イベントまでの道のり10
[黒狗装衣『マルコシアス』]
種類:防具・上半身 防具・下半身 ユニーク装備【リュー】
MIND+70 STR+40 DEF+40 AGI+30
アビリティ:セットスキル《破壊神の祝福》
《闇色覇気》
《炎の氷柱》
《成長》
魔石効果《STR+20》
魔石効果《DEF+20》
魔石効果《MIND+20》
強化上限:25(7/25)
説明:プレイヤー:アッシュによって創り出されたプレイヤー:リュー専用の魔装。様々な強大たる魔物の素材が盛り込まれ、それを数多の技術で一つにまとめ上げた作品。
紅月の魔狼の皮を魔狼、飛竜、巨人などの血液を基に作り上げられた染料によって漆黒に染め上げている。素材に宿る意志が残ったことによって、防具でありながら装着者の魔力と経験を吸い取り成長する。命名師の効果により悪魔の名を与えられ、その権能の一部を振るうことができる。破壊神の紋章にて刻まれた加護は、装着者の性質によって祝福に変化している。
[黒鎧足甲『ウールヴ』]
種類:防具・足 武器・脚甲 ユニーク装備【リュー】
AGI+60 MIND+20
アビリティ:セットスキル《破壊神の祝福》
《獣撃》
《成長》
魔石効果《STR+20》
魔石効果《AGI+20》
魔石効果《MIND+20》
強化上限:15(6/15)
説明:プレイヤー:アッシュによって創り出されたプレイヤー:リュー専用の魔装。様々な強大たる魔物の素材が盛り込まれており、それを数多の技術で一つにまとめ上げた作品。防具でありながら武器という、二つの性質を一度に持つ。
魔狼、飛竜、巨人などの素材を錬金術にて金属化し、そこに死霊騎士の甲冑を混ぜた特殊な合金によって作られている。素材に宿る意志が残ったことによって、防具でありながら装着者の魔力と経験を吸い取り成長する。破壊神の紋章にて刻まれた加護は装着者の性質によって祝福に変化している。
[黒鎧片腕甲冑『ヘジン』]
種類:防具・腕 武器・剣 ユニーク装備【リュー】
STR+60 MIND+20
アビリティ:セットスキル《破壊神の祝福》
《黒刃展開》
《成長》
魔石効果《STR+20》
魔石効果《STR+20》
魔石効果《MIND+20》
強化上限:15(6/15)
説明:プレイヤー:アッシュによって創り出されたプレイヤー:リュー専用の魔装。様々な強大たる魔物の素材が盛り込まれており、それを数多の技術で一つにまとめ上げた作品。防具でありながら武器という、二つの性質を一度に持つ。
魔狼、飛竜、巨人などの素材を錬金術で金属化し、そこに死霊騎士の甲冑とアッシュの手によって鍛え上げられた魔剣一振りを混ぜ合わせた特殊な合金によって作られている。素材に宿る意志が残ったことによって、防具でありながら装着者の魔力と経験を吸い取り成長する。破壊神の紋章にて刻まれた加護は装着者の性質によって祝福に変化している。
[黒隠紋『マーナガルム』]
種類:防具・頭 ユニーク装備【リュー】
MIND+40 AGI+20
アビリティ:セットスキル《破壊神の祝福》
《気配遮断》
《成長》
魔石効果《STR+20》
魔石効果《MIND+20》
魔石効果《MIND+20》
強化上限:15(6/15)
説明:プレイヤー:アッシュによって創り出されたプレイヤー:リュー専用の魔装。様々な強大たる魔物の素材が盛り込まれており、それを数多の技術で一つにまとめ上げた作品。
魔狼、飛竜、巨人などの血液にて描かれた紋章であり、月の魔狼の力を宿している。素材に宿る意志が残ったことによって、防具でありながら装着者の魔力と経験を吸い取り成長する。破壊神の紋章が重ねられており、その加護は装着者の性質によって祝福に変化している。
[黒聖書『ハイエロファント』]
種類:アクセサリー ユニーク装備【リュー】
MIND+30
アビリティ:セットスキル《破壊神の祝福》
《補助強化》
《回復強化》
魔石効果《MIND+20》
魔石効果《MIND+20》
強化上限:10(5/10)
