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神秘のミスティ ―翠なる希望の戦乙女―  作者: 天野大地
第一章 リープタウンにて
24/28

24. 隊長出陣

 けい隊隊員たいたいいんであるミスティは

女性じょせい連続殺人れんぞくさつじんけんって


もりなか

じゃきょう祭壇さいだんへと辿たどいた。


 害者がいしゃ生贄いけにえにされていたのだ。


今回捧こんかいささげられそうになったのは

じょう副隊ふくたいちょうフラウであった。



 フラウには

ミスティの特殊能とくしゅのうりょく……職業しょくぎょう森林戦しんりんせん」でかる

じるしけられていた。


しょくぶつらい香水こうすいであった。



 ごとフラウのもとへと辿り着き。

にえしきさいちゅう

じゃ教集きょうしゅうだんたおした。


実際じっさい倒したのは

角大先輩かくだいせんぱい

「戦士」ネッキーであったが。


 れも武器ぶき金属きんぞくきょうこん」を保持ほじして

左拳ひだりこぶしだけで全員ぜんいん倒したのだった。




「其うだぁw!

わたしひだりだけでたたかってげましょうw!

 すこくらいたのしめるかもれませんよw?」


「……なにってんだ? ミスティ……!」

 「ぶせ」オニールが

ジトでツッコむ。


「ネッちゃん先輩、まさに其んな大活躍だいかつやくじゃない!」

「其の()かためろっ()ぇ言ったろが!」


 ミスティはこん

ネッキーにツッコまれる。


 ネッキーはならびがわる

滑舌かつぜつくなかった。




 兎も角。


「副隊長はミスティが介抱かいほうしてやってくれ!」


 オニールは外套マントわたしながらうながす。


フラウはぜん

いし寝台しんだいかされていたから。



 だがミスティはいやそうで。

「此んなきったないの……!」

わるかったな?!

けど最低限さいていげん洗濯せんたくくらいはしてんよっっ!!」

オニールはきそう? だった。


 兎角(はや)

フラウを保護ほごしなくてはるまい。



 どうに。


なぐたおしただけの

邪教集団を拘束こうそくもしなくては成らない。



 其処そこで? ミスティが。

木々(きぎ)かってかざす。


邪教の祭壇のところは森がひらけていたので

とおくにてのひらを向けたのだ。


 すると。



しゅるしゅるしゅるっ! と。



細長ほそながなにかが

ミスティのもとんでくる。



 植物のつるであった。



「コレで殺人犯共さつじんはんどもしばって!」

 ミスティは其れのたば

ネッキーとオニールにわたす。


便べん()った」

 一言ひとことって

ネッキーがる。



 其して

ミスティはフラウの介抱、

ネッキーとオニールは邪教集団の拘束を其れぞれしていると。


「やあ。 もうわってしまったかな」


隊長フェネックが

何時いつぞやのとうともなってあらわれる。


 其の人物じんぶつは元は夜盗だが

法取引ほうとりひき」にって

警備隊のつだいをさせられているのだ。


 ミスティたち

皆慌みなあわてて敬礼けいれいしようとするが

フェネックはさえるぐさせいして。


さらに元夜盗にる。

筈通はずどおりに」



 元夜盗は本当ほんとう

姿すがたす、とばかりにる。



「隊長(みずか)ら此んな所に!」

 オニールがフェネックにたずねる。

と。


「副隊長がさらわれて

隊長がないわけにはいくまい?

 まあほん調ちょうせいするのも手間てまだったし

もうかたいてしまったようだがw」

フェネックは少々(しょうしょう)おちゃらけたふうこたえる。


「いやあ縛るのつらってくれ!」

 ネッキーは隊長(あい)でも

わり遠慮えんりょく言える様だ。


「やw! まない!」

 フェネックもくだけたようか。



 邪教集団は皆

はらなぐって倒されているので

しきり。

「こっ……後悔こうかいするぞ……!」

じゃしおって……っ!」

口々(くちぐち)えんこえく。



 つい。

「何言ってんのソイツ!」

ミスティはいてしまう。


 うらもの、というかニセ隊員のリモンドが

ちらりと言っていたのがになってしまったか。



 邪教集団のひとが。

とく意気いげかたす。


「くっくっくっ……w! じつはだな!


かみ」は! いや「神属しんぞく」は!!

人類じんるいかたではないのだっw!!」



   ビクビクビクッ



 ミスティが。


其れはもう体中からだじゅうでんりゅうでもはしったかの様に

ねかせる。


 其処でかさずオニールが。

「あーだからあくたよろうとおもったかっ!」

さっさとはなしげる。


 ミスティが宗教しゅうきょう関係かんけいにがなので。

オニールは話をぶったったのだ。



 じゃきょうは語りをめられて

面白おもしろくなさそうだが。


ぶっちゃけると其ういうこと

だったのだろう。


 邪教徒共はもう何も言えなかったが

見るからに皆(ふく)れた。



と。



巫山戯ふざけるなっっっ!!!!」



隊長フェネックの大喝だいかつが森にひびいた。

ミスティ「まー本作は間が開き過ぎですが!」

オニール「今話迄に仲本工事さんがお亡くなりになりました」

ミスティ、オニール「「ご冥福をお祈り致します」」


ミスティ「仲本サンと言えば!

    ドリフが人形劇で『西遊記』やってたんだけどっ!

     沙悟浄だったね! ね!」


オニール「マニアック過ぎるんだがっっっwwwww?!(大爆笑)


     其れからとうとう

    本編でもネタやっちゃってるよなっw?!(大爆笑)」

ミスティ「何時も愉快なミスティさんと呼んどくれっ?」

オニール「似合わねえよっっっwww!!!!(大爆笑)


     ……其れよか仲本さんな!


    交通事故でお亡くなりになったそうで!

     犯人は公表されていないのか?」

ミスティ「まー晒されたら


    公開処刑!!!! 待った無し!!!!


    だから?

     構わんと思うけどっ!!!!」

オニール「なー?

    運転手サンには気を付けて欲しいモンだな?」

ミスティ「現代社会だって死と隣り合わせだぞ! と!(嗤)

    クルマって罪な道具ねえw?(嘲笑)」

オニール「馬車の時代から轢き殺される事件は有ったが!

    キュリー夫人の夫! とかな?」


ミスティ「おー! 馬車ウマ!」

オニール「ミスティやっぱウマ好き過ぎるだろっ?(大爆笑)」

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