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転生したら綿毛  作者: 直哉
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目覚め

うっっ。


確か、おれは残業をしていて、

部下が帰ったあとに心臓が痛くなって、、

そうそう、それで綿毛になって

妖精と出会って竜を助けたんだっけ。

なんかすごい夢見てたな、、

よし、起きるか、、


ん??なんか目の前にめっちゃくちゃデカい竜と泣きじゃくってる小さな妖精が、、


む!!起きたか!小さきものよ!死んだかと思ったぞ!


ちょっとぉ、私を置いて死なないでよぉぉ

うぇぇーんんん


なんかすごいことになっているが、やっと状況が呑み込めてきた。


つまりおれは、ガイアの封印を吸収したあとに、あまりの力に身体がパニックを起こして、倒れたのか。


いやぁ、心配かけて済まなかったな!

安心してくれ!無事だ!

ちなみにどれくらい寝てた?1時間とか?


阿呆め。3日は寝てたぞお主。


3日!???

そりゃ、死んだと思われるな。


それわ、迷惑を掛けたな。

すまんすまん!


いや、お主は我の封印を解いてくれたのだ、感謝はあっても怒ることなどないさ。

それに、あのクソ魔王と姐上の封印を本当に解除するとは思えんかったぞ。


ほんっとに、心配したんだからね!

祠について、急に眩しい光がでたと思ったら、倒れてさ!

もう、次は心配かけないでよね!


こっちの世界にきて、こんなに心配してくれる奴らに会えたなんて、おれは幸せ者だな、、。



おっ。待てよ。

封印を吸収したってことは、能力もめちゃくちゃあがってるんじゃね?

どれどれ。


ステータスオープン


フォンっ


【名前】なし

 【種族】綿毛の王

 【称号】転生者 元妖精女王の加護

炎竜の加護

 【レベル】200

 【体力】1000000

 【魔力】5000000

 【スキル】付着 吸収 上級回復魔法

空間魔法 上級精霊召喚 毒霧 飛行 糸使い 魔鉱創造 影移動 幻覚 魔眼 念話 上級結界 時空間分離 上級吸血魔法 上級炎魔法

炎竜召喚 灼熱魔法 飛行魔法 瞬間移動

亜空間創造 上級悪魔召喚 攻撃無効化

感覚無効化



 【魔法】

  創造魔法 上級

森羅万象

  万物想像


おお。種族が王になってる。

それになんかすんごいスキルをめちゃくちゃ獲得している。

そりゃあ、3日も寝込むなこれわ。


おそらく、身につけたスキルに身体が追いつかなかったのだろう。


おい。ステータスばっかり見らずに我らにも構ってくれ。

小さきものものよ。


そうよ!やっと話せるとおもったのに!!


お、おう。すまんすまん

それより、小さきものって、、。

なんかもっとかっこいい呼び方にしてくれよ。

健二はちょっとこの身体に合ってないし。


確かに、貴様にはまだ名がないからな。

なんて呼べばいいのやら。


これわどう?もっふんとか!

かわいいでしょ!


却下!!!


もっふんとかたまったもんじゃない。

ラミアには名前は絶対に決めさせないときめた。


うむ。では我がお主に名をやろう。

名とは本来高貴なもの。

名を持つ魔物は、ネームドと呼ばれ能力が大幅に向上するのだ。


へぇ。名前ってそんな大事なものなのか。

じゃあ頼む!!カッコイイのを期待しているぞ!


うむ。決めたぞ。

お主の名は、グリアだ!!

この世界の言葉で花の精という意味がある。


おお!なんかカタカナでかっこいいし、

おれのフォルムにもちょうどいいな!


うんうん。確かに私のもっふんも捨て難いけど、こっちも素敵ね。


じゃあ、今日から俺はグリアと呼んでくれ!


種族名 綿毛の王に名がつけられました。

これにより、進化の義を執り行います。


おお、なんか声が聞こえてるぞ!


うむ。進化の声であるな。

おそらく、お主の望む力が手に入るだろうよ。


おお、そーなのか。

楽しみだな。

って、なんか眠くなってきたな。


うむ。それが進化の義だ。

一眠りしておけ。


って、また寝るのかよ!!!!


バタっ



んっ。。


お!やっと目覚めたか!

お主は寝すぎなのだ。


おはよう!グリア!!どう?

なんの力を手に入れたの?


おお、おはよう。

ちから??

あっ、そうだった。なんだろう。


ステータスオープン


フォンっ


【名前】グリア

 【種族】綿毛の王

 【称号】転生者 元妖精女王の加護

炎竜の加護

 【レベル】250

 【体力】1500000

 【魔力】5500000

 【スキル】付着 吸収 上級回復魔法

空間魔法 上級精霊召喚 毒霧 飛行 糸使い 魔鉱創造 影移動 幻覚 魔眼 念話 上級結界 時空間分離 上級吸血魔法 上級炎魔法

炎竜召喚 灼熱魔法 飛行魔法 瞬間移動

亜空間創造 上級悪魔召喚 攻撃無効化

感覚無効化 擬人化



 【魔法】

  創造魔法 上級

森羅万象


おお!レベルもあがってる!

それに、擬人化?なんだこれ


まさか!!


擬人化発動!!


