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その1「前書きにあたる説明書」

最初に言うておきますが……

僕の日常はカオスである。

何を根拠にそんなことを言い出すのこの子、と思う人は多いでしょうが、カオスったらカオスなのです。けいおす!けいおす!

論より証拠。日常風景の一部を、小説にしてみましょう。

朝。学校に到着した僕は、校舎に行くために敷地内の長い坂をのぼっている。そういえば、人生を坂に例えてまだまだ長い坂の途中だ、とかいって打ち切りになるパターンがあったなぁ。そんな下らないことを考えていると、良く知っている部活の後輩の姿が見えた。向こうもこっちに気付いたらしく、声をかけてきた。「あ、先ぱ……ク○ーゼ隊長。おはようございます」「ああ、おは……ちょっと待て!」

何で僕は金髪で仮面被ってる人みたいな名前で呼ばれてるんだ。

そんな気持ちを知ってか知らずか、向こうはキョトンとしている。

「前にもいったでしょ。その呼び方やめよ、って。僕はあれか?クローンなのか?」

「いえ?違いますけど」

「……はぁ。呼ばれる身にもなってよ。なんだったら僕は『うむ、ご苦労』とか言えばいいの?」

「いや、別にそのままでいいですよ」

「なんじゃそりゃ」

事情を説明しておこう。僕は『先輩』という風に呼ばれるのは嫌いである。過去に後輩にトラウマを持つ出来事があり、それ以来、ぶりっ子や後輩属性を持つ子に苦手意識を持つようになってしまったのだ。

その為、「先輩」と呼ばれるのを苦手とするようになったのだ。

この子にもそのことを説明したら、こうなってしまったのだ。まっこと意味不明である。

「それじゃ、ク○ーゼ隊長」

「もういいって、それ……」

嘆息しつつ、敬礼をする後輩に軽い敬礼のようなものを返して、やたら長いこの坂を登ることにした。


おもに混沌としている部分、それは人間関係である。僕は友達が少ないですが、どうも変わり者が多いのです。例として挙げたこの話に出てくる後輩を筆頭に、奇人変人が周りにいるのです。

そりゃ、世の中広いですからこれ以上に変人がいることでしょうが、僕は競いたいわけではないのです。

ただ、僕の身近には、変わってるけど、面白い人が多いのです。ここでは、そんな変わった子たちとのやりとりを記していきます。乞わない御期待!?

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