外出
「ぅ、えぇっと……それはつまり……美少女ゲームの世界に……?」
まとめると
ここは美少女ゲームの世界で……ここら辺は古岡君が言っていたのと一緒。
オンラインゲームになっていて、誘拐された女性のゲーム内で行われる行動は全てプレイヤーに分かってて、プレイヤーがどの女性の場所に行くか、とかで攻略していく。プレイヤー同士がばったり。なんてこともよくある事らしい。
ここの脱出方法は、攻略される事。まあ、攻略も、相手がしたいと思わなきゃしてくれないわけで。
攻略されると、現実世界に引き戻されるんだけど……攻略って言うだけあって、女性、つまり自分が相手の事を好きにならなきゃ、攻略された事にならない。
と、いうことだった。
「……そう。私もその一人。私は異例じゃないかと思うんだけど」
そういう美果さんは、すごく綺麗だった。完璧人間と言ってもおかしくないかも。
腰まである長い黒髪は、多分結構気を遣ってる。頭も良さそうで、クール。
私とは違う系統だなぁ。と思う。でも、それよりも……
「……本当だったんだ」
ぼそりと呟いた。本当だった。というのは、古岡くんと、マイの話。
確かに面白い話だともま思ったし、ほんの、ほんの少しだけ、私もあるかもな……と思ってしまった自分もいる。だけど、本当に対象になるなんて思いもよらないし、とにかく、あり得ない話だと思った。
だけど……
「本当だった、っていうのは?」
あ、聞こえていた……?
「友達から、噂、聞いてたんです。結構そういうのに詳しい人が居て」
美果さんははー、と息をはいた
「それじゃ、私が言うまでもなかったわね。知っていたんでしょう?」
確かに知っていた。細かいところまで言わなくてもよかったかもしれない。けど、私は確信が欲しかった。美果さんが言った所で、嘘かもしれないけど。
「はい。そうですね。だけど、言って貰えた方が嬉しいです」
短く答えた。
「そう?」
美果さんは、少し照れながら言った。
「あ、そうだ、一緒にお出かけしましょう?多分、早速プレイヤーに会えるわ。」
とにかくプレイヤーに攻略……というか、好きにならなくちゃ、いけないのか……
仕方ないのでokした。




