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129話 アルキペラゴス海護衛



夕食後、皆は、冒険者ギルドの俺達の部屋に戻ったが、俺は1人やることがあ

った。


 電動オフロードバイク2台の充電作業……。


 電龍が今絶賛引きこもり中なので、俺1人でやるしかないのだ。


 ギルド建物裏にある厩からバイク2台を出して、変身し両腕をエレクトリーア

ームに変え電圧を調整しながら2台いっぺんに充電を開始した。


 充電中……”ひ~ま~”なので、戦闘直後の皆のレベルを見て見ることにした。


≪ピッ≫


【大鷲 青空】GUY BRAVE

≪名称 GUY BRAVE≫

≪レベル21≫

≪戦闘力        220,000≫

≪防御力         80,000≫

≪スピード        90,000≫

≪EP  40,000/105,000≫

≪状態     ☆【青】良好≫

≪特技    勇者≫

≪支援機   Unicorn,Phoenix≫


(レベルが1つ上がってるけど……スピードと防御力はそのままか)


次に他のメンバーのレベルもチェックする。


【白鳥 美音】

≪名称 白鳥 美音 ≫

≪レベル17≫

≪戦闘力     25,500≫

≪防御力        200≫

≪スピード       200≫

≪状態       ☆【青】良好≫

≪MP 10,000/15,000≫

※MPは電空ブーメランのMPを現す。

≪特技  作戦参謀、電空ブーメランによる中距離攻撃≫


(ミオンもレベル上がっているけど……スピードや防御力は上がってないの

か……そこは頭打ちなのかな?)


 

【忍・メイトリックッス】

≪名称 忍・メイトリックッス ≫

≪レベル20≫

≪戦闘力   30,000≫

≪防御力    5,000≫

≪スピード     250≫

≪状態     ☆【青】良好≫

≪特技  ソルジャー≫


(やはり、シノブもレベルは上がっているが、スピードや防御力は上がらないんだ

な……)


【下峠  激】

≪名称 下峠 激≫

≪レベル20≫

≪戦闘力         30,500≫

≪防御力          8,000≫

≪スピード         1,000≫

≪MP   25,000/35,000≫

≪状態           ☆【青】良好≫

≪特技  武芸者≫



(ゲキは、レベルアップと共にMPが上がってるってゲキは気なんだけどね)


【クレア・リード】

≪名称 クレア・リード≫

≪レベル15≫

≪戦闘力        22,500≫

≪防御力        20,000≫

≪スピード          200≫

≪MP        0/5,500≫

≪状態         ☆【赤色】不良(魔力切れ)≫

≪特技  鎧騎士≫


(えっ、クレアさんレベルアップのわりにMPの上昇が少ないし、スピード及び防

御力は頭打ちって事かな)


【エドナ・エリス】

≪名称 エドナ・エリス≫

≪レベル13≫

≪戦闘力        19,500≫

≪防御力        10,000≫

≪スピード          400≫

≪MP   6,500/10,000≫

≪状態         ☆【青】良好≫

≪特技    弓騎士≫


(エドナさんはレベルアップに伴いMPが増えている!)


【アイーシャ】

≪名称 アイーシャ≫

≪レベル12≫

≪戦闘力        18,000≫

≪防御力         8,000≫

≪スピード        1,000≫

≪MP   5,000/ 5,000≫

≪状態         ☆【青】良好≫

≪特技  影魔法、吹き矢、如意棒、バズーカ砲手≫


(アイーシャさんもMPが上がってるな)



【ソフィー=ラグナヴェール】

≪名称 ソフィー=ラグナヴェール〈ドラゴン使い〉≫

≪レベル7≫

≪戦闘力      10,500+120,000≫

≪防御力        400+90,000≫

≪スピード       100+10,000≫

≪MP              ∞    ≫

≪状態   ☆【青】良好≫

≪特技  姫・無限魔力 召喚術士&魔法士≫


※但し、電龍の戦力含む


(ソフィーも若干上がってるのか?戦闘してないのに!?)



(今回はスピードと防御力のアップは誰もなかったって事か……。)





◇◇◇◇◇






バイクの充電が終わり、バイク2台を順次厩に入れて……。


「さて、部屋に戻って寝るとするかな」


と振り返るとそこに……ソフィーの顔が……。


 ソフィーは俺に有無を言わさず、近寄って……。


”ブチュ”


 う~ん目眩めくるめくひと時……。


 その一部始終を厩に居る馬達が見ているのであった。





◇◇◇◇◇





 朝、部屋で朝食を取ることにした。


 この世界ではあまり朝食を取る習慣があまりないので、お店に行っても……なん

でね。


 今日の朝食は、ハニートーストで、通常、お店で5枚切りとか6枚切りとかで売

っている一般的なサイズ所謂1斤サイズを1人1斤ずつと、サラダと飲み物(アイ

スコーヒーやアイスティ)で食事をとった。


 食事が終わり、これからそうするか皆で話していた。


「この海域を守る戦闘艦が全滅したから、当分は船は出港できないだろうね」


と言うシノブの言葉を聞いて、ミオンが言う。


「じゃ、どうしようか……」


「そうだな……このまましばらく待つ……ってことになるんじゃないかな?」


と俺がミオンに言うとミオンが身を乗り出し言う。


「待つってどれくらい?」


そう聞かれて、俺も言葉には困る。


「ん……どれくらいだろうな」


と返答に困っていたら、俺達の部屋の扉をノックする音がした。


”コンコン”


