260話 地下メンバーの回収
大変長らくお待たせしました。
やっとパソコン復活しました。
本当、真っ黒なドラゴンって感じの暗黒の龍ギル。
≪ギャオ~!!≫
大きな雄叫びをあげるギル(暗黒の龍)。
≪セイア、こいつは、知性も何もないから気を付けるのよ≫
と俺の中でソアラねぇ~ちゃんが忠告する。
『うん』
それに頷く俺だった。
暗黒の龍ギルは、空に向けて、口から黒いモクモク(煙)のようなもの
を吐き出した。
≪暗黒フィールドを張るつもりねw≫
『暗黒フィールド!?』
俺は、ねぇ~ちゃんの言葉を聞き返す。
≪地下でゲークが使ってたやつ≫
『地下で……?』
≪ほら、聖霊センサーで……≫
(あの、何も見えない感じない空間か……)
『……あぁっ!それは厄介だ』
すぐさま、俺はギルに対し、
右手(4連装プラズマ砲)。
左手(4連装フリーザービーム砲)。
を放つと同時に、ギル(暗黒の龍)に放った。
"ピー”
"ピー”
”ボシュ、ボシュ、ボシュ”
”ボシュ、ボシュ、ボシュ”
”ビキビキ~”
俺のすべての攻撃を受けたギル。
”ピシャン”
”ピシャン”
\\\BAM~!///
”ビリビリビリ”
が!
何事もなかったように平然と、空に向けて、口から黒いモクモク
(煙)を吐き出すギル。
(なんかこいつ、ゲークから分離して、強くなってないか!?)
と思いつつ、気を取り直し、必殺の
『聖霊力ビィ―――ム!!』
”ビィ―――”
”ズボズボ”
俺の放った聖霊力ビィ―ムが、奴の喉笛を捕らえ貫通した。
『ヨッシャ!』
≪ヨッシャ!≫
姉と姉弟揃ってガッツポーズ……実際には取ってないが、
気持ちの上でガッツポーズを取り、そう叫んだ。
ギルの口から出る暗黒フィールド(黒い煙)吐き出すのが止まり、
奴も動きを止めた。
が!
一瞬、動きを止めたギル(暗黒の龍)だったが、すぐさま傷口を
元の状態に再生し、こちらを”ギロ”っと睨んだかと思ったら、
再び、何事もなかったように、空に向け、暗黒フィールド(黒い煙)
を吐き出した。
『えっ!~』
と驚く俺に、
≪聖霊力が足らないのよ≫
と、ソアラねぇ~ちゃんが呟いた。
『聖霊力が足らないって、連発すれば……』
と聞き返す俺に、
≪……っう~ん連発するっていうより……聖霊力であの子を包み
込むって感じかな?≫
と答える姉に、俺は再び聞き返す。
『それは……どうやって?』
≪それはねぇ……≫
とソアラねぇ~ちゃんが俺に言いかけた時、
『ファイナルフラッシュ!』
”ビィ―――”
空から、暗黒フィールド(黒い煙)を吐き出すギル(暗黒の龍)
目掛けて、光線が放たれる。
放たれた光線は、ギル(暗黒の龍)が吐く暗黒フィールド(黒い煙)
をギルの口に押し戻し、ギルの口の中へ。
\\\≪ドッカーン≫///
ギル(暗黒の龍)の頭が吹っ飛んだ。
『セイア殿、こいつの相手はしばらく我がする……。』
『その間にソフィー殿達を!』
『うん、わかった』
≪アロガンあんまり無理しないでねw≫
俺は頷き、ソアラねぇ~ちゃんが念話でアロガンにそう言うと、
アロガンはこちらをチラっと見て黙って頷き、そのままギル(暗黒の龍)
と対峙する。
アロガンと対峙したギル(暗黒の龍)はすでに爆発した頭部が再生されて
いた。
◇
------(地上転移魔法円付近)------☆
俺は、先ほど暗黒大魔将軍ゲークと共に地上に転移した魔法円に戻る。
