食品の恋
「転校生を紹介するも~」
ここは食立 食料学園高等部 2-2
まだまだ未熟な食品候補生が集まる学校である
ちなみに私の名前はナツ、ピーナッツのナツである
(名前が安直なのはきにしたら負け)
ちなみにこの声は天の声である
昔エア友達と遊んでたら話しかけられた
難しいこと考えるわりにバカだったりする
心は読めないし能力もないただの声だ
しかし私はその事を口にしない、何故なら物語が進まないからだ、天の声によるとこの物語はまだ始まって数秒らしい、さらにこの世界は恋愛小説のつもりらしい、転校生が来るということは私はヒロインではなくサポート役ということだ天の声がいるからだいぶ楽に進められる。
「転校生のチヨです!チョコレートやってます!」
「あっ天使」
パッケージと銀紙み包まれた茶色の肌、少しはだけている胸元、そしてなにより、美人である
(すごく、板チョコです…)
でしゃばんな天の声、いつもならそう思っただろう、しかしこの日は違った
「一目惚れしました!付き合ってください!」
私は告白に夢中だった
「「「「(ええぇぇぇぇぇぇ!?!?)」」」」
クラスメイト+αが驚きの声をあげる
「えっ……あの…よ…よろしく…お願いします…」
この日、カップルが誕生した