜんと。


「くっ! 生贄はきていなければいけなかったのか!」

無駄手間むだでまだったな!」


其んなことって退けるのだ。



 たいしてフェネックは。


内心はかく

理路りろ整然せいぜんとオニールにく。


クゥロンアーとはたいしたままだ。


けっきょく

なにけだったのかな?」


「其うデスねえ~……?

いっしゅん。 みなこころひとつになった!

とかじゃあないっすかねw?」


 こころたりでもるのか。

オニールは苦々(にがにが)しい……というかまずかった、というかおをしている。


「感情というものは

じんなら何かをはげしくおもう、という所でしょうけどw!

やっぱり集団の心のいっっていうのがおおきいっすからねw!

 「サルのイモあらい」ってえ考実験こうじっけんが有りまシテねw?」

出来できるだけ簡潔かんけつべてくれないかな」


 みずすかの様だったが。


クゥロンアーと対峙するフェネックにはあせりがえた。



 オニールはわるくすることもなく述べる。

ようは集団にひろまったしゅうかん

出会であはずべつしゅうだん突然伝とつぜんつたわるってはなしです。

 ようしゅう団心だんしんって不思議ふしぎだなと!」


ほど。 炎にたとえるのは

みょう、というわけか」

 フェネックはかいした様だった。


オニールみにかしこいのであろう。



 フェネックは朗々(ろうろう)と語り出す。

おこしには大別たいべつしてふたつの方法ほうほうが有る。

可燃物を只管ひたすらねつする方法と。


やすいものに、


火花を飛ばす方法だな。

 集団の心が一致して

火花の役割やくわりたしてしまったか……!」


 フェネックも原因げんいんおもいたったか。

苦笑にがわらいする。


 所で可燃物を只管加熱する方法というのは

ふたつのこすわせる事だ。


 燃え易いものに火花を飛ばすというのは

別な方法に分けたかの様だが。


結局は可燃物をさら

しゅん間的かんてき高温こうおんやすくしているという訳で

げん一緒いっしょではある。


 「火打ひういし」がどうとしてはだいひょうであろうし

現代げんだい機器ききでも仕組しくみはわらない。



 かんきゅうだい


ネッキーはてる様に言う。

「ミスティの所為せいか」


なんでえええええ⁈」

 ミスティはまんさけびをげるが。


だれていはしない。



 しかしオニールは満更悪まんざらわるそうでもない顔で言う。

「悪いばっかりじゃあないさw!


 此れで!


アレを「召喚」するのに生贄なんからなかった!

ってしょうめい出来たんだからなあっ!」

後半こうはんにはいかりがあふれていたが。




 だが其れでも。

邪教集団には反省はんせいいろまったかった。

ミスティ「一寸ちょっと……!

    又2ヶ月以上更新ありませんなんて出たじゃないよ!

    いい加減にしろ作者‼」

オニール「うーむw!

    やっぱり新しいパソコンは揮わない様だなw!

     他作品もガッタガタだしw!」

ミスティ「言い訳かあっ!」

オニール「いやいやw!

    責めるだけじゃあ何も解決しないぞw?

     実は

    責めればスッキリとかいう愚か者が後を絶たんがw!」

ミスティ「愚かだってえのっ⁈」

オニール「ああ。


    誰かの非を責めれば

    正義でも為した気にでもなっているのだが

    実際解決していなければ邪魔なだけだろ?」


ミスティ「あー其ーねえ?

    じゃあ作者がどんどん書けば解決ねえ?」

オニール「まーどんなに言ったって

    新パソコン! ウィンドウズ11‼

    の使い難さは変わらんから

    作者の気分を盛り上げるしかないかなw?」


ミスティ「作者のケツばしばし鞭打って走らせたるわっ!」

オニール「ミスティは結局ソレなのかw!」

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