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異世界いったらヒーローごっこ ~夢勇者GUY BRAVE~  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 暗黒大魔王 VS ギガ・ブレイブ(完結編)
262/267

257話 悲しいけどコレ、戦争なのよね!






------(暗黒島内北西部)------☆






そのころ、ローゼ(巨神器ガフ)は、




”ピッ"

≪Enemy≫


≪名称  マカイロドゥス(サーベルタイガー) ≫


≪体長       20m ≫

≪体高       9.5m≫


≪体重      150t≫


≪戦闘力   450,000≫


≪防御力  300,000≫


≪スピード   8,000≫


≪MP    60,000≫


≪特技≫  ・ 鋭い牙で切り裂く

      ・鋭い爪で切り裂く

      

×1


と戦っていた。


 右手に持っていたトマホークを、マカイロドゥスに破壊され、

武器は左手に握るトマホークのみとなっていた。


 マカイロドゥスは、低い体勢で身構え、今にもローゼ(巨神器ガフ)に飛び掛

かろうという体制で、両者は睨み合っていた。


”ガルルゥゥ”


≪ガオォー≫


ローゼ(巨神器ガフ)目掛け、マカイロドゥスが飛び掛かろうとした

その時だった。 


 不意に軽く、ローゼ(巨神器ガフ)は、そのままの体制で後ろにジャンプ

し、地面に右手を着き……。


「グランドスパイク!」


掛け声と共に、さっきまでローゼ(巨神器ガフ)がいた、地面が一瞬光った

かと思うと、地面から長い棘のようなものがムクムクと無数に生えだした。


 そこへ、思い切り飛び込んだマカイロドゥス。


”グワッ”


 四肢はもちろん、お腹まで長い棘に突き刺さり、身動きが取れなく

なる。


 そこへ左手のトマホークを右手に持ち替えたローゼ(巨神器ガフ)

が近寄り、


『ごめんね』


と言いながら、トマホークを振り下ろし、マカイロドゥスの頭に落とし

た。


と、同時にマカイロドゥスは虹色の泡となり消えて行った。


”ゴー”


”キュイ―――ン”


 その音に、ふと、ローゼ(巨神器ガフ)が、空を見上げると、そこでは、

シノブとディノッゾさんのF14と、猛魔爬虫獣将軍マルクが、死闘を繰

り広げていた。






◇◇◇◇◇





------(暗黒島内北西部上空)------☆





”バリバリバリバリ”


 バルカン砲で応戦するシノブとディノッゾさん。


 戦っている相手は……。


"ピッ”


≪Enemy≫


≪名称 猛魔爬虫獣将軍マルク≫


≪体長    25m≫


≪体高    20m≫


≪体重   145t≫


≪戦闘力   450,000≫


≪防御力   250,000≫


≪スピード  150,000≫


≪MP  850,000≫


≪特徴     ≫


・上半身の目から稲妻光線


・下半身のライオンの口から炎を吐く


・手に持つランスで相手を突き殺す


×1



リザードマンの上半身に下半身がライオンで、ライオンの背には、

コウモリの羽が変えていて手にはランスを持ち、兜はかぶっておら

ず、鎧を着た姿。


(しっかし、生物学上でたらめな取り合わせ……って彼らは生物

じゃなかったよな)



『Jr.(ジュニア)!ミサイルが後、1発しか残ってない……

撤退するぞ 』


と、ディノッゾさんの言葉に、


『Non、Non (ノンノン)、まだ一発あるじゃないか!』


と言い返すシノブ。


 実は、この前に2人はスフィンクスと戦っており、そのミサイル

の殆どを使い果たしていたんだ。


『しゃーねーな……じゃ、俺とお前の残り2発のミサイルで、決め

られなければ撤退するぞ』


Rogerラジャー


そう会話を交わし、2人は、猛魔爬虫獣将軍マルク方に機首を向け

る。


”キュイ―――ン”


”キ―――ン”


”キ―――ン”


 シノブとディノッゾさんは、猛魔爬虫獣将軍マルクの周りを高速で

飛び回る。


”ビカビカビカ”


”ボー”


 猛魔爬虫獣将軍マルクは、稲妻光線や炎で応戦する。


≪ええぇ~ぃ!、ちょこまかと!≫


シノブとディノッゾさんに、稲妻光線や炎を回避されイラつく


マルク。


 近づく、ディノッゾさんのF14を持っていたランスで叩き

落とするが、


『Oops!(おおっと)』


華麗に回避され、


≪おのれ~!≫


更にイラつくマルク。


 その時、後ろに居たシノブのF14が、


\\\Lock-on///


『Fire!』


”プシュー”


