19. 露見
リープタウンという町の近くの森で。
ミスティが警備隊の先輩リモンドと対峙していた。
リモンドはしばし絶句していたが。
やっと、という風に口を開く。
「え……? 香水……って……?」
するとミスティは一気に畳み掛ける。
「フラウさんが行方不明に成る前の晩に贈った香水だっ!
詰まりっ!!
お前がフラウさんを攫ったんだっっ!!」
「一寸! 話が飛び過ぎなんだけどお?!」
リモンドに突っ込まれるが。
「恍けるなあっ!!」
しかしミスティは平行線であった。
「えっと……? 副隊長に香水を贈ったって何?」
リモンドが順序立てて訊く。
副隊長というのはフラウの事だ。
「フラウさんには香水を贈って直ぐ! 付けて貰ったんだっ!
香りが移っているのが証拠だろうが!!」
ミスティは吼えるが。
リモンドはニヘラっと笑う。
否。
嗤う。 であろうか。
「えーw? 香りが移るw?
勘違いじゃないのw?」
が。
ミスティは依然厳しい顔で。
「恍けられると思うなっ!
其の香水は私は絶対間違わない特別製だっっ!!」
しかしリモンドは尚嗤い。
「おれ先輩だよw?
其んな口利いて良いと思ってんのw?」
だが其れでもミスティは毅然と。
「犯罪者が先輩面するなっ!!」
言い放つ。
「……
くっ……w! クックック……w!」
とうとう。
リモンドは嗤い出す。
「おれに敵うと思っているのかw? 新米がw!」
だがミスティの返事は。
「先輩面するなと言っている! 犯罪者がっ!
しかも汚らしい裏切り者がっ!!」
「いやあw?
最初っから警備隊には潜入する気で入ったからw!
初めから味方と思っていないw!
拠って裏切りではないw!」
リモンドは全く悪びれないのだが。
ミスティは悔しがるでもなく嫌そうに顔を顰める。
「うわあ……!
オニールが思った通りの事言ってるわあ……!」
「ほおうw? 今年の新米は優秀だなあw?
此れは。
さっさと刈らなきゃいけないなw?」
リモンドは凶悪な笑みを浮かべる。
正体を現した、
と断ずるべき所だ。
「はっ! 出来るもんならやってみなさい!
返り討ちだけどねっ!」
ミスティはずっと強気だ。
「おいw! だから敵うとでも思ってんのw?」
リモンドの方も余裕だが。
「さあ?
お前別に実力ひけらかしていないでしょ?
其れで分かれって方が頭オカしいんじゃない?」
ミスティはさらっと返す。
「おいおいおい……!
コレで恐がりもしないって……w!
命知らずのバカってヤツかよw!
居るんだなあw?」
リモンドは愈々あくどく嗤う。
だが。
ミスティの方はというと。
冷酷な無表情で。
「お前こそ後悔しろ!
私の職業は!
「森林戦士」だっ!」
言い放った。
ミスティ「投稿……久し振り……!」
オニール「はっはっは……! もう笑うしかないな!」
ミスティ「だって本作ってさ?
一部分の文字数、投稿しようと思ったら
其の日に書けちゃう位じゃない……?」
オニール「まあ其うなんだがw! 作者の書ける文字数がなw?
週九千文字少々って所なんだろうなあw? ってなw!」
ミスティ「フザケないでよ! メインの連載でいっぱいいっぱい!
って事じゃないよ!!」
オニール「なーw? 其れ以上は出来そうでいて
実際出来ていない
というのはやっぱり
週九千文字少々がそろそろ上限!
という事なんだろうよw?」
ミスティ「ええい!
やっぱり作者のヤツ馬車ウマの様に
ケツを鞭打つしかないわ!」
オニール「だからヒト相手にソレやったら死ぬからなw?
ウマはやっぱりヒトに比べて効かないから
ソレが……指示の手段なんだなあw?
後蹴ったりとかw!」
ミスティ「電気なんかはヒトより弱いって言うけどね?」
オニール「まあ其うだがw! 其んな知識どうする気だよw?」
ミスティ「うーん……! 電気技無いかなあ……?」
オニール「ミスティには無いだろっw!
「森林戦士」とか言っているんだしw!」
ミスティ「うん! とうとう私のクラス発表ね!」
オニール「英語っぽく言えば「プランティアン」って所かなw?
植物っぽい技を使う……ヒト? だなw!」
ミスティ「何よ其の失礼な言い方!」