閑話:ある正月パーティの後
正月テンションで書きました
フェリィは嫉妬深い。俺がメイドを見ていると顔をつかんでこちらを向かせ、母さんを見ていても不機嫌そうにする。
でも、フェリィを見ていると大輪の笑顔を咲かせる。手を繋ぐと頬をいじらしく紅く染め、抱き着くともう真っ赤だ。キスをすれば唇をやさしいながらも力強く押し付けて、最後には舌を絡める。
ベッドで寝ていると布団に入ってくる。薄いネグリジェだからボディライン艶めかしくて、顔を体ごと背けてしまう。
そうするとフェリィは、指をゆっくりと背中に這わせて、肩を手で撫でながら腕を腹のあたりに回す。抱く力が少しづつ強くなり、背中に柔らかい感触を感じていると、耳をぴちゃ、ぴちゃと舐めながら首筋にキスの雨を降らせる。
耳の穴の深くにゆらゆらと舌が入ってくることもあるし、首筋を甘噛みされることもある。その頃には手は服のすきまから入り、触れるか触れないかぐらいの具合でやさしく撫でまわす。
驚いて、フェリィの方へ振り返ると、夜の中でも唇はてらてらと光り、その中には昼には見えない尖った歯が見える。目も濡れてキラキラと光り、息も荒い。
彼女は俺の股の下から足先を使いするすると脚を入れ、絡める。熱い息がふう、と顔にかかる。
その息を浴び、俺は――――って酒飲んどるやないかーーーーーい
いや、なんかすみません。
あけおめです、活動報告更新しました(多分)