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贈り物

森に転移してから、約1週間がたった。

現在、僕はそれなりに充実した暮らしをしている。

頑張って生きると決意した後、すぐに森の探索に取り掛かった。その結果、かなり時間はかかったが水の飲める川と食べても害のない果実、それなりの大きさのある洞窟を発見した。

なんとか食・住・衣のうち食・住を手に入れた僕は1週間何事もなく無事に暮らしている。


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


今日もいつもと同じように洞窟の中で寝転がっているとき、


ピロリン♪


ん?何の音だ?頭に直接響いてきたが・・・


洞窟の中で意味もなく寝転がっていると音が頭に直接響いてきた。


ん?何の音だ、これは?頭に直接響いてくるようだが・・・。


≪アイテムボックスに贈り物が届きました。。ボックスと念じて確認してください≫


贈り物?・・・『ボックス』・・むっ。


目の前にステータスに似た半透明に板が現れた。1度あったことなのであまり驚かない。


う~ん、確かに板にはアイテムボックスと書いている。

おっ、本当に届いてる。何が入っているのかな?


神糸の糸玉(しんしのいとだま)


名前から見て使えなそうなアイテムっぽい感じなんだが・・・。

っそうだ。取り出して【鑑定】で確かめればいいんだ!


【鑑定】とは森で果実を発見したとき手に入れたスキルだ。このスキルは見たい物を見ながら使用するとその物のステータスを見る事が可能なのである。

このスキルで何度か救われた事もあり、非常に使い勝手の良い物である。



よし、まずは取り出そうっと。

アイテムボックスに手をつっこみ、糸玉と念じながら取り出すと直径10センチ程の大きさの綺麗な糸玉が出てきた。

これが神糸の糸玉か・・・。

よし、鑑定っと。


【神糸の糸玉】--操糸者専用のアイテム。消費されればすぐに補充され、永遠に使用できる。

硬度と重量を自在に操ることができる。



「・・・・使えるのか?」


・・・まあ、いいや。とにかく試してみよう、と。

糸玉に意識を集中してみる。

-と。


おお!!


動けと念じた瞬間、糸が突然1人でに動き出した。

おお、さすがはファンタジー!!

硬度と重量を自在に操れるとステータスに書いてあったが、まさか・・・。

あることを思いつき、念じてみる。

-すると。


先程まで絹糸のような柔らかさを持った糸が針金のように硬くなりピン、とのびた。

お、おおお!!!想像した通りになった!!

すげぇ、すげぇ!!


・・・しかしこれでどうしようというんだろうか。

前途多難だな。まったく。


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