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転生したら綿毛  作者: 直哉
21/29

ジュークVS勇者

む!なんだここわ!!!


ようやく来たか。

貴様はここで俺が相手してやろう。


始まりましたか。

グリア様の話ですと、どうやら勇者は悪魔と契約をしているとのことでしたが、

なるほど。なるほど。

以前の私と同格の悪魔ですか。

まあ、今の私では相手にもなりませんが、

ジュークでは少々荷が重すぎますかね。

まあ、ジュークは私の試練を乗り越えた者。少々大きな力を手に入れ、はしゃぎすぎていますが、

ここらで1回お灸を据えるいい機会かもしれませんね。


今でも、我が偉大なる主人グリア様との出会いを思い出すと胸が高鳴ります。

以前まで私も、悪魔の世界では今のジューク同様力に溺れていました。

ただ、グリア様から召喚されたあの瞬間、私は悟りました。

ああ、この方には適わないと。

そして、この方と共に歩んでいきたいと。

正直、あそこまでの力を秘めている魔物など見たことがありません。

悪魔とは本来、魔物の上位互換。

その常識が完全に通じなかった。

ああ、はやくこんな闘い終わらせて、

グリア様のそばにいたい。

ジュークよ。こんなザコ相手に手こずっていては、グリア様へ合わせる顔がありませんよ。

はやく終わらせてしまいなさい。


はあ、はぁ、

分かってますよ師匠。

くそっ。悪魔と契約とはこんな桁外れの力になるのか。


ぐははははははははは。

貴様ごときが我に立ち向かおうなど1000年早いわ。

私は勇者。お前はゴミ同然の亜人。

身の程をしるがいいゴミめ。


くっ。

おれは、身につけた大きな力に過信しすぎていたのかもな。

だが、勇者ごときにこんなザマだ。

これでは、グリア様の力になんて到底なれない。

こんなんで、エルフの長なんて笑えるぜ。

こんなんだと、ミーナににも顔向けできないな、、

エルフの長として、グリア様の眷属として

必ず必ずやグリア様に勝利を、、、、、、


そして、ここで諦めない強い心と絶対的なグリアへの忠誠が、ジュークの眠っていた力を呼び起こした。

エルフの長とは本来、長になったと同時にエルフの長固有のスキルに目覚めるもの。

ただ、エルフ狩りというあの辛い過去があり、自分の中でまだエルフの長としての自覚が足りなかった。

それが、この闘いを経てついに、ジュークはエルフの長としてのスキルが開花したのだ。

そのスキルの名は、運命改変。

自らが望む結果へと運命を書き換えるスキル。

このスキルにより、防がれていた攻撃が当たるようになっていった。


くっ。何だ急に。

なぜこの私に攻撃が届くのだ


はあ、はあ、はぁ。

これで、まだおれは戦えるぞ、、


ほう。ジュークの奴。

ついに力が目覚めましたか。

なかなか面白い戦いになって来ましたね。


行け!!獅子王の息吹


ジュークは上級風魔法を発動した。

この魔法は、1発は大きいが敵に当たる確率が低い魔法。

なぜなら、魔法を繰り出すまでに時間を要し、魔法自体も速度がないからである。

本来だと、こんな攻撃は勇者には当たらないのだが、ジュークの新たなスキル

運命改変により、獅子王の伊吹は絶対的に当たる最強の技へと進化したのだ。


ぐああああああああああ

やめろううううう

痛い。熱い。

やめてくれぇぇ


ドサっ


やったか、、、、、


いえ、ジューク。まだです。

悪魔が解き放たれますよ。


くっっ。

なんて力だ、、、、


ふはははははははは。

やっと、この世に開放された。

全生物を皆殺しにしてやる


やれやれ。これはジュークにはまだ早いですね。

いいでしょう。私が相手となりましょう。


なんだ貴様。

おれと同格の悪魔か。

初めて会ったな。


ふふふふふ。

貴様ごとき羽虫と私を同格とは笑えますね。

冗談も休み休み言ってくださいな。


キッキ様ァァ。

これでも喰らえ


勇者と契約していた悪魔は、黒い玉をベルアへと放った。

この玉は、本来対象物に当たった時点でその相手を永遠の闇へと誘うもの。

古代魔法の1つである。


師匠!!!!