むっ。なんだ!!眩しいぞ


なになに!!!


おぉ!!!グリアが人間になったぞ。


ええ!すごっ!めっちゃキレイな姿。


正直、これはめちゃくちゃ嬉しい!

どうやら、擬人化というスキルを使うと、見た目が人間になれるのだ。

何より、人間ということは、味覚があるだろ!

これでやっと味のしない日々から解放される、、、。


よし!!完璧だな!!


うむ!完全に人間にしか見えんぞ。

内に秘められてる力は化け物だがな。


すっごいよ!!さすがグリア!!


ありがとよ!ラミア!


って、ガイア、。化け物って。

そういえば、レベルとか体力とか魔力って何が平均なんだ? 

この数値はバケモノなのか?


そうか。そこから教えなくてはいけぬのか。


はいはい!!私が教えてあげる!


えっとね、まずレベルに関してだけど、

そこそこ強い人間がね、レベル5とか!!A級の魔物でレベル200とかかな!

S級がレベル500くらいかな。

SS級になるとレベルが1000とか!


体力は文字通り体力ね!

エネルギー量ともいうの!


そこそこ強い人間が 50000

A級 100000

S級 500000

SS級 1000000

ってとこかな。


エネルギーがないと魔法は使えないのよ。そして、この数値がそのエネルギーを蓄えることができる限界値ってわけ。


そして魔力がこんな感じね。


そこそこ強い人間 50000

A級 100000

S級 500000~10000000

SS級1000000~


って感じね!!


ふむふむ。なるほど。

っておれ、レベル以外の数値全部SSじゃねーか!

レベルだとA級か。


充分なバケモノだな。


そういえば2人のステータスはどんな感じなんだ?


うむ。ステータスか。

久しくみておらぬな。

これである。


【名前】ガイア

 【種族】炎竜の王

 【称号】破壊の王

 【レベル】1500

 【体力】2000000

 【魔力】8000000

 【スキル】

空間魔法 竜眼 念話 上級結界 時空間分離 上級炎魔法 灼熱魔法 瞬間移動 上級悪魔召喚 攻撃無効化 感覚無効化 擬人化

絶対破壊


 【魔法】

  森羅万象

  万物想像


おお!さすが伝説の竜なだけある。

強すぎる。

ん?まてよ


なぁ、ガイア。お前も擬人化もってるのか?


む??そんなスキルもっておらんが

むむ?擬人化があるではないか!!!


おお!気づかなかったのか!

おそらく俺と魂が繋がったから、俺のスキルもガイアにうつったんじゃないか?

ちょっと人になってくれよ!!


うむ。よかろう。

これが我の人の姿よ。


擬人化!!!


ガイアが光に包まれた。

そして、光から出てきたのは

めちゃくちゃ身体の引き締まったイケメンだった。


くそっ、、なんか負けた感がつよい。


うむ、やはり人間の身体だと動きづらいな。


ガイアくん。何を言ってるのだね。

人間になれたということは、味覚も人間と同じということ。

それ即ち、人間の料理が美味しく食べられるということだよ。


むむ!!たしかにそうであるな!

さすがグリア。お主は発想までもが天才であるな。


だろう??


って、、ん?なんか落ち込んでるやつが1人いるが、。


おい、どうしたラミア?


うえーーん、、私のステータスがぁ


ん?お前のステータスがどうした?


うむ。なにをそんなに落ち込んでおるのだラミアよ。


見てこれ、、。



【名前】ラミア

 【種族】上級精霊

 【称号】元精霊女王

 【レベル】10

 【体力】10

 【魔力】10

 【スキル】

空間魔法 精霊召喚 


 【魔法】

  創造魔法 精霊の住処

  超回復


たしかに。これわ落ち込むな。

あんだけSS級とか豪語しておきながらこれだとな、、。


まあ、そんなこともあるよ、

元気出せよラミア。


うぅ。昔はもっとすごかったのよ?

レベルもガイアっちと同じ1500だったし、、


うむ。お主はあれか。代替わりしたてなのであるな。


うん、、、そうなの。


ん?代替わりってなんだ??


あのね、精霊女王はね、数千年に一度代替わりって言って力を他の精霊たちに分け与える時期があるの。

そして、力がなくなった精霊女王は、また一から力を貯めていくの。


もうね、なんで貯めた力を渡さなくちゃいけないの!?ってふと思っちゃって、

精霊の迷宮から逃げ出してきちゃったってわけ。

そしたら、新しい精霊女王が誕生しちゃってて、わたしが追い出されちゃったのよ。


うう、、。なんて不憫な奴なんだ。

かわいそうに。、


んま、あれだ!

気にするな!これからは俺たちがずっと一緒にいてやるよ!

なぁガイア?


う、うむ。だから元気出せ。ラミアよ。


うっうっう。

ありがとうぅぅぅ


とまぁ、あれだな。

人のステータスはむやみやたらに聞くものではないということを学んだよ。

人の傷を抉る時があるかもだしな。


よし!!そろそろこの神殿からでないか!!!


む!その言葉を待っていた。

我もここから出たくて出たくてたまらんかったぞ。


そうね!!気を取り直していきましょ!!


ということで、俺たちはこの神殿から出ることにした。


 

 


  



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