説明:プレイヤー:アッシュによって創り出されたプレイヤー:リュー専用の魔装。様々な強大たる魔物の素材が盛り込まれており、それを数多の技術で一つにまとめ上げた作品。
魔物の皮を表紙に、血液で作ったインクにて聖句が刻まれている。破壊神の紋章にて刻まれた加護は装着者の性質によって祝福に変化している。
「………………(唖然)」←俺
「………………(呆然)」←サファイア
「………………(愕然)」←後輩
沈黙だった。痛いくらいの沈黙だった。完璧なまでに沈黙だった。
アッシュの作った装備の詳細説明を、皆にも見えるように展開し、それを一斉に覗き込んだ後、誰一人として一言も漏らさなかった。
そんな風にサイレント空間を創り出してしまうほど、アッシュの作った装備は衝撃的だった。
だってこれ、この世界について大して詳しく分からない俺が見ても、おかしいとわかるような代物なのだ。
「あ、あれぇ? ど、どうかしたんですか、三人とも。急に黙って……」
分かってないのは、この元凶さんだけだろう。
アッシュよ……。自分がどんなことをしでかしたのか、まるで分かっていないな?
「……なぁ、サファイアと後輩。FEOに関しては大先輩なお前らに聞くが……。これって、どのくらいのランクの装備なんだ?」
「……ん。間違いなく最高峰。生産ギルドのトッププレイヤーでも、このレベルを作れるような腕の持ち主はほとんどいない」
「そうっすね。これ以上の装備となると、もう紅月装備くらいじゃないっすかね?」
「要するに、この装備一式って……」
「ん。掲示板に晒したらとんでもないことになる」
「そうっすね。こないだのポーション騒動以上に、アッシュに人が集まることになると思うっすよ」
難しい顔で、そう言い切る二人。どうやら俺の考えは間違ってなかったようだ。
俺たちのやり取りに、ポカンとした表情を浮かべているアッシュに、三人そろって視線を向ける。
「アッシュ、性能がいい装備を作ってくれたのは大変ありがたいんだが……」
「ん。アッシュの生産職としての腕がいいのは、ギルドとしては大歓迎。でも……」
「デザインのセンスもゲームの装備としての性能も良好で、できるなら私の装備も作って欲しいくらいっすけど……」
そこで言葉を切り、互いに目を合わせ、最後の一言を口に出す。
「「「やりすぎ」」」
「はぅっ!? さ、三人とも、酷い……ううぅ」
ズパッと切れ味の良い言葉がアッシュに炸裂。ショックを受けたようにうなだれ、しくしくと悲しみを現すアッシュ。だが、追撃の手は緩めない。
「というか、だ。アッシュは自分の作ってるものが周りより高性能だって気が付かなかったのか?」
俺がそう聞くと、アッシュは拗ねたようにふいっと顔を逸らし、こちらに視線を向けないままもごもごと答える。
「……だって、他の人がどんなものを作ってるかなんて知りませんし……。そもそも、プレイヤーとの交流なんて、リューたち以外にしたことないですし……」
「なるほどっす。人見知り拗らせた結果、自分のおかしさに気づくこともなく、おかしいと指摘してくれる人もいなかったってわけっすね」
「………………」
後輩の核心をついた言葉に、反論の言葉が思い付かなかったのだろう。視線を逸らす角度がさらに大きくなり、額から流れる冷や汗の量が倍になった。
「……まぁ。何事もやりすぎはよくないってことか」
アッシュの様子を見ながら、そんなことをポツリとつぶやくと……。
ジトォ……とした、サファイアと後輩の視線が俺の方に飛んできた。……な、なんだよ?
「リュー君、おまゆうって知ってる?」
「先輩、人の振り見て我が振り直せって知ってるっすか?」
「両方とも知ってるけど……」
えっと、それが今何か関係があるのか?
よく分からずに頭を捻っていると、二人は深い……それはもう深ぁいため息を吐いた。
おまけに、さっきまで落ち込んでいたアッシュまでもが、「分かります分かります」と頷いている始末。
……あれぇ?
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