ふん。こんな攻撃。

私には効きませんよ。


ベルアはその玉に、避けることなく立ち向かっていた。


は!ばかめ!気でも狂ったか?

永遠の闇の中で、己の弱さを呪いな


玉がベルアにぶつかった。

しかし、ベルアは消えることなく悠然と佇んでいる。


な!!なにをした!!


ふふふふ。

こんな攻撃私には効かないと言ったでしょう。


ジュークは驚きを隠せなかった。

なぜなら、あの黒い玉をデコピン1つで消滅させたのだから。


あなた、うるさいですね。

ただ、あなたの魔法。なかなか見る目があります。

鍛え直して、私の部下にしてあげましょう。


は??

何を言っている


悪魔は今起きている自体が理解できなかった。

なぜ、自分の攻撃が簡単に防がれているか。

そして、部下?

悪魔が組織を作るなど聞いたことがない。

そして、ここまでコケにされたのは長き生を受けてから初めてのことであった。

そして、そのあまりのバカにされっぷりに完全にブチ切れた悪魔。


貴様ァァァ

殺してやる!!!

これで消滅しろ!!


先程の黒い玉の数倍はある玉をベルアへと放った。


なるほど。なるほど。

闇の力を操る魔法ですか。

面白い。

それに今回のは、先程の闇魔法に時空間魔法が合わさってますね。

2つの高等魔術を使えれる能力。

合格です。

ただ、そろそろ格の違いを教えてあげなくては。


パチンっ。


ベルアは時を停めた。

そして、あの悪魔が放った魔法を自分の魔法でかき消し、悪魔へ精神魔法をかけた。

この精神魔法は、相手へ真の恐怖を植え付け閉じ込め続ける魔法。

そして、そこに時空間魔法の上級魔法を使い1秒が1万年の世界へと誘った。

つまり、あの悪魔の脳内ではこれから数億年もの恐怖を味わい続けるのだ。


ベルアは停止した世界を元に戻した。


ふふふふふ。

これで少しは懲りるでしょう。


師匠、、、、

これわ一体、先程の攻撃が消え

悪魔はピタリとも動きませんが。


ジュークよ。

これくらいのザコに手も足も出ないようではまだまだですね。

この戦いが終わったらゆっくりと鍛え直してあげましょう。

1万年でも私は付き合いますよ?


はははははは


ジュークはこの戦い後の、訓練に冷や汗が止まらなかった。


まあ、勇者は悪魔が抜け死にましたし、悪魔ももう愚かにも私に刃向かったりはしないでしょう。


それでは、出るとしますか。


はい、、、。

それで、ミーナは大丈夫でしょうか?

シアにも悪魔が付いているとのことでしたが、、


ええ、そちらこそ問題ないでしょう。

ミーナへはガイア様がついていますので。


はぁ。大丈夫でしょうか、、

ガイア様は正直師匠とどちらが強いのですか?ガイア様からは、そのあまり力を感じられないといいますか、、、


あなたは、ほんとにまだまだですね、、

いいですか、ガイア様は竜種なのですよ。それに、あの方のもつ力は私でも測れないほどの力ですよ。


そ、そんなになのですか???


ええ、ガイア様もグリア様と出会い、私のように変わられたのでしょう。

グリア様は人を惹きつける才能をお持ちですから。


それは理解できます。

あの方は至高の御方ですから。


ええ、そうです。

少しは見る目があったようですね。

よろしい


こうして、ジュークと勇者の戦いはジュークの勝利で終わったのであった。





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