前へ目次 次へ 2/23 プロローグ その2 スマホからは、ひっきりなしにリポーターの叫び声が木霊する。 再びスマホから、今度はハッキリと聞こえる声がした。 「本当に空から降ってきてしまった! 無数の……がこっちへ来る! 粉々な……もう駄目だ!!」 それからは、全ての破壊だけの音しかしなかった。 クラクションの音で我に帰る。 私は、信号機の交差点のど真ん中で、スマホ片手に一人突っ立っていたのだ。 なんとか、フラフラと道端へとたどり着くと、私は恐る恐る空を見上げた。