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エッセイ

ポリエチレンっておいしいよね

作者: 七宝

 先日数年ぶりにポリエチレン詰清涼飲料(チューペット、または棒ジュースなどと呼ばれることが多い)を凍らせたものを喫食したのだが、おいしかったのはもちろんの事、非常に懐かしい気分になった。

 あの頃、自分がなぜこれが好きだったのかという理由を思い出したのだ。


 人によって食べ方はいろいろあると思うが、私はまず真ん中でパキッと折り、尻尾がついていない方から食べ始める。


 少し食べ進めたら、尻尾がある方も少しだけ食べる。これは溶けてジュースが手につくのを防止するためである。


 やがて尻尾のない方を食べ終え、尻尾つきの方も最後まで食べ切る。

 すると、尻尾の部分にジュースが1.5ccくらいだけ残る。

 私はその尻尾をつまんでジュースを落下させ、飲んだ。最後の一滴まで残さぬよう、吸った。その時だった。


「この味だ!」


 そう思った。空になったポリエチレンの味で思い出したのだ。「これが棒ジュースの味だ!」と。

 そう、私にとっては中の液体の味よりも、このポリエチレンの味の方がお気に入りだったのだ。ここで一気に懐かしい気持ちになり、その後も1分ほど吸っていた。


 ポリエチレンの味を思い出したことで、ゴムに入ったアイスも食べたくなった。たまごアイスやおっぱいアイス、ボンボンなどと呼ばれるアイスだ。


 あれも棒ジュース同様に中のアイスの味よりも、ゴムの感触や風味の方が記憶に残っている。


 今思い出せないだけで、こういったことは他の食べ物でもあった気がするので、またいつかこの懐かしさを感じたいものである。

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― 新着の感想 ―
[良い点] わかります〜〜〜〜!!! 間違いなく嫌な味のはずなんだけど、缶ジュースの缶の味同様、『好き』と一緒のものになってるんですよね! 美味しんぼに出したら「けしからんっ!」とか言われそうな良…
[良い点] タイトルからは想像もつかないノスタルジックな本文に心打たれました! ポリエチレンと僅かな甘い香料と着色料たっぷりの液体の味を思い出しました!
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