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36話 再び異世界へ

 各自のプロキシ オートマトン(分身人形)を起動させ、俺、ミオン、ゲキ、シ

ノブはそれぞれのプロキシ オートマトンに自分の携帯を預ける。


 ミオンは免許証とバイクのキーを預けた。


 今回は、ソフィーやクレアさん、アイーシャさん、エドナさんのプロキシ オー

トマトン(分身人形)も居る。


 出発準備を待つ間、俺は、ミオンが新しく作ったシステムをGUY BRAVE

にインストールすることになった。USBの線でパソコンと繋がれた状態のGUY

 BRAVE(俺)に、


「これで、セイアが使いやすいように変わるはずよ」


と言うミオン。


 相変わらず、インストール中は頭の中に”ザー”って感じのザラツキを感じるが……。


「使いやすいように変わるって?」


って言う俺に、ミオンがニッコリ笑って、


「それは、使ってのお楽しみ~」


って言いやがる。






◇◇◇◇◇





 ニールさんが用意が出来たと言うので、ンドワン国の大使館の地下室に全員集まった。


 地下室には大きな魔法円が作られており、メンバー全員が魔法円に入ったのを見てニールさんが、ソフィーに頷いた。魔法円中央に居たニールさんが杖を大きくかざし、ソフィーはそれを見てから、魔法円中央部にある大きな水晶(魔水晶)に触れ、魔力を注ぎこんだ。


 すると、水晶から淡い青白い光がでて、魔法円全体に広がり魔法円に刻まれた魔法文字や記号に次々と流れ、魔法円全体が光り出した。


 それを確認したニールさんは、杖を頭上に掲げこう言った。


「Paralleltransfer【異世界転移】!!」


 俺達の周りにある魔法円の頭上に例の雲のモヤモヤが現れたかと思うと、次の瞬間!俺達は、魔法円の真上に出来た雲のような物に吸い込まれた、と思ったら、俺達はすでにトンネルのような所を移動していた。


(うん、これこれこの感覚)


とトンネルを異動しながら思う俺。

決して、不快ではないんだが……爽快って訳でもない。


 そのうち進行方向にから眩い光が刺して来たかと思うと……見覚えのある洋館が目の前に現れた。






◇◇◇◇◇







 アルブ王国にあるイーシャイナ王国大使館の建物。


「お久しぶりです!おひー様、勇者殿!」


と俺の後ろから大きな声がしたので、振り返るとそこには、恰幅の良い男の人が立っていた。


 そう、アルブ王国にあるイーシャイナ王国大使のジョセフさん。


 ジョセフさんはニコニコと笑いながら、俺とソフィーに近付き、笑顔で握手をして来た。


「お久しぶりですクルゼル先生♪」


「お久しぶりですジョセフさん」


と俺とソフィーはジョセフさんと握手しながら言った。


 ジョセフさんと握手した時に、俺の目にジョセフさんの後ろにある物体が目に止まった。


「これは……」


その驚く俺の言葉に、時田さんが俺に近寄り、


「これが、この世界で活動するための車両です。」


と言った。


 俺が、車両と言うには大きすぎるそれを見て驚いていると、


「私達の移動基地だね。」


ミオンが笑顔で俺に言った。


「い・移動……基地ねぇ~」


と呟く俺。


 見た目は、アメリカのトレーラー、コンボイを少し幅を大きくして、コンテナ部分の上に砲やレーダーを付けた感じ。


全長              18m


全幅               3.2m


全高               9m


(トラック(荷台部分含む)高さ  3.2m)


総重量              45トン


 ただ、これは砲やレーダーを付けたのもあるが、なんと言ってもこの車両は電気自動車なため搭載しているバッテリーが重いのだ。


 では何故、電気式なのか……それはトレントが言う排気ガスを防ぐのと……燃料補給をし易くすること……つまり俺のエレクトリーアームで電気が容易に供給出来るであろうことを考慮して、こうなったらしい。


 トレーラの各車輪部分に其々モーターが設置されており6×2=12個のモーターで走ると言うもの。これら12個のモーターでこの重いトレーラーを最高時速125kmまで出せるそうだ。


 そして、コンテナ部分には通常レーダーと魔力レーダーがあり、丸いのが通常レーダーで、お椀型に所々色んな色の水晶の突起が付いているのが、魔力レーダーだそうで、この二つが感知したデーターをコンピュータで、処理して、魔物などを感知するらしい。


