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リスタート  作者: 暦海
7/14

死の恐怖?

 そう、何とも愉快な笑みで告げる。……いや、何にも察してなかったけど。今のとこ一つも見当たらないんだけど、薬屋の要素。……まあ、それはともあれ――


「……あの、おばさ――」

「あぁん?」

「……あ、いえ……綺麗なお姉さん。その、特殊というのは、いったい……」


 そう、おずおずと尋ねる。……いや、ほんと怖かった。初めてだよ、視線だけで死の恐怖を感じたのは。


 ともあれ、私の問いに――あるいは、言い直した呼び方に――何とも愉しそうな笑みを浮かべるお姉さん。そして――



「――ああ、いい質問だね嬢ちゃん。まあ、ちょいと特殊な薬を扱ってるだけのことさ。飲んだ人間が過去に戻るだけの、ちょいと特殊な薬をねえ」




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