 シノブのF14から放たれたミサイルは、マルクの背中に命中

するも……


\\\ドッカ~ン///


≪ふんっ、そんなもの!≫


と後ろを振り向きながら、持っていたランスで再びシノブの

F14を叩こうとする。


『Oops!(おおっと)』


それを、ぎりぎりで回避するシノブ。


 その間に、ディノッゾさんのF14は下半身のライオンの顔目

掛け、ミサイルを発射した。


\\\Lock-on///


『Fire!』


”プシュー”


\\\ドッカ~ン///


≪グワッ!≫


マルクの下半身のライオンの左目が、潰れていた。


≪貴様~!よくも!≫


と言いながら、出鱈目に稲妻光線や炎を放つマルクだが、

これも華麗に回避するディノッゾさん。


≪ええぇ~ぃ!許さん!許さんぞ!≫


大声で叫ぶマルクを背にディノッゾさんが言う。


『Jr.(ジュニア)撤退するぞ! 』


それに対して


『Not yet.(まだだよ。)』


とシノブが言い返す。


『何がまだなんだ!ミサイルはもう残ってないぞ

Jr.(ジュニア)!』


と言うディノッゾさんの言葉に、


『Non、Non (ノンノン)、まだあるよ!』


と言うなり、自機の機首を再びマンサの方に向けるシノブ。


”キュイ―――ン”


それを見て、察したのかディノッゾさんと、その後ろに座る

レーダー迎撃士官の席のケイトリンさんがが叫ぶ!


『Jr.(ジュニア)何をする気だ!戻れ!戻れ!』


『早まらないでぇ~!』


と叫ぶ、ディノッゾさんとケイトリンさんにシノブが言う。


『悲しいけどコレ、戦争なのよね!』


”キ―――ン”


”ゴー”


シノブは、黙ってアフターバーナーを全開した。


『Jr.(ジュニア)!早まるな!』


『だめぇ―――!』


2人の悲痛な叫びの声を無視して、シノブは高速で体当たりを……


≪ムムッ!≫


 だが、マンサとぶつかる寸前!


≪グァァァッ!≫


とマンサが叫び声をあげたかと思うと、そのまま虹の泡になって消えて

行った。


『 What!?(なに)』


『にゃにゃ!?』


見ると、真下でローゼ(巨神器ガフ)が手を振っていた。


『Missゾメルがやったのかい?』


の問いに、


『そうだよw~』


って明るく答えるローゼ(巨神器ガフ)だった。


 いったい何が起こったか!


 って言うと、俺達は聖霊リンクで全員繋がっているので、ここのやり

取りが、すべて頭に入ってくる。


 なので、ディノッゾさん達とシノブのやり取りを聞いていたローゼが

やったらしい。


 では、どうやってか!?


 それは、シノブ達のやり取りを聞いて、真上の空を見上げると、

ちょうどそこに、猛魔爬虫獣将軍マルクの下半身であるライオンの腹が

見えた。


 あまりにも無防備だったので、ローゼ(巨神器ガフ)は背中のバック

パックの噴射を使いジャンプ!。


 そこで、ローゼは、巨神器の操縦席内で、懐から例の手鏡を出し、

叫ぶ。


『いでよバール!』


 上に突き出した巨神器の右掌からバールが飛び出す。


『グッモー!!』


そして、猛魔爬虫獣将軍マルクの下半身である、ライオンの腹目掛けて

飛んで行ったバールに、


『バール超振動ホーン!』


『グッモー!!』


 ローゼの命令に、角が小刻みに振動し、”ミヨ~ン”って感じで音が

したかと思ったら、バールは、猛魔爬虫獣将軍マルクの下半身である、

ライオンの腹を突き抜け、しかも、上半身であるリザードマンの脳天

まで突き破ったのだった。



『Thank youMissゾメル』


『ありがとにゃん』


お礼を言うシノブにアイーシャさん。


『ふうっ、助かったよMissゾメル』


『ありがとうローゼちゃん』


ディノッゾさんとケイトリンさんもローゼにお礼を言った。


『エヘヘヘヘッw』


って照れ笑いで、答えるローゼだった。


 この後、ギランに帰投するしたシノブは、ディノッゾさんとケイトリン

さんにコンコンとお説教されるのだた。


 因みに、その後、何故”カミカゼ”(体当たり)をしようとしたのかって

聞いたら、単にあのアニメのシーンをやってみたかったんだと。


で、決して死ぬ気はなかったらしい、体当たりの寸前にちゃんと、脱出する

つもりだったんだって……


 お騒がせな奴






えー、ご存じのセリフやってみました(笑)

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