「はい、どうぞ」


ノックの音に俺がそう返事をすると、


「失礼します」


と言いながら、冒険者ギルドテネア支部の支部長ジェンマ

さんと、2人のギルド職員が入って来た。


それを見て、俺がジェンマさんに声を掛ける。


「どうしました?」


「はい、クラーケン退治早々申し訳ないのですが、クエストをお願いできないかと

……」


と申し訳なさそうに俺に頭を下げて言うので、


「まぁ、兎に角中に入ってください」


「はい、ありがとうございます」


そう言って頭を下げ、2名の職員と部屋に入って来たジェンマさんにソファーに掛けるように促した。


 俺に促されて、ジェンマさんがソファーに座り、お付きの職員はその後ろに立っ

た。


 俺とミオンがジェンマさんの向かい座り、話を聞いた。



「実は……クラーケンの出現で、ここ、テネアからイーシャイナにかけての海域を

守っていた艦隊が全滅いたしまして……」


「はい、我々もウクラハンバ王国に行く用事があったのですが……」


と俺が言うと、


「おお!それは好都合です」


と目を見開き言うジェンマさんに俺とミオンが頭に?を浮かべ


「「はい?~」」


と声をそろえて言うと、


「いえ、クエストと言うのはまさにそのことなんです」


と少々興奮気味に言うジェンマさん。


 ジェンマさんの話ではこうだ。


 この世界の大陸は一つで、大陸を包み込むように海があるのだが、丁度アルフア

ベットの”e”の字の横棒のように大陸内に通る海アルキペラゴス海がある。


 そのアルキペラゴス海を守っているのが、ケナイの艦隊だと言うことだ。


 因みにケナイの艦隊の軍艦(戦闘艦)は全部で12隻あり、4隻ずつ艦隊を組ん

で大陸内に通る海アルキペラゴス海域を守っているらしい。


 ケナイ第一艦隊は、都市ケナイ並びに都市トンリコから、カ帝国までの海域の航

行する船を守っている。


・1番艦 ネモフィラ


・2番艦 ローレル


・3番艦 オキザイス


・4番艦 ジェンシャン


 ついでに言うと、ケナイの戦闘艦の名前は花言葉から取っているそうで、


・1番艦 ネモフィラ 花言葉は(愛国心)


・2番艦 ローレル  花言葉は(栄光)


・3番艦 オキザイス 花言葉は(輝かしい)


・4番艦 ジェンシャン花言葉は(勝利)


ってな感じ。


 クラーケンにより壊滅したのは第2艦隊で、テネアから西のイーシャイナの海域

を守っていた。


・5番艦 シーベルス   花言葉は(絆)


・6番艦 クロッサンドラ 花言葉は(固い友情)


・7番艦 ピンパネル   花言葉は(約束)


・8番艦 シアリッド   花言葉は(弱き者を助ける)


 で、ケナイからウクラハンバ王国の間にある島、アンディキティラ島までが、そ

の守備範囲だった。


 現在は、その海域での護衛がないため、貿易船が出港できずに困っているそうだ。


 一応、ケナイから急遽、練習艦ジェイナスがテネアに派遣されるそうだが、その

ジェイナスは、ケナイ=イーシャイナ間の貿易船の護衛に着くため、アンディキテ

ィラ島のでの護衛が全くない状態らしい。


 因みに練習艦のジェイナスは、花の名前ではないそうだ。


(意味はしらない)


 なので、ケナイからアンディキティラ島の海域までの護衛として、貿易船に乗船

して護衛してほしいとのことだった。


「えっ、私達が護衛に着けばウクラハンバ王国行きの船が出るんですか」


とミオンが、ジェンマさんに聞くと


「はい」


と真顔で答えるジェンマさん。


「で、いつまで護衛するんだいMr.ジェンマ」


と俺の後ろに立つシノブが言うと、


「はい、2往復……か3往復……一応、2日後か3日後には、退役艦2隻が先の練

習艦と同様にケナイからここテネアに追加派遣される手はずになっていますから」


「2~3日……ならいいか……セイア」


とミオンが俺に聞いてくるので、俺は頷くと、


「では、そのクエストお受けします……で報酬は?」


って改まってジェンマさん聞くミオンに


「はい、約3日分の護衛料(傭兵代)が240万ドルマ……」


と言いかけたジェンマさんにミオンは驚き言った。


「えっ、たった240万なの!」


と思わず立ち上がりながら言うミオンに、少々タジタジになりながら、ジェンマさ

んが言う。


「はぁ、……何もなかった場合でも支払われる金額ですから……」


そこにゲキが口を挿みジェンマさんのフォローをする。


「ただ船に乗ってるだけの報酬だミオン」


と言うと、一度ゲキの方に視線を向けた後、ジェンマさんに向き直り


「えっ、ではそれ以外は?」


と聞くミオンに


「はい、寝泊りするお部屋はもちろん食事も船側が持ちますし、万が一魔物が出現

し、退治していただいた場合は、魔物の種類と数で別に報酬はお支払いいたします」


そのジェンマさんの言葉に納得したのか、ミオンは俺の方を見て


「なら、いいよねセイア」


って聞いてきた。


(おいおい、俺は安いとか文句言った覚えはないんだけどな……)


と心には思ったが、声には出さず、そのまま頷くと、


「じゃ、セイア サインしましょう」


と言いながら、勝手にジェンマさんから契約書を受け取り、俺にサインをせがむし

ぐさを見せるミオン。


 そんなミオンを2度見しながらも、俺は契約書にサインした。


「ありがとうございます」


そう言って、ジェンマさん達が俺達に頭を下げ、部屋を出て行った。


ジェンマさん達が部屋を出るとすぐに


「さぁ~皆~出発の用意しよ~ね」


と明るく言うミオンであった。








ケナイの練習艦のジェイナスは、ご存じ?アニメ銀河漂流バ〇ファムで、

子供たちが乗る宇宙船の名前です。


銀河漂流バ〇ファムの最終回がとても好きな豆ごはんであります。



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