251話 『Yes!』
身内に不幸があり、UPが遅れましたことをお詫びいたします。
軽快な、アニメ ミクロスの”ドックファイト”の曲を聴きながら、
シノブは、西側の一つ目の塔を目指して飛んでいると……。
『にゃにゃ!何か下から飛んでくるにゃん』
”ビシュン”
”ビシュン”
『Oops!(おおっと)』
下から飛んでくる溶岩弾を、左の翼を下に下げ、半身で避けるシノブ。
”ピッ"
≪Enemy≫
≪名称 エンケラトス(地変の龍) ≫
≪体長 40m≫
≪体重 50,000t ≫
≪戦闘力 300,000≫
≪防御力 500,000≫
≪スピード 2,000≫
≪MP 100,000≫
※1分ごとに5%MP回復
≪特技≫
・背中から尾にかけて、タコの吸盤のようなものが、
2列に並び、そこから火山弾を発射する。
・口から炎を吐く
・四本の足で、地面をけると地割れを起こせる。
(ステゴサウルスに似てる……と、思うのは俺だけかな)
俺同様に、シノブとアイーシャさんの脳裏に、エンケラトス(地変の龍)
のデーターが浮かぶ。
『悪いが、今は君の相手をしてられないんだ』
そう言うと、シノブはスロットルを更に引き、自身のF14を加速させる。
しばらくすると、それは見えてきた。
”ピッ"
\\\Lock-on///
F14のゲージにターゲットマークが現れる。
『3・2・1……Fire!』
”プシュー”
F14から放たれたミサイルは、真直ぐ塔の中ほどに向かい……
命中する。
\\\ドッカ~ン///
ミサイルが当たった、高さ100mの塔が、その中ほどから崩れ去って行く。
『Yes!Yes!Yes!』
思わず、F14内のコックピットで、ガッツポーズを決めるシノブ。
そんなシノブにアイーシャさんが、
『次行きますにゃん』
と声を掛けた。
『Roger』
アイーシャさんの声に、すぐさま気を取り直し、機を反転させ、もう一つの塔へ
向かおうとした時だった。
”ピッ"
≪Enemy≫
≪名称 メガニューラ(トンボ) ≫
≪体長 20m≫
≪体重 68t≫
≪戦闘力 300,000≫
≪防御力 180,000≫
≪スピード 10,000≫
≪MP 50,000≫
≪特技≫
・尻を曲げ、尻から光弾を発射する。
・飛行体を足でとらえ、強靭な顎で砕く。
×2
『Wow!』
”バリバリバリバリ”
自身の正面から迫るメガニューラ(トンボ)2体を、F14のバルカン砲を
放ちながら、左旋回で回避する。
そんなシノブに対し、メガニューラ達はすぐに軌道を変え、シノブの後方
から迫ってきて、お尻を曲げて光弾を放ってきた。
”ボシュ”
”ボシュ”
それを右に左にかわすシノブ。
”パタパタパタパタ”
そこへ、ジェームズさんが乗るAH-64D (アパッチ・ロングボウ)が現れた。
『シノブ!これは私が相手する、お前は先に行け!』
『Roger』
ジェームズさんの言葉に、シノブはそう答えると、F14を一気に加速させ、
その場を離れるのだった。
◇◇◇◇◇
------(暗黒島内地下洞窟の湖)------☆
暗黒龍魔王ゲーグ達のほとんどが、侵入したシノブ達を追って出て行った。
しかし、闘魔人将軍ジオと4体の巨人が残っており、今まさに俺達が乗る
アスピドケロンを攻撃せんとしていた。
"ピッ”
≪Enemy≫
≪名称 闘魔人将軍ジオ≫
≪体長 25m≫
≪体重 120t≫
≪戦闘力 400,000≫
≪防御力 250,000≫
≪スピード 10,000≫
≪MP 820,000≫
≪特徴 ≫
・持っているランスの先端から電撃を撃てる。
・目からストップ光線(一定時間相手を停止する)
”ピッ"
≪名称 オーグル ≫
≪体長 30cm~18m≫
≪体重 20kg~85t≫
≪戦闘力 40,000≫
≪防御力 20,000≫
≪スピード 8,000≫
≪MP 20,000≫
≪特技 ≫
・武器は、棍棒
・身長を30Cmから18mまで、自在に変えられる
×1
”ピッ"
≪名称 ベリアス (羊顔の巨人) ≫
≪体長 20m≫
≪体重 90t≫
≪戦闘力 45,000≫
≪防御力 25,000≫
≪スピード 9,000≫
≪MP 18,000≫
≪特技 ≫
・武器は、ハルバート(斧槍)
・力自慢
×1
”ピッ"
≪名称 カブラカン(地震巨人) ≫
≪体長 21m≫
≪体重 200t≫
≪戦闘力 60,000≫
≪防御力 40,000≫
≪スピード 3,000≫
≪MP 200,000≫
≪特技 ≫
・地面を足で踏みしめるたびに地震を起こせる。
×1
”ピッ"
≪名称 グレンデル(硬化巨人) ≫
≪体長 18m≫
≪体重 85t≫
≪戦闘力 50,000≫
≪防御力 800,000≫
≪スピード 9,000≫
≪MP 21,000≫
≪特技 ≫
・全身を硬化させる。
・武器は硬化させた体を攻、防共に使い分け、
特に固い指の爪を突き出し攻撃する。
