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誘い

あれから数日が経った。小夏ちゃんの体調も良さそうだ。ただの風邪みたいだった。今日は元気になった小夏ちゃんと蓮が拠点の駐車場で遊んでいる。そういえば二人っきりになってから外で遊ぶことなかったな。カワイイ。

「ありがとうございました。」

小春ちゃんが話しかけてきた。

「ううん全然大丈夫だよ。」

「明日には帰ります。」

「あ、あのさ、もしよかったらなんだけどこれからもここで暮らさない?」

「え、」

「あ、あぁ嫌だよねごめんね」

「いいえ!ただ突然のことでびっくりしただけ。じゃあそちらが良ければ。」

「うん。いいよ。いいよ。全然大丈夫!蓮にも相談したうえでの提案だから。」

「ありがとう!」

そう、小春さんは本当の、素の小春さんであるかのように笑って言った。

「どういたしまして」

それから、しっかりとした小春さんたちの部屋を作った。部屋と言ってもニヘルがある3階の衣服店でしかないけど自分の服や自分の仕事道具を置くための部屋だ。一番大きいDEはまだ着ない服やもう着れない服を置いておく場所にしている。小春さんには蓮の手伝いを、小夏ちゃんには、売り子の手伝いを。狩りは冬だからあまり期待できないから売り物は基本的に、冬野菜だ。冬用の布団は3枚しかなかったから、僕は、ダウンジャケットと、登山とかで着る、シャカシャカしたズボンを履いて寝てる。小春さんは、僕に布団を譲ってくれようとしてたけど、小春さんは、まだ、十歳だし、年下の子には布団でぬくぬく寝てほしい。それに、僕は寝相が悪いから、布団じゃなくって、服で着込んでたほうが寝やすい。

翌日

[ジ、ジッジッジ]

朝早くからトランシーバが鳴った。

[こちら、林間合宿執務室。爽くん応答求ム]

その音で僕は目が冷めた。

[はい。おはようございます。こんな朝早くにどうしたんですか?]

[それが、こちらの生活棟のうち一棟で火災が発生してしまって、死傷者はいなかったんだが、そこで生活していた人たちの暮らせる場所がなくなってしまって、できれば爽くんの方に半分の人数でいいから一時的に保護してもらえないかと思って。]

[何人ですか?それによるんですが。]

[17人だ。]

[そうですか。ならそちらのリーダー一人連れてきてください。その18人ならばこちらでしばらく面倒を見れると思います。ただ、他の同居人にも聞かなきゃなので返事は昼頃になります。]

[分かった。ありがとう。]

[まだ決まったわけではないので。では。]

[ああ。また。]

しばらくして小春さんが起きてきた。

「おはようございます。こんな朝早くからどうしたんですか?」

「ああ。ちょっとね。まぁそれに関してはまた、みんなが起きてきてから離そうと思う。」

「わかりました。じゃあ先にご飯の準備しときますね。」

「ありがとう。」

その後、しばらくして、残りの二人も起きてきた。

「「「「いただきます」」」」

朝ご飯を食べてから、仕事の前に、フードコートの机で会議を開いた。議題は受け入れの件と、今後の取引に付いてだ。

「受け入れについては取引の内容を決めてからのほうがいいと思います。」

そう小春さんが口にした。

「ぼくもそう思う。」

「なつもそうおもう!」

「そうか。じゃあ先に取引について決めよう。まず現状の取引の内容だけど、今は

"小石くらいの大きさの電石1つ=野菜1つ"

"僕の手で包めるくらいの大きさの電石1つ=野菜1つと小さい野菜1つ"

"僕のこぶし大の大きさの電石1つ=野菜1つと肉300g"

って感じ。」

「爽さん。それだと冬の時期はこちらが厳しくなりますよ。」

「それにさ。にぃに。もう電石はいっぱいあるよ。」

「あるよー」

「そっか。それなら、取引の内容はある程度値上げしようか。」

「そうですね。」

「じゃあさ、にぃに。一番おっきい電石以外は3つずつにすれば?」

「すればー」

「うーん。そうすると僕達の他に交換してる人もいるからそっちに流れちゃって電石、なくなっちゃうかもしれない。」

「私達は他の交換所にも行ったことありますけどここと比べるとかなり高かったです。今の内容で値上げしてもほかより安いと思います。」

「そっか。じゃあそうしようかな。じゃあまとめるよ。

"小石くらいの大きさの電石2つ=野菜1つ"

"僕の手で包めるくらいの大きさの電石2つ=野菜1つと小さい野菜1つ"

"僕のこぶし大の大きさの電石1つ=野菜1つと肉300g"

でいいかな?」

「お肉も半分にしたほうがいいかもです。」

「なんで?」

「これから冬で冬眠する動物がたくさんいると思うんです。そうするとお肉取りにくくなりますし。」

「確かにそうだね。」

「そしたら

"小石くらいの大きさの電石2つ=野菜1つ"

"僕の手で包めるくらいの大きさの電石2つ=野菜1つと小さい野菜1つ"

"僕のこぶし大の大きさの電石1つ=野菜1つと肉150g"

って感じかな。」

「私はこれでいいと思います。」

「ぼくもいいと思うよ」

「なつもー」

「じゃあこれで決定だ!そしたらつぎの受け入れについてだけど、、、、」

早くできたのであげます。

基本的には、2ヶ月後以内に更新する予定です。

今新しい話を書き始めたのでいつもより更新が遅くなります。すみません。

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