解説
バスを降りてから、その話を聞いた。
脱線しまくったので、まとめると
行方不明になる人が美人なのは、ギャルゲの世界に連れ込まれるから
ギャルゲとは、ギャルゲームの略で、美少女ゲームとも言われている
色々な女性が出てきて、その中で攻略したい女性が好みそうな選択をする。といったもの
だから、美人が多い、そして、美「少女」ゲームというだけあるらしく、対象は大体小学校三年生~高校二年生。たまに童顔という顔に属される人たちだと、20代もあるらしい。たまに、らしいけど……
「へぇ~……そうだったんだ。古岡くん、くっわしぃ!」
聞き終えたとき、マイの第一声はそれだった。
「あ、思ったんだけどさ、アヤ、対象じゃない?」
え、あ、う、うぅん……?
さすがにないわ。
「さすがn、あ、そんなことないよ」
危ない危ない、私は完璧人間なんだ。それを崩しちゃいけない。
ギャルゲとは から 女性が好みそうな選択をする。といったもの までは私の知識……。
ちょっとハマっちゃうんだ。ちょっとだけ。
なので、その美少女とやらを散々見てきた。
あんなに目ぱっちりしてない……と思うし
個人的にその童顔、の女の子の方が好きだし……みんなそうだよね
「あ、アヤ席座らないの?」
「えっ?」
唐突だった
「いや、ほら、チャイム……鳴ったよ」
え?
うそっ
「ああ、またねっ」
◇ ◇
……あれ?私……あれ?
いつの間にか放課後。
頭に入ってはいると思うけど……
あ、入ってなさそう
ギャルゲがどうの、の一件がちょっと気になりすぎた。
自重しよう。
あれ?マイ、あ、今日塾か。
頭が本当に回らなかった。
バスに乗るのもひとつ、乗り遅れてしまっていた。
そして、私は可笑しな行動に出た。
がさ、がさとスクールバッグの中からiPhoneを取り出し、リストに登録されている「お母さん」という文字を押した。
コール音が三つほど流れて、お母さんの声が聞こえた
『どうしたの』
「あ、お母さん」
『うん?』
「今日お友達の家に泊まるから、ご飯とかいらない」
『ああ、そう、分かった。気をつけてね?』
「はぁい」
ぷつっ
今日、お泊りどころか、遊びに行く予定もない。ちなみに明日は祝日になっている。
仕方ないので、ちょっと買い物に行ってみることにした。たしか、隣町は都市開発とかで大きなデパートがあったはずだ。
バス停から別のバス停に行き、乗るバスを変えた。




