表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
217/267

213話 大鷲澄空(オオワシソアラ)登場!

更新が遅れ気味ですいませんm(__)m


ブレイブカイザー→ギガ・ブレイブ!に変更しました。



(なんとか、シュイが戻るまで時間を稼がねば……)


と思うものの、ソフィーの事も気がかりなのは確か。


「フリーザーストーム~!」


奴に向け、両腕から冷凍ガスを噴射しながら考える。


(実体がないとは言え、これだけのエネルギーを何処から出してるんだ……)


そう思い、ガイブレイブの各種センサーで探ってみると……。


(……ん!?なんだあの胸の真ん中にある魔水晶のような塊は……)


「フリーザーストーム~!」


そう思い奴の胸に向け、冷凍ガスを集中して噴射してみる。


が、


 炎の圧力が高く、冷凍ガスが胸の中心核に届かない。


(ならば!)


両腕をブレードアームに変え、


「プログレッシブ ブレード!」


刀身を出し、それをクロスさせ


「クロスエンド!」


"バッシャーン”


 胸の表皮部分の炎は削れるものの、圧力が高い胸の中心には衝撃波が届かない。


「おっ、」


 しかし、胸への攻撃を受けた炎の巨人デロべ)の表情が少し変わったように見えた。


(なるほどな)


 奴の表情からも、俺の考えが正しかったことが読み取れた。


「こざかしい~」


胸を攻撃されて怒った炎の巨人デロべ)が、両腕を俺の方に突き出し、炎を撃ってくる。


「シールドアーム」


俺はすかさず両腕をシールドアームに変え、バリヤーを張り防ぐ。


 物凄い勢いの炎に少し押され気味になるが……。


「っく……」


奴の炎をかろうじて防げている。


(これで……奴の核を包みこめないかな)


 そう考えるものの、それには奴の体の中に入らねばならない。


(果たして、奴の炎にこの体が耐えられるだろうか……)


 それに……。


 残りのエネルギー(魔力)は、もう1/4を切っている。


 運よく、核をバリヤーで包み、奴の炎の元を断ったとして、奴の炎がすぐ消える

とは限らない。


 もし、奴の炎が消える前に俺がエネルギー(魔力)切れを起こしたら……。


 大鷲青空オオワシセイアは一瞬にして灰になる。


(ここは、シュイの帰りを待つ方が……)


そう考えていたら、無線が入る。


”ピピピ”


≪セイア!えらいこっちゃ~ソフィーちゃんがさらわれたんや~≫


≪えっ!≫


りゅう じいちゃんからの無線に俺は動揺する。


≪幽霊みたいな奴でな~下峠はんも、エドナちゃんも歯が立たんかってん、

すまん、セイア≫


てんぱる りゅう じいちゃんに俺は、


≪わかった、すぐ戻るから……≫


そう言って無線を終えた。


(これは、シュイの帰りを待っているわけにはいかないな)





◇◇◇◇◇






「クロスエンド!」


”ボッワ~ン”


奴の腹に風穴を開け、すぐさま開いた腹に俺は突っ込んだ。


「なっ、何を!」


 腹に開いた穴に飛び込んだ俺を摘まみだそうと炎の巨人デロべ)が手を穴に突っ込もう

とするが、空いた穴は俺が飛び込んだと同時に炎で元どうりになり、奴の手が俺を

捕らえることはできなかった。


(なるほど……)


高熱と炎の勢いはすさまじい……が、元々ガイブレイブは高温のプラズマをまとえる

んだし、奴の熱で体は溶けるわけではない。


 でも、高温の為、電子頭脳がやばそうだ。


 さっきから、異様な警告音が頭の中に鳴り響くし、俺の視界の映像も時折、乱れ

ている。


(いずれにしても、さっさと片付けないと、やばいな)


そう思い、両腕をバリヤーアームに変え、奴の胸の方に手を伸ばそうとするが、炎

の圧力で中々伸ばせない。


「んっ――って!」


やっとのことで両腕を伸ばし、バリヤーを展開するも今度は、炎の圧力で中々核を

包み込めないでいると……。


≪Danger!!≫


俺の視界いっぱいに赤く点滅する文字。


(んっ!)


俺のエネルギーゲージが残り30を切りかけている。


(ヤバイ、やばい)


俺は必死に核を包み込もうとするが……。


「させん、うぉりゃ~!」


炎の巨人デロべ)が体の中の炎の圧力を高めだした。


「ぐっ・へっつ……」


俺も負けじと、力いっぱい両手に張ったバリヤーで奴の核を包み込もうとするが……。


”ピッ・ピピピピピ”


≪Danger!!≫


≪EP  20/200,000≫


(残り20!!、やばい、変身が解けたら俺は確実に死ぬ)


”ピッ・ピピピピピ”


≪Danger!!≫


≪EP  15/200,000≫


≪12≫


≪9≫


≪6≫


(ああ、ダメかも……)


≪4≫


(ああ、俺は死ぬんだな……俺にもっと力があれば)


≪3≫


(こんな奴、簡単にやっつけて、すぐソフィーの元に向かえる力があればな……)


≪0≫


”ピ――――――”





◇◇◇◇◇






(真っ暗だな……俺死んだのかな?)


