表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

おまけ

「……やっぱり聞かなかったか。」


少年は行方不明事件となって騒がれている記事が書いてある新聞を読みながら呟いた


「半分はあの子の自業自得だしね……この神社に向かうたび死相が濃くなったから忠告してあげたのに」


少年はため息をついた。


――そして思いついたようにあの弾釣神社に向かった。


「それじゃあ……君が恨みを忘れて安らかに眠れる日を祈るよ」


ヒグラシの鳴き声が聞こえる中、誰もいない神社の前で少年は誰かに話しかけるように独り言を呟いた。


「……あの金髪の子は残念だったけど、気弱そうな子は辛うじて聞いてくれたから良かったな。」


弾釣神社を後にした少年はそう呟きながら弾釣神社がある坂を降りて行った。


「由征……」


少年の本名を呼ぶ声が聞こえ、その方角を見ると少年より体格のいい短髪の少年が立っていた。


「雄一郎……どうした?」


「どうしたじゃねえよ、お前が勝手にいなくなったから探せって言われたんだよ」

「ふふ、それはごめんね……」

「お前心臓弱いんだからあんま遠くに行くなっての! さっ、帰るぞ!」


短髪の少年が少年の手を引く。


「わかったわかった……」


少年はクスクス笑いながら短髪の少年が手を引く方向について行った。


END

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