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神秘のミスティ ―翠なる希望の戦乙女―  作者: 天野大地
第一章 リープタウンにて
16/28

16. 裏側の思考戦

 けい隊本たいほんたいちょうしつ


隊長フェネックはしつづくえいているが。


はい人影ヒトかげがすっとあらわれ。


ミスティがさけんだ。


まえはっ!! と。



 フェネックは苦笑にがわらいする。

「おや、ミスティアナ隊員は

まえばわりはきらいなのではないのかなw?」

「だからいやなヤツに使つかうのです!」

 ミスティはんなところ即答そくとうする。


「ひっどい性格せいかくしてるなオマエ!」

 オニールがツッコみ。

「オマエってうなあっっ!!」

ミスティは其れには即反発(はんぱつ)する。


 

 けっきょくところ

フェネックの背後に現れた人物じんぶつは。


とう、であった

くろずくめの怪人物かいじんぶつ


だった。


 フェネックはなんとはなしに言う。

かれにはそう協力きょうりょくをしてもらっている」


「「法取引ほうとりひきってヤツでスか?」

 オニールがそく反応はんのうし。

「其ういうことだ」

フェネックががるこたえる。


 此処ここでミスティがたずねる。

「シホーカイボーってなによ?」


「カイボーじゃあねえええええええええ!!


 取引!! 「司法取引」な!!」

 オニールがぐにツッコんだ。

「ぶっちゃけ、

警備隊のやくてばつみかるくしてやる!

って事なっ!!」


「其んな事(ゆる)されるの?」

 ミスティは嫌そうだが。

なかきれいごとだけではまないのだよw」

フェネックが其う言ってしまう。

とく今回こんかいはなw!」


「え? やはり?」

 オニールが何やらかえし。

「うむ」

フェネックがうなずく。


「何がよっ!」

 ミスティにはやはり

いてけないはなしだったが。



オニールがにくそうに。



重々(おもおも)しくげる。



「やっぱり。

内通者ないつうしゃようだ……」




「だからこそ。

がいから警備隊をさぐれる

「彼」のたちちょうだったわけだw」

 フェネックは。 説明せつめいする事で。

オニールの言う事を肯定こうていした。


「許せないっ! だれなんですっ?!」

 ミスティは激昂げっこうするが。

「おーいw! 暴走ぼうそうはするなw?

 決定的けっていてきげんでもないのに

突然犯人とつぜんはんにんだろーとかかってくなんて

最悪さいあくこうだからなw?」

オニールがおさえ。


「其ういう訳で断言だんげん出来できないなw」

フェネックがやんわりと誤魔化ごまかす。


「其んなっ! 誰だか聞いておくくらいは……!」

 ミスティはがるが。

ちがっても聞かせちまったら

ろくな事にらないらいしかえないw!」

やはりオニールが抑える。

 ちゃしているかの様だが。


「其ういう事だ」

 フェネックも賛同さんどうする。


「何でっ!」

 さらつのろうとするミスティに。


流石さすがにオニールもけわしく成る。

信用しんようされていないんだよミスティ!

いいげん気付きづけ!」


わたしうそきだとでもっ?!」

 ミスティはオニールにははげしくかえすが。


 オニールはつめたい目付めつきで言う。

「いや? 其れはい。

が! しかし!


バカにはかたしくないんだ。


誰でもな!」


「何だとおっっ!!」

 愈々(いよいよ)ミスティもおこすが。

「ミスティアナ隊員!」

此処でフェネックがぴしゃりと言う。


だい分時ぶじかんぎたが?

にち常業じょうぎょうこなしなさいと言ったはずだぞ?」



「うっ……うぅ~う~……!」



 とうとうミスティはしてしまう。


「あー……! どうしましょう?」

 オニールがこまってしまうが。

「ミスティアナ隊員は。 今日きょう無理むりだなw!

わたしがていようかw?」

フェネックの提案ていあんには。


「いやー……! コイツ(ミスティ)

ていじょうから複雑ふくざつなんで……!

隊長にごろうをおけしても

まった甲斐かいいのではないか、と」

オニールは定的ていてきだった。


「ふむw! では其処のソファにでもすわっているかね?

お茶は出せんがw」

 フェネックが言うのは。

隊長室の応接おうせつセットだ。


 が。 オニールは。

「いやあ……! まちまわりだったら

コイツなだめながらでも何とか出来るとおもうので!

行ってきますw!」

しょくちゅうじつなのか

隊長の目の前は嫌なのか、だった。



「其うか。 残念ざんねんだw」

 此のときのフェネックは。

意地いじわるそうなニヤリとしたみであった。

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