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チュートリアル No.4 『ダンジョンを攻略しよう』 後編 どうもコミカルな世界だとボス戦でもシリアスはできないみたいだ

 十宮ユウギです。やっと期末テストが終わりましたよ。うん、つらかった。

 

 報告 名前がえ


 坂本当夜→富山成雅  とみやまなりまさ  富山県と佐々成政をくっつけました。


 山下隼人→牧野隼人  まきのしょうり   富山県牧野を参考。隼人はまったく関係ない。

 ボスの部屋の扉を開けると、そこには―――


「ふははははは! 待ちくたびれたぞ、攻略者ども!」


 なんか成雅と、同じにおいがする馬鹿(中二病)がいた。成雅と似るとは……災難じゃねえか。いや、災難通り越して超災害レベル。俺優しいから、黒歴史に残る前に葬ってやろう。


「よし、ユキ。あいつに向かって魔力なくなるまで『龍王の火球(ドラゴストーム)』吐き続けろ。大丈夫だ。あの手のやつは、生きていたら後々トラウマ製造して後悔することになる。これは俺なりの優しさだ」

(なにその超理論)


 今の話が相手にも聞こえたのか、相手は顔を真っ青にする。そうだよな。いくらボスでもスキルが大量に襲ってくるとかトラウマ確定だよな。精神が一時的に崩壊するレベルである。ソース(情報源)は俺。俺情報源なのかよ。体験しちゃってるんだよチクショウ。昔から人権がないじゃないか。ほら、菌回しゲームとか。ふと小学生だったころの苦い思い出がよみがえる。



 ◇◆◇



『横山菌ターッチ!』

『バリアしているから効きませーん!』

『……何をやってるんですか。幼稚ですよ君たち』

『(え、ついに俺に救いの手が!?)』

『横山菌は空気感染します。君たちはもう感染しているんですよ。ほらほら、病原体はあちらです。治したいのならあれを倒してきてください』

『(え? 横山菌、空気感染なの? なにそれ怖い)』

『よし、みんなで横…川をとっちめるぞ!』

『(あれ、さっきちゃんと横山菌って言ってたよね? なんで間違えてるの? 忘れたの? 鳥頭なの?)』


 この後、滅茶苦茶いじめられた。あの無駄に秀才なクソメガネ、今度あったらメガネ菌って言って大笑いしてやる。心の中で。



  ◇◆◇



 ……またつまらぬトラウマを思い出してしまった。


「え? ちょ……ふ、ふはははは! そんなものが効くはずないだろう!」

「ほら、相手もそういってるわけだしさ」

(わかったよ、ますたー)

「え? そこ納得しちゃうの? やめて、そんなことしたら俺のライフゼロになっちゃうから。遊○王の激おこぷんぷん丸な主人公にボコられる対戦相手になっちゃうから」

 

 このボス、涙目である。ちょっとキモい。もはやなに言っているか分からないし、キャラ崩壊早すぎだろお前。

 まあ、どうでもいいか。早く倒して、家に帰りたい。ニートのボスなんてどうでもいいし。え、ブーメランだって?

 ……オレチョットイミワカンナイ。


「断る、慈悲はない」

「悪魔だっ!」


 きっと、俺は今笑っているのだろう。ブラックな意味で。ボスに悪魔だって言われるくらいだし。

 だがそれも仕方ないと思う、働かず安全にこいつを倒す手段を思いついたのだから。


「……メンドクサ。よし、ユキ。発射だ!」

「今めんどくさいっていったよな!? 小声だが聞こえたぞ!?」

(発射だね。わかったよ)

「あの、なんで口に炎をためてらっしゃるんですか? やめてください死んでしまいます」

「周りのみんなも一番強いスキルを一斉放火していいぞ」

「ボソッと怖いこというのやめ……え、なんで皆さん構えてらっしゃるの……? お、お、」

「「「お?」」」

「俺は逃げる! ボスなんてやってられ―――」


 ボスの言葉がとまる。ユキが一つの火球を放ったと同時に全員でいっせいにスキルを放ったからだ。


 古来から、少年漫画には技名を叫ぶ、というルールがある。リア充どもの八割はそれに従い技名を叫んだ。


「「「『―――ッ!!』」」」


 なにいってんだよ、一斉に言うから何言ってるか分からねえぞ。一斉に叫ぶな、うるさい。あと赤面するならはじめから言うなクソリア充。爆発しろ。


「あれ……? 天国のじいちゃんが見える。……じゃあな、俺のボス生。こんにちは、天国のじいちゃん」


 当たる前から重症って……あっ(察し)。これボスでもあたったら死んじゃうやつなんですね。

 スキルがボスに届く前に、俺はボスの横に立ち肩をたたいてやる。


「災難だな☆」

「お前のせい―――って、うぎゃァァァあああ!」


 ボスに無数のスキルが突き刺さる。俺? もちろん持ち前のスピードで退避しましたよ。実際ボスの横にいたの一瞬で、慰めを言うころにはもう逃げてたし。ん? じゃあなんで、ボスは俺が見えてたのかって?


