表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

登校初日

今日は転校先の登校初日


新しい学校生活が始まる


ほどよく浅い関係で戯れられる友達を


作れればいい


そんなことを思いながら歩いていると


子猫を見つけた


親とはぐれてしまったのだろうか


それなら家で飼いたい所だが、生憎


あの人は猫アレルギーで飼えない


私は猫が好きだ


昔飼っていたあいりは私がしんどい時


それを察して1日中ずっとそばにいてくれた時もあった


あいりのお陰で、わたしは辛い日々を乗り越えられたし新しい自分になれた


そんな命の恩人であり唯一の親友だったあいりを

思い出して泣きそうになりながら


子猫に持っていた水をあげた


「学校が終わったらご飯を持ってくるからね」


子猫にそう言って学校に向かった



職員室に通され、担任になる先生と初めて会った


「はじめまして、高橋です

最初は緊張するかもしれないけど

クラスのみんな田代さんが来るの

楽しみにしてるから」


その楽しみがどう意味か知っている

勿論、外見がいいかどうかということだ


前の転校先でも最初先生にそんなことを言われた


そしてその後私が教室の引戸を開けた時のクラスの人たちの顔が今も忘れられない


当時のことを思い出し、胸が一瞬苦しくなった


「大丈夫?顔色ちょっと悪いよ?

もしかして結構緊張してる??

大丈夫よ、田代さん可愛いから〜」


子どもに教える立場の人がそんなことを言ってしまうのはどうかと思う

そしてやっぱり私の予想は当たってた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