 コンピュータのデーター処理のプログラム制作には、ミオンも協力したってことだ。

レーダーのほかに、コンテナ中央には回転塔のような物があり、そこには20mmバルカン砲が搭載せれいる。


 この20mmバルカン砲はM168 地上運用を前提に、補機などの構成を調整した派生型。M168とレーダー射撃管制装置を組み合わせた対空砲システムとして開発されたもの。


 今回は対空砲としても使うが、主砲として地上の魔物相手にも使うらしい。


 その両脇(左右には)アメリカ軍使用のAGM-114ヘルファイア空対地ミサ

イルが3本づつ左右に搭載されている。このミサイルは、主に対戦車ミサイルとし

て使用されるが、俺達はこれを大型の魔物に使う。基本となる誘導方法はセミアク

ティブレーザー誘導で、レーザー発信部はコンテナのレーダーとバルカン砲の付い

ている回転塔との間にドーム型格納庫から発進する、おおよそ直径60cmのドロー

ンを発進させ、ミサイルの誘導レーザーを照射する。


 このおおよそ直径60cmのドローンは偵察用のカメラと集音機も搭載し、しか

も短機関銃イングラムM10を2基搭載しいている。9m弾で、全弾32発をわ

ずか1.5秒で撃ちつくすこの短機関銃は攻撃の為と言うより、弾を撒き散らし

防御する意味合いらしいが……それと地上を攻撃する為のソフトボール大の特殊

爆弾も2つ搭載していると言う。攻撃のかなめと言うより支援に徹したしろもの

だそうだ。


 いずれも、ミオンが担当するらしい。


 そのバルカン砲やミサイルが搭載されている回転塔の後ろには、長さ6mほどの

ポール状の物がありその頭頂部には沢山の水晶のような物が付いていいる。


 これは、【障壁】をトレーラー全体に張る装置で、これはソフィーが担当らしい。


 また、トレーラーの前部、けん引トラック部分の本来エンジンがあるフロント部

分には、ブローニングM2重機関銃口径:12.7mm、装弾数:110発が2つ

搭載されている。


「では皆様、中をご案内いたします。」


と言う時田さんに案内され俺達はトレーラの中に入ることにした。




◇◇◇◇◇





------異世界某草原の中にある湖の畔---


 ソフィーが、スライムに襲われたところに、1人の男が三又の槍を持って立って

いた。長く伸びた白髪を逆立て、白い、フードがないローブのような物を着てい

る。


 そう彼は、サディコ将軍。


「さて、今度はこいつらか……」


 そうサディコ将軍が1人言うと、懐から大きな水晶(魔水晶)を取り出し、湖の

畔にそっと置いた。


 しばらくすると、半透明のウニョウニョする物体が、湖のあちらこちらから出て

きて、その魔水晶に群がって来た。


「ソンブルおうは、いったいこんな物何に使うのやら……」


そう1人呟きながら、魔水晶に群がるウニョウニョする物体を眺めていたが、


「これくらいで、よかろう」


そう言って念話で、


≪ソンブル翁、これらをTransfer!(転送)願います。≫


≪うん、分かった≫


 念話を交わすと、魔水晶に群がるウニョウニョする物体達が光り、シャボン玉の

ように成ってその場から姿を消して言った。


 ウニョウニョする物体が消え、魔水晶だけになったのを確認すると、セディコ将

軍は、魔水晶をそっと拾い上げ懐に戻すと、


「Transfer!(転送)」


 そう言い、光ったかと思うと、シャボン玉のように成ってその場から消えて行っ

た。


トレーラー少しデカイ……かな(汗)


※35話の下記の部分


 そんな楽しい学園生活が続いた6月初旬のある放課後、俺のスマホの無料通信ア

プリに時田さんからメッセイジが入る。『皆様ご準備が整いました。』それを見て

、すぐさま『了解』の文字を打った俺は、ソフィーを連れて一旦家に帰り、準備を

整えンドワン国大使館に向かうのであった。

                 ⇓


 そんな楽しい学園生活が続いた6月初旬のある放課後、俺のスマホの無料通信ア

プリに時田さんからメッセイジが入る。『皆様ご準備が整いました。』それを見て

、すぐさま『了解』の文字を打った俺は、ソフィーを連れて一旦家に帰り、着替え

を済ませる。制服から俺はロンティーに半袖のチェックのシャツを羽織り、ジーパ

ン姿、ソフィーは木綿のワンピース。


 準備を整えンドワン国大使館に向かうのであった。


別段ストーリーに差しつかえありません。

読み返さなくても、大丈夫です。

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