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異世界いったらヒーローごっこ ~夢勇者GUY BRAVE~  作者: グリンピースの豆ごはん
第6章 暗黒大魔王 VS ギガ・ブレイブ(完結編)
244/267

239話 戦海魔獣軍団(後編1)

少しペースが戻ってきました。

引き続き頑張ります。

ごめんなさい海難の龍の名前を間違えていました

正しくはティアマトです。


 俺とゲキが戦っているころ……。


 轟雷号もまた、ハンマーオルカとボールオクトパスと戦っていた。



≪ヴァンス!1番~4番魚雷全弾発射!≫


と言うと、すぐさまヴァンスさんが、


≪魚雷全弾発射します≫


そう言いながら魚雷を発射した。


”ゴボッ”


”シュー”


”シュー”


”シュー”


”シュー”


 それを見た3体のボールオクトパスが、口からビーチボール大の大きなウニ

(機雷)を轟雷号に向け打ち出してくる。


”シュポ”シュポ””シュポ”


”シュポ”シュポ””シュポ”


”シュポ”シュポ””シュポ”


 轟雷号の発射した4本の魚雷は、ボールオクトパスの放つ無数のウニ(機雷)

に触れ全弾爆発した……。


\\\ドッ~カン///


\\\ドッ~カン///


 が、


 ウニ(機雷)と魚雷の爆発による衝撃波を受け、2体の先行するボールオ

クトパスが、虹色のシャボン玉と変わり消えて行った。



≪Yes!≫


キャプテンシートで、思わずガッツポーズをとるジェームズさん。


 しかし、ウニ(機雷)と魚雷の爆発を掻い潜って、轟雷号に迫るハンマー

オルカ。


ハンマーオルカは、自身の頭部にある大きな鉄球ハンマーを打ち出した。


 この鉄球ハンマーは、鉄球の周りに突起物が無数に突き出ており、ハン

マーオルカの体とは、鎖でつながっている。


 鎖の長さは、最長18.5mまで伸びる。


\\\ガッシャーン///


 ハンマーオルカの放つ、鉄球を済んでのところで、右に舵を切り、避けようと

した時田さんだったが、避けきれず轟雷号の左舷上部をかすめた。


衝撃で、少し右に傾く轟雷号。


≪左舷第一デッキ第二ブロックに被弾!≫


≪被害は!≫


 マーカーさんの報告にすぐさま、ジェームスさんが叫ぶ。


≪外壁部に傷を負いましたが、亀裂、浸水はありません≫


のマーカーさんの報告に、


≪何としても、Mr.セイアが応援に来るまで持ちこたえろ!≫


と檄を飛ばすジェームスさんだった。





◇◇◇◇◇






 そんな轟雷号に、ハンマーオルカが体制を整え、さらに攻撃を

加えようと大口を開ける。


≪イカン、あれを食らうと轟雷号は保たんぞ!≫


 思わず大声を上げるカカ皇帝。


 その時だった。


 今まで、黙っていたパーマーさんが、


≪Yes!≫


って叫んだかと思ったら、ソフィーに言った。


≪ソフィーさん、魔力供給を!≫


≪は?……い≫


突然、言われ驚き固まるソフィーに、


≪いいから早く!≫


≪あっ、はい!≫


ソフィーはパーマーさんに言われるまま、自身の席にある魔力供給用の魔水晶に触

れ魔力を供給した。


≪ボス!……いやMr.トキタ障壁を!≫


パーマーさんに言われるまま、時田さんは障壁のスイッチを入れた。


ハンマーオルカは、大きな口から超音波を発射した。


”ゴー”