×1
アスピドケロンの甲羅はマジックミラーになって居るので、
闘魔人将軍ジオ達の様子が俺達にはよく見える。
闘魔人将軍ジオは、フルプレートアーマーの騎士風って感じで、
オーグルは、まさにオークの巨大版って感じだし、ベリアス は、
本当、羊顔のミノタウロスった感じ。
カブラカンは、少し太めのプロレスラー風で、最後のグレンデルは、
醜く体中がトゲトゲ、カクカクって感じの巨人だった。
ここで、ソアラねぇ~ちゃんが、
≪オープン・ザ・ドア~≫
と言うと、ゆっこりとアスピドケロンの甲羅が左右に開き始めた。
さらに、身構える闘魔人将軍ジオ達。
闘魔人将軍ジオ達が、アスピドケロンの甲羅が、開くのに
気を取られてる隙に、
『聖霊力ビィ~ム!!』
俺は、アスピドケロンの甲羅越しにビームを放った。
瞬間、俺の放った”聖霊力ビィ~ム”は、アスピドケロンの甲羅を貫き、
外で身構えている闘魔人将軍ジオに命中。
と、同時に闘魔人将軍ジオは虹色の泡となった消えて行った。
一瞬で消えた、闘魔人将軍ジオを見た、シオ配下の巨人達が、驚き動揺する
中、開きかけたアスピドケロンの甲羅の隙間から俺は両腕を打ち出した。
『ブーストスマッシャーパンチ!』
左腕は、高速で回転させながら、打ち出し、右腕は回転させずに打ち出す。
\\\ズバ~ン///
”ビシュン~”
そして、高速回転した左腕で、闘魔人将軍ジオの右側に居たカブラカン
(地震巨人)の腹を打ち抜く……と、同時に飛ばした右手を広げ、闘魔人将軍
ジオの左側に居たグレンデル(硬化巨人)を右手の4連装プラズマ砲で、頭、
喉、胸、腹を同時に打ち抜いた。
2体の巨人も、闘魔人将軍ジオ同様に、虹色の泡となった消えてたのを見た
オーグルとベリアス (羊顔の巨人)が慌てふためく中、アスピドケロン
の甲羅が、完全に開いたのを見た電龍が、自身の頭にゲキを乗せ、飛び出した。
まず、電龍が放電し、そのエネルギーを斬魔刀に集めたゲキが、電龍の頭
から、ベリアス (羊顔の巨人)目掛け、飛び降りながら、斬魔刀を振る。
「奥義!烈火電光兜割」
真っ二つに咲かれたベリアス (羊顔の巨人)が虹色の泡となり消えて行く中、
今度は電龍が、口からヒュドラの毒を吐き、オーグルを溶かした。
≪よし!≫
と俺の中のソアラねぇ~ちゃんが、ガッツポーズを取のだった。
◇◇◇◇◇
------(暗黒島上空)------☆
”プッシュー”
”プッシュー”
\\\ドッ~カン///
2体メガニューラ(トンボ)を倒した2機のAH-64D (アパッチ・ロングボウ)。
しかし、
『ボス弾切れです』
『ボス、こちらも弾切れです』
ジェームズさんが乗る、AH-64D (アパッチ・ロングボウ)の射撃手をしている
時田さんに続き、もう一機に乗るヴァンスさんもそう報告する。
『ん!?……』
その報告に、答えが詰まるジェームズさんだったが、そこに……。
”ピッ"
≪Enemy≫
≪名称 バハムート ≫
≪体長 15m≫
≪翼長 30m≫
≪体重 150t≫
≪戦闘力 400,000≫
≪防御力 350,000≫
≪スピード 20,000≫
≪MP 80,000≫
≪特技≫ 口から超音波メス
目から破壊光線
×1
(精悍な容姿のワイバーンって感じ)
”ピッ"
≪名称 フレースヴェルグ ≫
≪体長 23m≫
≪体重 130t≫
≪戦闘力 370,000≫
≪防御力 320,000≫
≪スピード 13,000≫
≪MP 65,000≫
≪特技≫ 鳥の足状の手足の爪でのクロー攻撃
口から火炎を吐く
×1
(顔が鷲で体が人間……手足が鳥で、背中に翼が
生えてるっ……感じ)
それら、2体の魔獣を前に、
『ここまでか……』
と、ジェームズさんが呟いた時だった。
\\\ドッ~カン///
\\\ドッ~カン///
大きな爆発音とともに、
\\\ズ・ズズズゥ~ン///
\\\ズ・ズズズゥ~ン///
と大きな振動が起こり、暗黒島上空を覆っていた黒い幕のような物が、
少しずつ引いて行く。
と、
”ピー”
”ピー”
”ズキュ~ン”
”ズキュ~ン”
\\\ドッ~カン///
\\\ドッ~カン///
赤色の光線が2つと、衝撃波が2つ飛んできたかと思うと、
それぞれバハムートとフレースヴェルグに、命中し、光線と
、衝撃波が命中したバハムートとフレースヴェルグは、あっという
間に虹色の泡となった消えた。
『Wow!』
『What!?』
その光景を見て、驚くジェームズさん達の前に、轟雷号と”ギラン”が姿を現し、
『何とか間に合ったようじゃな』
とカカ皇帝の声が無線で入って来た。
その声に、ジェームスさん達は親指を立てて一斉に答えた。
『Yes!』
アスピドケロンの甲羅はマジックミラーになって居るのは、聖戦士ダ〇バインで、
オーラバトラーのコクピットがマジックミラーになっているのは、なんかの獣の
甲羅を使ってるから……をヒントにしました。




