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異世界いったらヒーローごっこ ~夢勇者GUY BRAVE~  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 暗黒大魔王 VS ギガ・ブレイブ(完結編)
257/267

252話 変なフラグが立っちゃうよ

コロナのバカヤロー!

いろんな段取りがくるってるぞ!

あぁ~すっきりした。




------(暗黒島上空)------☆



『ジェームズ殿達は、エドモンド達と交代じゃ』


カカ皇帝の言葉に、


Rogerラジャー


と答えるジェームズさん達。



 轟雷号上部格納庫から、ペガサスにまたがったエドモンド王と、マッハ

スクランダーを背負ったエドナさんが飛び出す。


 入れ替わりにジェームスさん達が乗る2機のAH-64D (アパッチ・ロングボ

ウ)が、燃料と弾薬補給のため轟雷号上部格納庫へ収容された。


 そして、シノブとディノッゾ参が乗る2機のF14(トムキャット)も、同じく

弾薬と燃料補給ののため、ギランへと着艦した。


”ピッ"

≪Enemy≫


≪名称  ジン≫


≪体長       20m≫



≪体重      ― ≫


≪戦闘力   380,000≫


≪防御力  250,000≫


≪スピード  40,000≫


≪MP   100,000≫


≪特技≫ 物理攻撃無効

     魔法攻撃(エネルギー攻撃10,000

     まで、無効


×1


(所謂、ランプの精って感じかな)




”ピッ"


≪名称  怪鳥魔将軍メッサ ≫


≪体長       25m≫


≪体重      140t≫


≪戦闘力   500,000≫


≪防御力  320,000≫


≪スピード  20,000≫


≪MP    80,000≫


≪特技≫ ・背中の大きな翼や体を覆う赤い羽根を飛ばし攻撃する。

      その羽が刺さると、高熱を帯びて相手を焼く。


     ・口から高速回転する竜巻を吐く。




×1


(顔が金色の鷲で体全体が赤い羽根に覆われ、

背中に同じく赤い翼が生えている。

 そして、手足は顔と同じく金色で、鳥の足風って感じかな)




 そこに、1体の魔獣ジンと、怪鳥魔将軍メッサが現れた。


と、同時に……。



『ミオン・マークスリー……行きま~す!』


”ギュ~ン”


 ミオンに続いて、ローゼも発進する。


『ローゼ・ガフ、出ます!』


”ギュ~ン”



 ミオン達が発進したのを待って、インヴィクタさんが発進した。


『インヴィクタ参る!』


”ギュ~ン”


 ギランから発進したミオン(マークスリー)は、すぐさまライフルを構え、

向かって来る魔獣ジンに向け発射する。

 

”ビッシューン”


"ピキピキピキ”


 ミオンのライフルから、打ち出したのはビームと思いきや、そうにあらず、

俺の左手と同じ、フリーザービームだった。


 しかも、縦に2つ銃口が並んだ、2連装フリーザービームライフル……。


 ミオン曰く、ダブルフリーザライフル……と言うことらしい。



『インヴィクタ・タックル』


加速装置で加速したインヴィクタさんが、凍り付いた魔獣ジンに、ショルダー

タックルをかます。


”バ~キーン”


 粉々に砕け、砕けた破片が次々と虹色の泡になり消えて行った。


≪な・何!≫


その光景に、驚く怪鳥魔将軍メッサ。


 しかし、そこへ、


「ライトニングアロー!ディバイダー」


"シュッ”


"シュッ”


"シュッ”


と3本の矢が飛んできた。


 3本の矢はそれぞれ6つに別れ、合計18本の電気を帯びた矢が、怪鳥

魔将軍メッサ目掛けて飛んできた。


 が、それに対し、怪鳥魔将軍メッサは、


≪ヒートフェザー!≫


背中の大きな翼や体を覆う赤い羽根を飛ばし攻撃する。


 エドナさんの放った矢は、怪鳥魔将軍メッサの放つ赤い羽根に阻まれ、

すべて燃えつくしたしまう。


『えぇ~そんなぁ~!』


と悔しがるエドナさんに対し、


≪ふふっ≫


と不敵な笑みを浮かべる怪鳥魔将軍メッサだったが、その目の前に、

地上からジャンプした(ガフ)ローゼが現れた。


≪な・何!≫


と驚く怪鳥魔将軍メッサだったが、時すでに遅く、(ガフ)ローゼが


『いただき!』


右腕から、アンチマジックネットを射出した。


”ピシュー”


”バッサ~"