「ふっ、それは残像だ……」


 キメ台詞を軽やかな足取りで言う俺。やだ、似合わない。これがスーパー横さんの力……ッ!? あ、違うんですね分かります。ほら、俺ってフツメンだし。いや、パーツはいいほうなんだけどさ。気だるそうな半眼のハイライトがあまりない目(成雅曰く死んだ目)が台無しにしているっていうか。いや、俺もともとフツメンか。てへっ。でもまあ……


 ハイライトはいい加減仕事しろ。


「ふふふ、はははははは! 俺は……耐え切ったんだ。これで勝つる! 第一部完!」


 なんかボスがまだ生きていた。妖精曰く残りHPはもう一桁らしい。ドンだけ運がいいんだよ。まあ、忠告しておくか。


「も う 一 度 く ら い た い ん だ な ?」

「あ、はいすいません。死んだふりしておきます。いや、させてください」


 その言葉を最後に、ボスは倒れた。うん、大勝利でござるな。


《クエストクリア。討伐特典キルボーナス:ユニークスキル『孤高の存在ボッチ』を引き継ぎました。クエスト報酬『銅貨三枚』は収納欄インベントリに収納しました》


 ……いまさらだけどこんなんでよかったのか? 一応ボス戦だぞ。まあいいか。仲間が協力してボスを倒すって言う感動的(笑)なことできたし。や、俺何もしてないんだけどさ。けどキルボーナス貰ったってことは俺が倒したことになるのか。アハハ、ボクウレシイナ。


 あと、引き継ぎましたって何だよ、引き継ぎましたって。それじゃあ俺がもともとボッチだったみたいじゃないか。何も間違ってないのが悔しい。


「……おうちかえる」


 俺の声は歓声にかき消され、俺はむなしく帰りましたとさ。




 ~後日談~


「という訳で、俺を仲間にしてくれ!」

「いや、なにがという訳でだよ。意味分からんぞ」


 昨日のボスがなんか家に来てた。それから、いきなりこれである。まったく意味が分かんねえ。説明を要求したいのだが、このボスはアホの子で昨日のこと忘れてしまったらしい。や、ショックで忘れさせた訳じゃないんだよ? オレウソツカナイ イイコダモン。


「お前が俺を倒した唯一のやつだからだ」

「……誰が言ってた」

「ふむ、佐々成政を名乗っていたな」

「そいつはなんて言ってた」

「『我らでは歯が立たなかった。あの方のおかげで勝つことができたのだ』といってたな」


 よし、成雅か。あいつは自分のことを隠したいときはよく、あいつにとっての憧れの存在、『佐々成政』を名乗る。あいつはあとでぶちころし……ぶちころがしておこう。


「拒否する」

「そうか、俺程度の実力じゃまだ認められないんだな。強くなってから出直してくる」


 目の前のボス。ちなみに佐藤飛騨さとうひだんというらしい。なんか分からんけど勘違いされたのは分かった。俺、仲間要らないんだけど。つかユキで間に合ってますから。ユキ以外いらないから。


「や、それは勘違―――」

「じゃあ、修行してくる。次は見返してやるから楽しみに待ってろよ。意地でもお前に認められてやる」


 なんか面倒事を作り出して去って行った。ちょっとまって、来なくていいからね。つーか来るな。

 まあいいか。いつか忘れるだろ。


 だが、この選択が後で後悔というか、面倒事に巻き込まれ嘆くことになるとは、このときの俺は思ってすらいなかった。だって佐藤だしな。迷惑にもならなそうだからな。

 

 あと、去り際の佐藤がちょっとかっこよく見えたってのは秘密だ。

 気づいたらブクマが十一件。びっくりしたぜ。ジュースを吹くほど。

 ホラ、こんな作品にポイントくれる方いないと思ってたんで確認してなかったんですよ。呼んでくださった方々、感謝です。できれば評価やコメントがほしいかなーなんて、すこし欲張りですね(笑)

 ここまで読んでくださった皆さん方。ありがとうございます。

 やっとチュートリアル終わりました。初心者なので書きたいことをダラダラ書いてしまうんですすいません。

 これからも精進して、面白おかしく読まれるように書いていくのでよろやしくお願いします。できれば、誤字脱字や矛盾点、あと感想やいけんなどがありましたら、コメントください。

 俺のハートがコメントに飢えているんです。お願いします(懇願)

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