宝石
ある女性の思い出とそれにまつわる物語
皆さんは宝石、お好きですか?
愚問ですね 嫌いな方はいないでしょうね
特に女性は…
私もご多分に漏れず、宝石が好きです
ただ、宝石には何の罪もありませんが
大部分をリサイクルに出しました
宝石には、それにまつわる色々な物語があります
めくるめく官能、屈辱や嘆き、
期待や喜びに、突然の別れなど
宝石に罪はないけれど、やっぱりそれらの
記憶がよみがえり、もう私の中では
輝きを失ってしまったのです
もちろん、何も気にならない方もいるでしょう
それはそれでいいと思います
あくまでも私の見解です
しかも、それがどれ程高価なものかをわかっているだけに
すんなり処分する気になれず
いちお、娘たちにつけてみるか確認すると
「別に要らない」とあっさり
貴方たちの父親からもらったものもあるのに…
どうやら、彼女たちにとっても輝きは失われているようす
ごめんね、宝石たち 誰かのもとで輝きを取り戻してね
そして、私の思い出よ さようなら
ご視聴ありがとうございました