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崩したくない関係  作者: ∮柊 琴音∮
8/17

私達って一体なんだろう・・・?

1ヶ月後、優花とその家族は当主の命令により

田舎のM県にすむことになった。優花の兄と暮らしたこの地から離れたら、いいのではないかと、考えたのだろう。

続も裕也も私も反論したが、分家の意見など耳を貸してくれなかった。

第一、本家から本家の人間が追い出されるなど聞いたことがない。


「・・・・。」


優花は分かっていたかのような顔をしていた。

この事態を予測していたのだろう。頭のいい彼女には簡単なことだった。

そんなことはどうでもいい。

私は何故、この事態を回避しようとしなかったのかだ。

彼女なら回避できたはずだ。それだけの権限がある。


「・・・・・。」


私は優花がM県に発つまでずっと考えた。

どうして、回避しなかったのか

どうして、そのことを私達にいわなかったのか

聞こうとしたが、聞けない。

彼女は私や続、裕也を避けているから。

私達3人は、続の部屋に集まって話し合った。


「なんでかな?」


「知るか、アイツの考えていることなんて予測できるか」


「だよな」


「彼女にとって私達って一体なんだんだろう?

 ・・・・私達がこんなに苦しんでいるのに、優花は気楽だよね」


つい、私は心にないことを口にだした。

すると、頬に痛みがはしった。














・・・ぶたれた、続に。

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