\\\ドッ~カン///


 ハンマーオルカが放った超音波が、轟雷号が張った障壁バリアーに当たり爆音をあげる。


≪≪Yes!≫≫


パーマーさんと、ジュエームズさんはそう言うと、2人同時にガッツポーズをとる。


≪パーマー君、説明を≫


そんなパーマーさんと、ジュエームズさんに向け冷静に言う時田さん。


≪あっボス!……いやMr.トキタ……対消滅弾発射後、武器が使えるよう

に、ずぅ~とプログラムを改変していたんですが、それがやっと今終わった

んですよ≫


≪Mr.パーマーでは……≫


≪はい……です≫


お互いそう言葉を交わすとニヤリと笑った。


≪時田、取り舵、90度回頭!≫


≪アイアイサー≫


≪ヴァンス、ショックカノン砲(衝撃波砲)発射用意≫


≪発射用意に入ります≫


次々に指示を飛ばすジェームズさんであった。






◇◇◇◇◇





 ハンマーオルカは、口から超音波を吐きながら、頭頂部付近にある吸気口から、

サンマミサイルを放ち、ボールオクトパスも、ウニ機雷を放ち攻撃するも……。


\\\ドッ~カン///


 すべて、轟雷号の障壁に阻まれ、傷一つ付けれないでいた。


≪全砲門一斉発射!≫


≪一斉発射します≫


ジェームズさんの指示に、ヴァンスさんそう答え、艦首にある主砲と副砲

2門、そして、艦尾にある副砲の計4門のショックカノン砲(衝撃波砲)が、

火を噴いた。


”ズキュ~ン”


”ズキュ~ン”


”ズキュ~ン”


”ズキュ~ン”


”シュルシュルシュル”


\\\ドッ~カン///


\\\ドッ~カン///


4門のショックカノン砲(衝撃波砲)を浴びたハンマーオルカと、ボールオク

トパスは、虹色のシャボン玉となって消えていった。


 俺が、轟雷号の救援に駆け付けた時には、すべては終わっていた。


 その時、ミオンから緊急の念話が入る。


≪無数のテントウムシに襲われてるの~セイア何とかして!!≫


(はい~!テントウムシ!!)


