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転生したら綿毛  作者: 直哉
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転生

ここはどこだろう。


目を開けると、大きな森が広がっていた。


確か、ついさっきまで会社で働いていたはずだったのに。


それがなぜ、こんなところに、、、。


そうだ、、、確か部下が帰った直後に、


急に心臓が締め付けられるようになって、


って、あれ?俺ってひょっとして、死んだのか?


そして、目の前に広がる大自然。


これっていわゆる転生というやつなのだろうか。


だって、目の前には転生先の定番も定番。


スライム様がおられるではないか。


あれ?でもなんでこんなに、スライムが大きいんだ?


漫画とかで読んでいた感じだと、スライムって膝下くらいの大きさとかじゃなかったっけ?


いや、まあ、所詮はあれわ漫画の世界。


現実だとこの大きさが、通常なのだろう。


むしろ、漫画の世界にしかいるはずのない、スライムが本当に存在するとは。


驚きを通り越して、むしろ感動している。




それにしてもこの森は、木もでかいな。


どんな育ち方したらこんなに成長するんだ?


見た感じ、東京タワーくらいは平気であるんじゃないだろうか?


ちょっと登ってみたいな。


いい年下おっさんが、ガキだと思ってるだろ?


しょうがないじゃない。

こんなにのぼりがいのある立派な木。


登らない方が失礼である。


でも、流石に手だけで登れるだろうか。


いや、きっと登れる。


こう見えても、最近は趣味でボルダリングをしていたし。


小学生の頃は、木登りで俺の右に出るものはいなかった。


すごいぜ、健ちゃん!!

さっすが!健ちゃん


あの頃の、賞賛が今でも俺の心の中に残っている。


おそらく、あの頃が一番輝いていたな、、


っと、気を取り直して、木を登ろうではないか。


まず、ここの枝に手をかけてっと。


ってあれ??


手がない。


じゃあ、脚をっと。


ん???


脚もない、、、。


そもそも、ずっと気になっていたが、

俺って浮いてる?


あれ?俺って人間に転生してないのか?


ずっと人間に転生したと思っていたからショックだ。


そんな、、、。




んま、でも魔物に転生するっていう話しもあるしな。

生きて転生しただけマシというものだ。


ただ、手も脚もないし、浮いてるってことは、、

ゴースト系かな。

いやいや、伝説のドラゴンの類いだったりして、、。


とりあえず、まずは、姿を確認するところからだな。


ちょうど、川の流れる音が聞こえる。


そこで確認をしよう。


既に自分の頭の中では、よく漫画で登場するような、魔物たちの姿でいっぱいだ。


ゴブリンは嫌だけど、成長したら強くなれそうだしな。


まあ、低級の魔物から成長していく話しってのもよくあるしな。


どんな魔物でも俺わ、自分を愛するぞ。


おっ。ついたついた。


どれどれー。


、、、。


どれどれー、、


、、、、、。


ふう。

落ち着け。


きっと見間違いだ。


よしもう一度。


いやいや、綿毛のような塊しかいないぞ?


しかも、おれが水面を移動すると、反射したその綿毛もついてくる。


ということは、つまり、、、。




なんっじゃこりゃぁぁぁぁぁぁあ


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