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ソロ神官のVRMMO冒険記 ~どこから見ても狂戦士です本当にありがとうございました~  作者: 原初
二章 ランクアップ編

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VS 死霊騎士!

時間がないんでちょっと短め。リアルが忙しいの……。小説に集中したいなー。


あと、三人称視点です。

「ォォォォオオオオオオオオオッ!!」



 冥府の底より響いてくるようなうめき声をあげるゴーストライダーは、騎乗槍を構えリューに向かって突っ込んでいく。


 戦馬の加速を乗せたランスチャージを前にしても、リューの表情に変化はなかった。淡々と強化を自身に掛け、両手で持った紅戦棍を思いっきり振りかぶる。



「ハァ!!」



 ガキャンッ!! と金属同士がぶつかり合う音が古城に響き渡る。ゴーストライダーのランスチャージとリューの振り下ろしが真正面からぶつかり合う。威力は、ほぼ互角。

 

 互いにはじかれたように後退すると、再度武器を構えてぶつかり合う。ゴーストライダーは戦馬の機動力を生かしての突進攻撃を繰り返し、リューは足を止めて、その突進を紅戦棍で迎撃する。


 そのような攻防が数回続いたところで、ゴーストライダーが一度大きく跳躍して、リューから距離をとった。

 そして、戦馬が前足を持ち上げて轟くような声で鳴くと、ホールの四か所から鬼火が吹き上がった。そこから姿を現すのは、動く骨格標本ことスケルトン。数は四体。種類は、剣と盾を装備し、軽鎧に身を包むスケルトンソルジャーと、杖を手にしボロボロのローブを来たスケルトンメイジ。各二体がゴーストライダーにつき従うようにして姿を見せた。


 スケルトンメイジの杖から、燃え滾る火球が放たれ、リューに襲い掛かる。直線的な軌道を描くそれをひょいとかわしたリューは、紅戦棍を振るい、近づいてきたスケルトンソルジャーの一体を粉砕する。


 リューが紅戦棍を振るい切ったタイミングでもう一体のスケルトンメイジから石弾が。そして、もう一体のスケルトンソルジャーが放つ斬撃が、リューへと襲い掛かる。動き終わったタイミングに放たれた二種類の攻撃は、リューの体を捉えると思われた。

 しかし。



「甘い、ぞッ!!」



 リューは振り切った紅戦棍をその巨大さからは考えられないようなスピードで反転させると、スケルトンソルジャーの斬撃を剣ごと打ち砕き、石弾をバットで野球ボールを撃つように弾き飛ばした。

 紅戦棍の『使用者に重量』を感じさせないという反則じみた特性によって生み出される、質量武器の切り返し。棒切れのように振り回された紅戦棍が、斬撃を放ったスケルトンソルジャーを粉砕する。


 そのままスケルトンメイジも倒してしまおうと、走り始めようとしたリューが何かに気づき、アーツ【バックステップ】を発動させ、その場から飛びのいた。


 その一瞬後、ゴウッ! と大気を唸らせながら、ゴーストライダーがリューが立っていた位置を通過していく。もしあのままリューがスケルトンメイジの元に向かっていたら、そのまま騎乗槍の餌食となっていただろう。


 【バックステップ】でゴーストライダーの攻撃をかわしたリューに向かって、スケルトンメイジの魔法が飛ぶ。それを紅戦棍で蹴散らしながら、今度こそ接近。一体を紅戦棍で砕き。もう一体は左足の廻し蹴りで頭部をふっ飛ばして撃破。


 

「どうした? もっとお仲間を呼んでもいいんだぞ? その方が、俺は楽しめるからな!」



 なかなかクレイジーなことを叫びながら、リューはゴーストライダーに自ら接敵する。紅戦棍が振るわれ、死霊の騎士を襲う。


 ゴーストライダーはリューが振るった紅戦棍を騎乗槍ではじくと、お返しとばかりに戦馬から鬼火が放たれる。


 渦を巻くようにして襲い掛かる蒼白い火の玉の群れ。回避は不可能。だが、リューの表情は崩れない。鬼火の群れに真っ向からぶつかり、HPを削られながらも紅戦棍を叩きつける。減ったHPは即座に【ヒール】で回復。これぞまさにヒット&ヒールの最骨頂と言わんばかりに、攻めて攻めて攻めまくる。


 その口元に刻まれているのは、隠しきれない歓喜を現す笑み。


 

「くははッ! 久しぶりの楽しい戦いになりそうじゃないか!」



 リューはそう叫びながら、紅戦棍を振るう速度をさらに上げていった。

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