話
ピピピピピピピピピピピピピ…………
「あぁ、もう、うるっさぁい……」
バンッと乱暴に目覚まし時計を叩いた。
五時と設定されたそれは沈黙した。壊してはいないと思うけど……。
……五分後、クリーム色のクマが描かれた布団がもぞもぞと動き始め、その次に布団が投げ飛ばされた。
下の方からたんたんたん、と階段をスリッパで上る音が聞こえる。
がちゃり、とドアがあき
「ちょっと、お姉ちゃん?! 静かにしてよぉ……風邪引いたみたいで頭痛いの……」
運動がてら少しダンスをしてみた
そのあと、もう一つたんたんたん、と音が聞こえた
「綾乃! 下まで響いてるから止めて!」
そうして私は折れた
「はぁい」
今日は火曜日。朝ご飯食べて、制服を着て、学校へ行く。
登校はバスで、五分前にバス停に付き、余裕を持って行動する。
バスが来るまで、携帯で暇を潰した。途中、「おはよー」なんて言ったりしながら。
バスが来た。たた。と バスに乗って、舞夏を探した。
バスから一緒に投稿している友達。
なんか、友達っていうか……。まあ、話相手。
「あっ、アヤー!つか早っ」
「マイ。おはよー。」
「勉強さー後で教えてえー……」
「うん、いいよ」
「さっすがーっ。いいなあ、スタイルいいし、頭良いし、美人だし……完璧じゃん」
「そんなことないよ」
「またまたあ」
きき他愛もない話をした、殆ど聞き流したけど。
「……それでさ、知ってる?最近女の人が行方不明になる事件が多発してるんだってー!」
どこからその話に繋がったの……
「えー?そうなんだ……でも報道されてないよね?」
「そーなのっ! ああ、なんで報道されないのかなー。怪しいー……。あ、しかもさ!しかもだよ?! 行方不明になる人が高確率で美人……」
マイはそういう話大好きだからね……あーあ……止まらないな、仕方ない。
「ね。古岡くんなにか知ってる? そういうの詳しいでしょ??」
古岡秋。男。マイ以上にオカルトマニア。ついでに萌えオタク。
そういう関係をしゃべり出すと止まらないんだけど、普通に話すとかなり途切れ途切れ。
「あっ……、えと……高橋、さん、おはよ、ございます……知って、ますよ」
「詳しく教えて?」
じゃないと、マイが止みそうにない……
ぐだぐだしちゃったかも・・・。