 放たれたアンチマジックネットは、怪鳥魔将軍メッサに覆いかぶさると、


怪鳥魔将軍メッサの体から、虹色の泡が噴き出していった。


≪っくそ!≫


もがく怪鳥魔将軍メッサ。


そこへ、怪鳥魔将軍メッサ目掛け急降下する、エドモンド王とエドナさん。


『サン・クラッシュ!』


『スクランダー・カット!』


 エドモンド王は、怪鳥魔将軍メッサの右わき腹を太陽剣で切り裂き、

エドナさんは自身が背負うマッハスクランダーの翼で、左わき腹を

切り裂いた。


≪グエーッ!!≫


大きな悲鳴と共に、怪鳥魔将軍メッサは体を上下に2分割され絶命した。






◇◇◇◇◇





------(暗黒島内西側エンケラトス付近)------☆




 エンケラトス(地変の龍)の側で、守備についていた死霊魔将軍ジルが、

ある異変に気付いていた。


≪ムムッ≫


≪お前の部下のジンと、メッサが倒されたようだな……≫


と死霊魔将軍ジルに声を掛けるエンケラトスだったが、


≪いや、それよりおかしいのだ≫


とエンケラトスに言うジル。


≪何がおかしいのか?≫


≪人間ごときに怪鳥魔将軍メッサがあっさり倒されたことか?≫


と再び尋ねるエンケラトスに、


≪いや、そうではない……おらんのだ≫


≪おらん?≫


≪勇者がおらん≫


≪ん!?確かに……≫


そう話している2人に突然、


≪≪あっ、何!≫≫


闘魔人将軍ジオの反応んが消えたことに気づく!


≪しまった!こっちが囮か!≫


≪エンケラトス!ここは任したぞ!≫


そう叫ぶと、死霊魔将軍ジルはすぐさま、地下の魔王城へと向かうのだった。






◇◇◇◇◇





------(ギラン格納庫 退避ボックス内------☆



 燃料と弾薬補給のため、ギラン格納庫へと戻って来たディノッゾ

さん、ケイトリンさんにシノブとアイーシャさんは、格納庫内にあ

る退避ボックスで、補給の間、しばしの休息をとっていた。


 各自飲み物を飲んでいる中、シノブ1人、ハンバーガーにかじり

ついていた……が、


 不意に、何かを思いつき、隣にいるアーシャさんに耳打ちする。


 耳打ちされたアイーシャさんは、小さく頷き。


 シノブの側を離れ、退避ボックスをでた。


 それを見ていたケイトリンさんが、不思議そうな顔をして、


「あら?」


と言う言葉に、ディノッゾさんが、


「トイレじゃないのか?」


とぶっきらぼうに答えるが……。


 再び、退避ボックスに戻ってきたアイーシャさんを見て、


「ん!?」


と不思議そうな顔で言う。


 アイーシャさんは、そのままスーとシノブの側まで来ると、


「シノブにゃん……怪我はないようにゃん」


と心配そうなそぶりで言う。



アイーシャさんに声を掛けられ、


「ん?」


とハンバーガーをかじりながら振り返った。


そして、


「Missアイーシャ、こんな所へどうしたんです?え?」


と言うと、


「よかった……」


と笑みを浮かべ言う。


それを見たシノブが、


「Missアイーシャ、やめましょうや、迂闊ですぜ」


と答えるが、泣き顔でそれに


「シノブにゃん!」


と言うアイーシャさん。


それを見た、シノブが言う。


「俺はMissアイーシャの好意を受けられるような、男じゃない」


「俺にとっちゃあ、……Missアイーシャはまぶしすぎるんだ。

世界が違うんだな」


「シノブにゃん!」


しばらく、2人で見つめ合う。


と、徐にシノブは、フライトスーツのポケットから、指輪を出し言う。


「安物なんだがね、おふくろの形見なんだ。空でなくしたら大変だ、

預かっといてくれよ」


「シノブにゃん!」


と2人が見つめ合い……kissをしようとした時だった。


『発進用意完了!F14パイロットは、すぐに搭乗準備をしてください』


とフライトデッキオペレーターのアビーさんの艦内放送が入る。


 それまで、黙って、シノブ達の寸劇を見ていたディノッゾさんが、


”パーン”


とシノブの頭を叩き、


「お前のおふくろさんは、まだ生きてるぞ!」


と言いながら、シノブのヘルメットをシノブの胸に押し込み言う。


「Uh-oh、今いいところだったのに!」


と残念がるシノブだった。


(まぁ、やりたいことは分かる……わかるけど……

それを最後までやったら、変なフラグが立っちゃうと思うよ、シノブ)








ご存じの名シーンを短くぱろってみました。

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