ステータス
ふう。
一旦状況を整理しよう。
ここは、先程の川の近くにあった洞窟のようなところだ。
洞窟というよりかは、廃れた神殿か？
まあ、そんなことはどうでもいい。
とりあえず俺は、自分が綿毛になっているという現実を受け入れ、
外敵から身を守るためにここへ避難をした。
なんたって、おれわ綿毛。
文字通り吹けば飛ぶような存在。
それが俺。
でくわした最初のモンスターがスライムで本当によかった。
意志がある魔物に出会っていたらと考えると、、。
震えがとまらない。
まあ、こんな食ってもなんの足しにもならないよう魔物。
狙われるかも怪しいが。
とりあえず、この洞窟で今一度、自分を見つめ直すことにした。
ステータスとか見れたらいいのになぁ。
(ステータスを確認しますか？)
なんか、声が聞こえてきた。
おお。まさか、、、。
ステータスオープン
ポンっ
でた！！！
すげぇ。ほんとにこんなものあるんだな。
えっとなになにぃ。
【名前】なし
【種族】綿毛
【称号】転生者
【レベル】１
【体力】1
【魔力】1
【スキル】付着 吸収 熱耐性 毒耐性
物理耐性 魔法耐性 浮遊移動
【魔法】
創造魔法 初級
なるほどなるほど。
まず言いたいことは1つ。
種族が綿毛って。
どゆことやねん！！！
ただ、スキルに関してだが。
なかなか強い。
なぜなら、物理攻撃も魔法攻撃もきかないんだろ？
それって無敵じゃね？
攻撃手段はないけど。
あとは、この能力はなんだ。
付着と吸収って、、。
とりあえず、この植物で試してみるか。
いけ！付着！
俺がそう心の中で叫ぶと、身体が勝手に植物にまとわりついた。
そして、なんか栄養が流れ込んでくる気がした。
まさか、これわ。。
あとは、吸収だな。
吸収！！！
おお！！なんかさっきより大きなものが身体に流れ込んできた。
初級回復を獲得しました。
おお！！やっぱりか！
先程の付着では、相手のエネルギーを奪うことができ、
次の吸収では、相手の能力を獲得できるのか。
なんちゅぅことだよ。
これ、なかなかのチートじゃねーか
どぉせ暇だし、手当り次第吸収していくか
おれわ、時間を忘れ、あらゆる能力の吸収に勤しんだ。
