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異世界いったらヒーローごっこ ~夢勇者GUY BRAVE~  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 暗黒大魔王 VS ギガ・ブレイブ(完結編)
252/267

247話 ええぇ~い!うっとうしい



 俺は、島を東回りで、戦海魔獣将軍ラブロ率いる魔獣達が上陸しただあろう地点

に向かった。


"ピッ”


≪Enemy≫


≪名称 戦海魔獣将軍ラブロ≫


≪体長    25m≫


≪体重   100t≫


≪戦闘力   400,000≫


≪防御力   200,000≫


≪スピード   ≫


・海中  10,000


・陸上   6,000


≪MP  800,000≫


≪特徴     ≫


・三俣の銛から出す高圧高回転の水流


・口からトビウオ型ホーミングミサイル


・水を変幻自裁に操る


”ピッ"


≪名称 サボテグラー(サボテン巨人) ≫


≪体長       18m≫


≪体重       65t≫


≪戦闘力    10,000≫


≪防御力  400,000≫


≪スピード   2,000≫


≪MP    10,000≫


≪特技      ≫ 


・体中の棘を飛ばす


×1


”ピッ"


≪名称 グシオス(トド) ≫


≪体長       22m≫


≪体重      200t≫


≪戦闘力   280,000≫


≪防御力  200,000≫


≪スピード   ≫


・海中  10,000


・陸上   3 ,000


≪MP  40,000≫


≪特技≫ 


・攻撃吸収


・口から溶解液発射



×1


”ピッ"


≪名称 シーウッドギガントス(海藻巨人) ≫


≪体長       20m≫


≪体重       85t≫


≪戦闘力   100,000≫


≪防御力  150,000≫


≪スピード   ≫


・海中   8,000


・陸上   5 ,000


≪MP  20,000≫


≪特技≫ 


・全身を覆う海藻を伸ばして相手を拘束する


・全身の粘度のある液体を分泌し、あらゆる刃物を通さない。


×1


”ピッ"


≪名称 カッパー(カッパ) ≫


≪体長       21m≫


≪体重       90t≫


≪戦闘力    25,000≫


≪防御力   20,000≫


≪スピード   ≫


・海中  10,000


・陸上  10 ,000



≪MP   50,000≫


≪特技≫ 


・魔法リフレクター(頭の皿を飛ばし、魔法攻撃を反射する。)


・お尻から尻子玉(爆弾)を出し、ぶつける


×1


(なんじゃ!、カッパって……あれは川や沼に居るものだろうが…

…)


 って、思ってる場合じゃないな。


 なので、空から先制攻撃。


まず、一番弱そうなサボテグラーから、右手の4連装プラズマ砲を

お見舞いする。


”ピー”


 だがしかし、


《空から来たか!ならば……カッパー!》


 そう戦海魔獣将軍ラブロが叫ぶや否や、


 カッパーが、頭の皿を数枚サボテグラーの周りに投げると、その皿の1部が

俺の4連装プラズマ砲を跳ね返す。


 俺自身が撃った、4連装プラズマ砲が跳ね返り、俺の両翼を貫いた。


「何っ!」


 コントロールを失い、俺は墜落……あわや、海面に激突って思ったが、何とか

態勢を整え、強引に着地した。


\\\バッシャ~ン///


”シュルシュルシュル”


シーウッドギガントス(海藻巨人)が自身を覆う海藻を伸ばし、俺の左腕に絡ま

せる。


 そこへ、サボテグラーの棘攻撃。


”シュッ””シュッ””シュッ”


 無数の棘が俺を襲うが……。


”カンカンカン”


 俺は何ともない。


 驚く、サボテグラー……って、お前、ハニワのような顔だから、わかりにく

いんだよ。


「プログレッシブ ブレード!」


 俺はすぐさま、右腕から高周波ソードを出し、絡まった左腕の海藻を切ろう

とするが……。


”ニュル~”


