クソヒロインに花束(イバラ)を♪2
本当力業で解決しましょうか?
などと思っておりましたら
周りの白々とした視線に気付かれないのか
『ちょっと!聞いてんの
あんたは邪魔なの!さっさと断罪されなさいよ!!』
と、ブショネ男爵令嬢が少し正視できないような形相で、怒鳴り付けたかと思うと
ガバッと
アクアライン様に抱きつき!?
『アクアさまぁ~リュミ怖~い。
オディール様が睨んでくるんですぅ~
絶対後でリュミに何かしますよ~。
こんな人は婚約破棄だけじゃ無くて、牢屋に入れて国外追放しましょう』
ブショネ男爵令嬢の、何かほざいている言葉など耳にハイリマセン
其処に有りますのは、ビッチがアクアライン様に
・・・アクアライン様に抱きついた・・・
腕に触るだけでも許せないのに・・・
私のアクア様に・・・
ただその事だけです!
怒りに固まり動かない私が、断罪(笑)に何も言えないと思いましたのか
『そうです殿下、こんな性悪国外追放すべきだ!』
『そのままにしていたらリュミが危険です!
国外追放なんか生温い!』
『・・・いっそ・・・死ねばいい・・』
『皆ありがとう!
そこまで想ってくれてリュミ嬉しい♥️
そうよね、次期王妃になるリュミを虐めたんだもの、追放なんかじゃ無くて死罪よね』
と3バカとビッチ
何方かこのバカどもを止めませんの?
先ほど迄でしたら注意と謹慎、悪くても退学で済みましたがこれは不味いと思いますわ
ご自身のことを次期王妃だなんて
自殺願望でもあるのでしょうか?
と、少し冷静になりました・・・
バカでも少しは使えたんですね(笑)
それに、もうすぐアクアライン様の守護と、本当の側近衆が近づいて参ります。
何でその様な事が分かるのかと、お思いでしょうが
実は王家に連なる者とその配偶者、そしてそれを支える側近には、守護と呼ばれる精霊が付き従っております。
神殿にて王家に忠誠を誓い
精霊に認められ
精霊を受け入れ
共に生きる
因みに私には緑花の精霊(全ての植物を司る)が付き従っております。
大地の精霊と言っても過言では無いのですが、残念ながら大地を操作することは、植物がからんでいる時限定なので、農地改革(主に田んぼにですね)にのみ力を貸して頂いております。
さぁ、このような茶番劇を見せて下さいました方々に
どの様なざまあ?を