真っ暗で何も見えない……何も聞こえない。


静寂の暗闇の中、ふと考える。


(俺、死んだのに考えることが出来るなんて……)


そう思った時、声が聞こえた。


≪セイア……セイア≫


(?……)


≪セイア……セイア≫


(誰!?)


(私よ……私)


(?どこかで聞き覚えがあるような)


(んっもう~これだからあんたわ!)


(目を開けなさいよ)


(?目を開ける)


 そう言われ目を開けると……。


 俺は光の球に包まれ、空中に浮かんでいた。


(?……)


 炎の巨人デロべ)は地上から俺目掛けて、プラズマボールを連発しているようだが……。


(?……)


 炎の巨人デロべ)の攻撃は当たらないと言うより、当たっても俺を包む光に触れた途端消

える。


 俺の体はもうエネルギー切れだったようで、大鷲青空オオワシセイアに戻っている。


 ……目の前には……羽の生えた大きな蝶……ってかFairy(妖精)

のチャームさんだった。


「チャーム……さ・ん?」


「うふふっ、まぁ、半分正解だけど、まだ気づかないかな……セイア」


「えっ……?」


「あなたのおねえちゃんよセイア」


「?お姉ちゃん……俺のお姉ちゃんは俺が3つの時、交通事故で……」


と言いかけてふと思う。


俺が3つの時、交通事故で姉は亡くなった。


俺が3つで、姉が6つ……!?」


そこまで言いかけて俺は絶句する。


「……って、お・おね……ちゃん!?」


驚く俺の顔を見て、チャームさん……いや、俺の姉の大鷲澄空オオワシソアラが言った。


「ピンポンwそう、私はあなたのお姉ちゃん……ソアラお姉ちゃんよ」


「え…――――ッ!!」






◇◇◇◇◇





「セイアよーく聞きなさい、今から私があなたの体の中に入るから……」


「俺の体の中におねーちゃんが!?」


「ええ、入るから、入ったらイメージしなさい」


「イメージ?」


ソアラねーちゃんは、俺が不思議そうに聞き返すと、


「そう、こいつを一発で倒せる勇者ガイブレイブの姿を!」


「こいつを倒せる……イメージ?」


「いいから、今からセイアの中に入るよ!」


「あっ、……はい」


俺の返事を聞くか聞かないタイミングでFairy(妖精)のチャームさん……って

か、おねーちゃんの姿が光の玉に代わり、俺の体の中に入って来た。


(うっ、なにこの圧力ってかエネルギーは!)


驚く俺に、


「早く、イメージしなさいセイア」


「……はい」


俺は姉に言われ、半信半疑ながら目を閉じて、イメージをする」


(こいつを一発で倒せる勇者ガイブレイブ……)


すると……。


「イメージ出来た?セイア」


「うっ……うん」


「じゃ、変身しなさい」


おねえちゃんに言われ頷く。


「 チェインジング!(Changing)」


の掛け声と共に俺の体が光だし変身する。


 まずは通常の変身。


 続いて、ユニコーン、フェニックス、ヴァイスデルフィンの3つの支援機を呼び

出し叫んだ。


「こい!聖神合体だ!」


3機の支援機にそう叫ぶと……。


 各3機の支援機は光の球に変わり、俺と1つになる。


 そしてその光が一段と明るく、巨大化し……。


「完成!ギガ・ブレイブ!」


身長18mの巨人の姿へと変身したのだった。


「なっ何だと!!」


驚く炎の巨人デロべ)


 俺はすぐさま、驚く炎の巨人デロべ)に左手を向けると、


「4連装、フリーザービーム!」


左手の4本の指から冷凍光線を放つ。


「うげっ……」


4本の冷凍光線を受けた炎の巨人デロべ)は、一瞬にして消え去った。


”コロンコロン”


 奴の核が地面にが転がり……。


”ピキピキピキ”


”パッリーン”

 

 粉々になった。


(おお、すげーなこれ)

本来、セイアの姉の設定は、大学生で学生結婚した姉と言う設定で、

(学園編)の修学旅行でのストーリーで出て来る予定だったのですが、

そこで出すと、やけに修学旅行でのストーリーが長くなるため、断念

しました……。

が、ここで形を変えて出してみました。


因みに「澄空」ソアラって名前は知り合いの娘さんのお名前を拝借しました。

(おとうさんには許可取ってます(笑))

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