俺はミオンの言葉(念話)に驚くのだった。







◇◇◇◇◇





------魔王島(黒い霧で囲まれた球形)付近海域---☆



 プレシオサウルス似た体長40mの海難のティアマトの側に、

身長25mの顔は、アンコウで体がサハギン(半魚人)の戦海魔将軍ラ

ブロと、その配下の身長18m前後の全身わかめだらけの巨人や、大き

なヤドカリなどが居た。


≪アビシオン……いや、今はラブロ……戦海魔将軍ラブロであったな≫


≪なんだ、ティアマト……12神将時代の名前で、俺を呼んだりして

……貴様、裏切つもりか!?≫


≪いや、単にふと口をついて出ただけだ……許せラブロ≫


≪ならいいが……≫


≪おお、それよりハンマーオルカも倒したようだな≫


≪なかなか手ごわい……流石、プルウイルスを倒しただけある

……と言ったところか≫


≪どうするラブロ≫


≪そうだな、少々奴らを見くびっていたようだ≫


≪そうだな、我らが力をつけたのと同様に、奴らもまた、力をつけた

……と、言ったところか≫


≪では、どうする?≫


≪そうだな、残りの戦海魔獣を率いて俺が出る!≫


三俣のもりを握りしめ言うラブロ将軍に、海難のティアマトが口を挟んだ。


≪いや、ラブロ、貴様は残りの戦海魔獣と共に引いてくれ≫


≪ん!?、何を言うのだティアマト……貴様、さては裏切るつもりか!≫


と怒るラブロ将軍に、


≪まぁ、待て、俺の話も聞け!≫


諭すように言う海難のティアマト


≪なんだ?ティアマト≫


≪龍種、俺やプルウイルスは、広範囲攻撃に長けている≫


≪ああ、そうだな≫


≪それゆえ、本気で戦うと味方も巻き込んでしまうのだ≫


≪まぁ……≫


≪プルウイルスはそれゆえ一人で戦った≫


≪……≫


≪わかるだろう?ラブロ≫


海難のティアマトに言われ、少し考えていたラブロ将軍が顔を上げ言う。


≪しかし、例のあれを使われたら貴様……死ぬぞ≫


≪ああ、それは、貴様達が居ても同じことだろう?≫


≪あ、まぁ、そうだが……みすみす死にに行かずとも……≫


と少し心配そうに言うラブロ将軍に、


≪それが戦いと言うものだラブロ……違うか?≫


≪……≫


海難のティアマトに言われ、何も言えなくなったラブロ将軍に


≪俺が、例の兵器を奴らに使わせる!……あれを使った直後は、奴らの攻

撃力、防御力ともに落ちる!≫


≪そこを、お前が戦海魔獣と共に叩いて、殲滅してくれ!いいなラブロ≫


と強く言われ、


≪ああ、わかった≫


しぶしぶ答えるラブロ将軍だった。


ラブロ将軍と戦海魔獣達をその場に置いて、海難のティアマトは一人、

セイア達に立ち向かうのだった。


(ラブロ(アビシオン)には悪いが……これで、やっと魂を開放できる)


そう心で呟きながら……。





◇◇◇◇◇






 ミオンからの応援要請を受けた俺は、負傷した右腕の回復を確認し、左腕

をミオン達に向け放った。


≪ブーストスマッシャーパンチ≫


\\\ザッバ~ン///


海上から、空中へと飛び出した俺の左腕。


 そこには、体長5mほどの半球うの物体……テントウムシが飛んでいた。



”ピッ”


≪Enemy≫


≪名称  レディービートル ≫


≪体長         5m≫


≪体重       2.5t≫


≪戦闘力    3,000≫


≪防御力   3,000≫


≪スピード 10,000≫


≪MP   10,000≫


≪特技   ・口から光弾を放つ

      ・「後ろ羽」を広げず、硬い「さや羽」を閉じたまま、

       音速で飛行する。

×24



 本来は30体居たらしいが、俺の左腕が応援に駆け付けた時点で6体倒さ

れていた。


 羽を閉じた状態の半球状のまま、音速を超えて、飛び回るレディービートル

に翻弄されている電龍。


 本来、敵の後ろに回り込み、仕留める……ドックファイトで戦うはずのシノブ

達の戦闘機F14も、音速を超える相手にその戦法が使えず、正面からお互い

音速を超えるスピードで撃ち合うことになってかなり苦労して戦っているよう

だ。


 俺は、音速で左腕を飛ばし、


≪フリーザービーム≫


4連装フリーザービーム砲を次々に放って行った。


≪あっ、セイア≫


 ミオンは一生懸命、巨神器(ブレイブロボ・マーク3)が持つビームライフル

で、レディービートル達を狙い、撃ってはいるが、なかなか当てるのに苦労して

いるようだ。


 因みに、ゲキは先ほどギランの中に収容済みとのことだった。


 また、シュイの青龍は、先ほどまで、電龍と共に戦っていたようだが、一足早

く魔力切れで、戦線を離脱したとのことだ。


遠くのレディービートルには、4連装フリーザービーム砲で凍らせる。


 凍りついたレディービートルは、そのまま海面に落下、激突して、虹色のシャ

ボン玉となって消えていった。


 近くに居るレディービートルには、腕のガントレット部分から高周波ソードを

だし、突き刺して破壊。


 あっという間に残り24体のレディービートルを倒す……俺の左腕だった。





◇◇◇◇◇






 俺の左腕が、レディービートルを殲滅したころ。


 俺の本体と、轟雷号の前には……バカでかい海難のエンケラトスが現れ

た。


"ピッ”


≪名称エンケラトス≫


≪体長    40m≫


≪体重 4,450t≫


≪レベル不明≫


≪戦闘力   750,000≫


≪防御力   900,000≫


≪スピード  8,000 ≫


≪MP  2,000,000≫


≪特徴 津波、大渦、海流を操れる


目からフリーザー光線等 ≫


 

(ソアラねぇーちゃんの解析でも未知数なところがあるんだな)



ハンマーオルカの頭部のハンマーの形状は……ご存じの通り、ガン〇ムハンマーです。

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