ミミ•ミミック
掲載日:2021/02/06
ある時、この世界に一つの黒い球体が遥か上空から降ってきた。
そして、その球体が、どこかの地上に降り立つと、球体の中央から丸い穴が空いた。
その穴から何も出ることはなく、1時間ほど経つとゆっくりと穴が閉じて上空へと消えていくのでした。
その球体が消えてから、一週間が経つ....。
この世界の人たちの体に、少しずつ変化が現れるのだった。
その変化とは、耳が小さくなっていくというものであり、次第に耳が無くなってしまうという変化であった。
個体差により、なくなる時差はあるものの、最終的に耳を失うのは変わらなかった。
そして、耳がなくなると聴力も失うことも意味していた。
そうしていくうちに、世界中の人たちはパニックに陥っていった。
パニックになった世界に、遥か上空から赤い球体が大衆の前に降り立った。
突然の赤い球体に驚いた人たちを無視するように、赤い球体の中央から丸い穴を出現させた。
そして、丸い穴から沢山の耳のようなモノが飛び立つと、世界中の人たちの体にくっついた。
くっついた耳のようなものは、ウネウネと芋虫のように動きながら、人々と同化していくのであった。