 シーウッドギガントス(海藻巨人)が、出す粘液がそれを阻む。


「んっ、なら!」


「ブーストスマッシャーパンチ!」


そのまま左腕を回転させながら、シーウッドギガントス(海藻巨人)の土手っ腹に、

ぶち込んでやった。


 が、


あの全身を覆うヌメヌメのおかげで、奴の土手っ腹に穴は開けれなかった。


 けど、


 奴は、その衝撃で、海辺に倒れ込んだ。


\\\バッシャ~ン///


 それを見た、戦海魔獣将軍ラブロは、持っていた三俣の銛を俺の方に突き出すと、

そこから、ものすごい回転する水流を放つ。


《これでも喰らえ~!》


”プッシャー”


俺は、咄嗟に右手のアンチマジックシールドを展開し、それを防いだ。


《むむっ》


唸る戦海魔獣将軍ラブロ。


「そぅ~ら、こいつはお返しだ!」


 俺はすぐさまお返しに、左肩のランスを右手で引き抜くと、それを投げつけた。


 が、


 それを、グシオス(トド)が、口から溶解液を吹き付け、溶かしてしまう。


「何っ!」


《では、こっちもお返しと行こう》


そう言うと、戦海魔獣将軍ラブロは、そのアンコウ顔の口から、トビウオを発射する。


 俺は、すかさず右手の4連装プラズマ砲を撃って、それを迎撃した。


 のだが、それを”ひょい”とかわしながら、俺に向かって飛んでくるトビウオ。


「間に合わん!」


と、俺は咄嗟に左手の通常のシールドを張り、防いだ。


\\\ドッカ~ン///


 俺の左手に、かなりの振動が伝わってくる。


 そこへ、さらにサボテグラーが、全身の針のような棘を飛ばしてくる。


”シュッ””シュッ””シュッ”


”カンカンカン”


「ええぇ~い!うっとうしい」





◇◇◇◇◇





------(オブリヴィオン島(クレアとローゼの現在地))---☆



『ローゼ、あなたは一旦、ギランに帰りなさい』


得物を失い、奥の手まで使い、ほとんど戦闘力を失ったローゼ(ガフ)に、

クレア(ジャン)さんが声を掛ける。


『えっ、でも、クレアが1人になっちゃうじゃない』


と心配げに言うローゼに、


『私は大丈夫よ、元々騎士だったし、まだこの巨神器ジャンは戦

えるもの』


『でも……』


とまだ、クレア(ジャン)さんを心配するローゼ(ガフ)。


『1人になる……って言っても少しだけの間でしょw』


『この位置からだとすぐに、ゲキさんや、ミオンさん達に追いつくわよ』


と心配するローゼ(ガフ)をたしなめるように言うクレア(ジャン)さん。


『そう……じゃ、わかった、気を付けてね』


『ローゼもねw』


そうローゼ(ガフ)と言葉を交わし、別れるクレア(ジャン)さん。


 クレア(ジャン)さんが、ローゼ(ガフ)と別れ、数分歩いた時だった。


”ピッ"

≪Enemy≫


≪名称  ロック・トータス≫


≪体長       21m≫

≪体高       13m≫


≪体重      220t≫


≪戦闘力    30,000≫


≪防御力   90,000≫


≪スピード     200≫


≪MP    95,000≫


≪特技≫ 


・強固な岩の甲羅で、防御力が非常に高い


・背中の甲羅にあるバズーカのようなもの

 で、岩石を打ち出す。


×1


 と、突然、大きな岩の塊に似た亀に出くわすクレア(ジャン)さん。


 すぐさま身構え、剣を抜き攻撃をする。


『ファイヤーブレード』


剣の刃、全体を炎で包み、高温の熱で敵を切り裂くクレア(ジャン)さん

の技。


 だったが、


”カキーン”


弾かれるクレア(ジャン)さんの剣。


 クレア(ジャン)さんは、すぐさま間合いを取るが……。


 そこに、


”ドッピュ~ン”


と、ロック・トータスが、中の砲から、大きな岩をクレア(ジャン)さん目掛

けて打ち出した。


『ふんっ……』


素早く、飛んでくる大岩を回避し、ロック・トータスの左横に回り込んだ。


 それを見た、ロック・トータスが、ゆっくり……ゆっくりと、クレア

(ジャン)さんを追って、右に頭を向けようと回りだした。


『おっ、おそ!』


あまりにゆっくりと動く、ロック・トータスの動きを見て、思わず口にする。


 クレア(ジャン)さんも、ロック・トータスの動きに合わせ、左へ、左へと、

ゆっくり移動する。


『この動きで、倒されることはないけど……』


クレア(ジャン)さんとロック・トータスは、ひたすら回り続けるのだった。




◇◇◇◇◇






「ええぇ~い!うっとうしい」


と俺が、思わず口にした時、サボテグラーの頭上に人影らしきものが見えた。


「奥義!烈火電光兜割」


”バリバリバリ~””ズバーン”


