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青緑草
草が青みがかった緑色だな。
丸で天の色と木の葉の色が混ぜたみたいな色なんだ。
「ようこそ、我が中陸連合大公国へ!」
辺りを見渡すとなんか和風とロシア風を混ぜ合わせたみたいな面白い服の人が見えてきた。
そしてソイツの後ろには森が。
「なあ、爺さん、ここなんかアッチイからあっちの森へ行こう」
「そうだな。後、爺さんと呼ぶな。我が中陸連合大公国大公、大公平長だ」
「んじゃ、公でいいっか」
「…やはり爺さんにしておこう」
へへ。
「さて、名乗ってもらおう」
「安稚陽郎だ」
「では、安稚君、単刀直入に言う。この丗畍の魔王になりたまえ」