18. スニークミッション?
夕食の後。
ミスティは一旦は寮に入っていった。
同僚の目も有ったからである。
其して自室の窓から。
「絞殺植物の蔓!」
との声と共に。
ミスティが地上に降りる。
手には一見ロープの様なものを持っている、
かみたく見えるが。
ロープの様な細長いものは緑色く光っており。
伸縮自在らしかった。
右手だけでぶら下がったまま。
壁を蹴って降りてゆく。
「……クモか何かみたいだなあw?」
オニールが寮の敷地内で待っていた。
「失礼ね!」
ミスティはやはり
オニールには即反発する。
オニールの言い様も言い様だが。
ミスティが地上に降りると。
「蔓」は吸着も自在なのだか
しゅるりとミスティの右手に吸い込まれ。
右手は何事も無かったかの様だ。
手袋に穴が開いている訳でもない。
オニールも気を引き締めた表情と成る。
「行こう!」
とはいえ
町を出るには
どうしても周回している「門番」に出会す。
「む? ……何処に行く気だ?」
「門番」自身が個人を特定させない格好なので
同僚ではあるが名前では呼び掛けてはこない。
「はははw! “事件”を追って! ねw!」
オニールは「門番」に軽く答えるが。
ミスティは外に駆け出す。
「おーい! 落ち着けよ!」
オニールが制止するも
ミスティは聞かず。
右手から「蔓」を射出する!
「蔓」はかなり長い部分が地面に張り付き。
ミスティ自身を其処迄引っ張る!
やはり「蔓」は伸縮自在なのだ。
引っ張られて勢い付いたミスティは。
今度は左手から「蔓」を出す!
其して交互に
「蔓」を前に飛ばして地面に張り付けては
自身を引っ張り。
所謂「ターザンロープ」の様に
人力以上の速さで森へと突撃してゆく。
「一人で行くなあ!!」
後ろから。
オニールの声が空しく響いた。
ミスティは耳を貸さない。
ミスティが森に入ってしばし。
「んお?」
ばったりと出会ったのは。
「おー、ミスティちゃん?」
先輩リモンドであった。
「仕事終わったろー?
何やってんのw?」
リモンドが尋ねるが。
「……」
ミスティは黙りだ。
其れだけなら何時もの事だが。
今は何時も以上に顔が険しい。
気付いているのかいないのか。
リモンドは何時もの調子だ。
「オンナノコが夜
ヒト気の無い所歩いちゃいかんぜえw?」
「お前! クサい!」
「……え?」
突然ミスティがぽつりと、
しかししっかりと言い。
リモンドは一瞬呆然とする。
が、はっとすると。
「ヒっっドいなあ?! ミスティちゃん!
其りゃあ男は体臭強いって言うけどっ!」
リモンドは捲し立てる。
のだが。
「恍けるな!」
ミスティは全く取り合わない。
流石にリモンドも訝し気に成る。
「おいおい? 話が噛み合っていないよね?
大丈夫か? ミスティちゃん!」
しかしやはり
ミスティはリモンドの言葉に対しては反応せず。
だが。
決定的な一言を放つ。
「お前!
フラウさんに贈った香水の香りが付いているのを
どう説明する気だ?」
「 」
リモンドは。
一瞬、反応出来なかった。
ミスティ「まーた……! 本作は後回し気味ですっ!」
オニール「仕方ないかなあw?
作者は「2ヶ月更新がありません」なんて
表示されるのもキライだから
危うかった作品も有ったしw!」
ミスティ「手を広げ過ぎねえ?」
オニール「其れを言ったらw! 先ず非難されるのは
新しく始めてしまった本作! だぞw?」
ミスティ「理不尽ねっ!」
オニール「……其うかあ……?」
ミスティ「本作をどんどん投稿しなきゃあ!
コンテストタグ付けたんだし!」
オニール「自分本位かっっwww!!
……まあ。 文字数制限は無い様だが!
だからって半端じゃあ評価されないだろうしなあ?」
ミスティ「ねえっ? 本作未だ
ブックマーク0!!
だし!」
オニール「ああ……! 悲しいなあ?」
ミスティ「下手すると
5部分位で何万何十万って作品も有るんだけどっ?!
世の中イカれてんじゃあないのっ?!」
オニール「ははは……! ソレは書籍化作家様だろw?
比べるのが間違いってヤツだw!」
ミスティ「ブックマーク1を望むのも高望みだってのかあっ!!」
オニール「其れは……
先ずは投稿時刻を気にしつつ
地道に数投稿しないとな?」
ミスティ「短時間に何十部分と!」
オニール「ソレは運営様にアカウント剥奪されるから
絶対に止めておけ!!
何しろ実例が有った様だからな!」
ミスティ「そもそも連載を短時間に投稿連発って。
目立ちたいのだかセコいマネ過ぎるでしょう!
小出しに連発しないで一部分で投稿しろよ!!
モノよね!」
オニール「まあスポーツマンシップというか?
正々堂々と競いましょう! ってモノだな。
いやしかし書籍化するには
すれすれコスいマネが必要そうかなあw?」
ミスティ「「お便りコーナー」とか
みんなキタナいもんね!」
オニール「おいミスティw! お口塞ごうかw!」