 サボテグラーは、頭から真っ二つに割られ、崩れ去った。


「あっ、ゲキ!」


「すまない、セイア……遅くなった」


ゲキの後方、高台には……。


「電龍!」


「はい、はぁ~いw、でんちゃん登場だよ~」


 小さな翼をパタパタさせて言う、電龍がそこに居た。


《な・なにっ、たかだか人間とドラゴン擬きが、突破しただと……》


驚く戦海魔獣将軍ラブロ。


「もうすぐ、ミオンっち達も来ると思うよw」


(くっそー、こうもやすやすと魔獣達がやられるとは……)


 戦海魔獣将軍ラブロは、そう心で呟くと、


《では、そろそろ本気で行くとするか》


と言うなり、またもや、三俣の銛を俺の方に突き出すが、


「その手はくらわねぇ~よ」


と俺は、すぐさま右手のアンチマジックシールドを展開し、先ほどの水流攻撃

に備えたが……。


\\\ズバーン///


奴が持つ銛からでなく、俺の後ろの海の方から、水流が襲い、俺の背中にぶち

当たった。


「っく、!」


 先ほどは翼をやられ、今度は、背中のバックパックまで破壊された。


(これじゃ、空を飛ぶどころか、ジャンプもままならないな)


”バシャバシャバシャ”


 ここは、遠浅の海なので、ゲキは、ひざ下までつかりながらも走り、

俺の後ろに回ってくれた。


《ふん、人間ごときが何ができる》


 そう言って、再び三俣の銛を俺の方に突き出す。


 またもや、俺の後ろ、ゲキが居る方から水流が俺とゲキを襲おうと、迫って

来るが……。


「撃心流気功旋風!」


ゲキが、竜巻を起こし、それを防いだ。


《おのれ~!》


悔しがる戦海魔獣将軍ラブロ。


 その時、カッパーが、お尻から、尻子玉(爆弾)を出し、電龍にぶつける。


 が、


 それを、すべて吸い込む電龍。


”ス~ゥ”


”あぐぅん”


”クチャクチャ”


「んーっ、あんまり、おいしくないな」


と言うなり、


”ペッ””ペッ””ペッ”


とカッパーの足元に吐き出した。


\\\ドッカ~ン///\\\ドッカ~ン///\\\ドッカ~ン///


 足元の爆発に、驚き、ジタバタするカッパー。


「へへ~んだ」


と得意げに言う電龍に、シーウッドギガントス(海藻巨人)が、自身を覆う

海藻を伸ばし、電龍に巻き付けた。


「うっ、へぇ~このヌメヌメきもちわりぃ~」


「もう~!!」


電龍が、癇癪を起し、放電する。


”ビリビリビリ~”


 だが、電龍の放電に、なんともないかに見える、シーウッドギガントス

(海藻巨人)。


「電龍待ってろ、今助けてやる!」


 俺が、電龍にそう言って、電龍に巻き付いた海藻を焼き切ろうと、右手を

構えた時だった。


 戦海魔獣将軍ラブロは、三俣の銛を俺の方に突き出し、例の水流を放て来た。


 と、同時に、俺の後ろの海からも水流が襲って来る。


 俺は、構えた右手を広げ、アンチマジックシールドを張り、正面から来

る水流を防ぐ。


 とほぼ同時に、ゲキが、


「撃心流気功旋風!」


竜巻を起こし、それを防いだ。


「このままだと、防戦一方だぞセイア」


そうゲキが、俺に言う。


「ああ」


俺は、自分のことより、クレアさんのことが気になり、ゲキにそっけない

返事をするのだった。



シーウッドギガントス(海藻巨人)は、『帰ってきたウル〇ラマン』の

ザザーンが、モデルです。

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