俺は転移魔法円に背を向け、両腕を広げ、左掌の通常のシールドと、右掌の
アンチマジックシールドを全開で展開する。
それを確認したソアラねぇ~ちゃんが、地下に居るソフィー達に念話でこう言
った。
≪今よ、転移して≫
ねぇ~ちゃんの言葉に、即座にソフィーから返事が来る。
≪かしこまりましたw≫
その言葉とほとんど同時くらいに、転移魔法円が紫色に光る。
クレアさんの巨神器、バルタンク 、戦車にゲキを
頭の上に乗せた電龍が姿を現す。
姿を現してすぐに、ゲキと電龍、それにクレアさんの巨神器が、
『では、参る!』
『いっきまぁ~すw』
『参ります!』
と俺に声をかけて、ギル(暗黒の龍)と戦うアロガンの援護へと向かう
のだった。
◇
------(アロガンVSギル(暗黒の龍)戦闘付近)------☆
そのころ、轟雷号とギランは、ギル(暗黒の龍)と戦うアロガンを援護していた。
最も、轟雷号とギランの攻撃は、ギル(暗黒の龍)には全く通用していないのだ
が……。
ただ、ギル(暗黒の龍)自身に攻撃をする隙を与えないので、あながち無駄とは
言えない。
そこへ、ゲキと電龍、それにクレアさんの巨神器が、応援に駆け付けた。
『奥義!烈火電光兜割』
電龍の放電のエネルギーを斬魔刀に集めたゲキは、電龍から飛び出し、斬魔刀でギル
(暗黒の龍)を切りつける。
”ズババババァ~ン!”
ギル(暗黒の龍)の胸から腹にかけて切り裂いたが……。
しかし、切り裂いた傷口はすぐさま元通りに再生する。
『なんと!』
驚くゲキ。
”ギャオ~ン”
ギル(暗黒の龍)は、そんなゲキを踏みつぶそうとする……。
その時だった。
『ファイヤースピンシールド!』
クレアさんの巨神器がギル(暗黒の龍)の真後ろから、攻撃をする。
”ギャオ~ン”
不意を突かれたギル(暗黒の龍)が、後ろを振りかけえり、クレアさんの巨神器
に、頭の角から、黒稲妻を浴びせそうになるも……。
『ファイナルフラッシュ!』
”ビィ―――”
\\\≪ドッカーン≫///
すかさず、上空にいるアロガンが、ギル(暗黒の龍)の頭に光線を叩き込み、
それを阻止した。
これを見ていた轟雷号のジェームズさんは、”ギラン”のソンブル翁に向け、
『では、この間に轟雷号は、バルタンクと戦車の回収向かう』
と告げた。
『うむっ』
ジェームズさんの言葉に小さくうなずくソンブル翁。
実は、この時、轟雷号の指揮はカカ皇帝から、魔虫将軍マンサの戦闘後、
帰投していたジェームズさんに代わっている。
轟雷号のジェームズさんは、操縦士の時田さんに言う。
『轟雷号進路変更!』
『進路変更アイアイサー!』
◇
------(地上転移魔法円付近)------☆
ゲキ達が、ギル(暗黒の龍)の戦闘に向かってから、しばらくして轟雷号
が、こちらに向かってきて、バルタンク と戦車を回収する。
『セイア様wご武運を』
『ご武運をw』
轟雷号の下部格納庫へと収用されるバルタンクに乗っていたシュイとソフィー
にそう声を掛けられ、
『ああ』
と軽く返事をした俺は、
翼を広げ、飛び立つのだった。
『よしこれで、俺も戦闘に加われる』
今年は、まめにとって災害続きの年でした。
コロナで、仕事のやり方がガラッと変わり、アタフタ。
続いて、体調を崩し、夏には家のクーラーが壊れ、続いてパソコンがお釈迦に……。
でも、もう、これで大丈夫!……だといいな




