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よくある王子様とお姫様の話

作者: みいな

むかしむかし、まだ魔法があった時代、あるところに王子様が住んでいました。

王子様はお姫様のことを愛していました。

2人の仲の良さは有名で、みんなが微笑ましく見ていました。



ある日、お姫様は寝たまま目覚めなくなってしまいました。

どんなに耳元で大きな音を立てても、王子様が目覚めの口づけを送っても、お姫様は起きません。

何の病気か分からないまま、お姫様は日に日に衰弱していきました。



王子様は国の外れに住んでいる、何でも知っているという魔女を呼びました。

魔女が言うには、この病気を治すためには、山を3つ越えた向こうの花畑に咲いている花のつぼみを薬にする必要があるそうです。

しかも、そのつぼみは病気になった人を心から愛している人が、何の生き物の手も借りずにたった独りで取りにいかなければいけません。



王子様は歩いて花畑に向かいました。

山にはたくさんの魔物や野生の生き物がいましたが、丸2日歩いてやっとの思いで花畑に辿り着きました。



花畑のとても美しいところでした。

見渡す限り花が咲いていて、つぼみは見当たりませんでした。

王子様はまだつぼみの花を必死に探しました。



そしてとうとう崖の端にまだつぼみのままの花があるのを見つけました。

王子様は崖が崩れないようにそうっと近づきました。

そしてつぼみに触れた瞬間、崖が崩れて王子様は落ちてしまいました。



お城で王子様を待っていた人々は、何日経っても王子様が帰ってこないので不安になりました。

そこで、魔女を呼んで王子様はどこにいるのかと尋ねました。

魔女は言いました、「王子様は崖から落ちて亡くなったのだ」と。



人々は嘆き悲しみ、花畑に王子様のお墓を建てました。



fin.




読んでくださりありがとうございました!

初めて書いた作品なので、皆さまにお見せすることができるクオリティか不安です…


誤字や似たような作品がある場合はご連絡ください。

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