第6話 ガラス封印に注意!意外な強敵襲来…
というわけで今さらながら小説版Pixivからお引っ越ししたしのっちでございます。
わたしの作品のテーマは自分らしく生きることのむずかしさと大切さもう1つは物事の二面性なので、ぜひいろいろな角度から見てください。
ちなみに今回妖怪変化した蒼太郎と玄祐は素顔です。おまけながら聖竜族以外の短編作品
[あこがれのお兄様]に登場した黒崎若葉ちゃん、
青山莉々ちゃん、金塚茂樹くん、赤城平穏くんがわき役として再登場します以上!
ところで今回はアイザック達聖竜族がカフェバー健全で椿を元気づけるため楽しい飲み会から始まった。アイザックはフリージアと仲よくスパークリングワイン、
杏樹はのんびりハイボール、蘭丸はシレーナにビール大ジョッキを注文した。
シレーナ[おまちどうさま]
竜川蘭丸(以下、蘭丸)[おれは別に待って
ねぇがまあいいか]
蒼太郎と玄祐とバイオレットは日本酒。
飲む酒は同じでも玄祐はバイオレットに酌してもらう時もあるしかし蒼太郎は、
雪野椿(以下、椿)[蒼太郎様♡
あなたはわたしがお酌してあ・げ・る♡]
竜水蒼太郎(以下、蒼太郎)[それがしは
手酌でやるからいらぬでござる…]
手酌オンリーだったので、
バイオレット[椿、蒼太郎があいそなしで
えろうすんませんな]
バイオレットに話しかけられた椿は、
椿[バイオレット別にあやまらなくてもいいのよ。[蒼太郎はゴーイングマイウェーだよ]
って杏樹から耳にたこが
できるほど聞かされているもの]
杏樹から蒼太郎のことをいろいろ
聞かされたせいか彼のあつかいになれてしまったのである。それに玄祐とバイオレット
にあてられた杏樹にとって、
竜崎杏樹(以下、杏樹)[仲よきことは
美しきかなほほえましいような…
蒼太郎はあんた達とはちがって恋愛が
苦手なんだよと怒鳴りたいような…]
思いは複雑だった。そんなことしってか
しらでかアイザックとフリージアは、
アイザック[今までどおり椿が元気でよかった]
フリージア[前回聖竜族7人衆が全滅したら
自分も死ぬって、滅亡団の女王メツと3幹部に呪われたのがうそみたいですわ]
いつもどおり元気な椿を見て
安心したのもつかのま…
フリージア[というものの…椿への
同調呪詛はまぎれもない事実ですもの
手ばなしでよろこべません…]
アイザック[聖竜族が彼女にかけられた呪いをといて妖界と人間界の平和と光を守りぬくため、ドリームクリスタルを全5種類そろえればいいじゃないか心配無用だぞ]
アイザックがフリージアの気をひきたて
ようとするのはいいのだが…まさに口では大阪の城も建つきびしい現実を思い知り、
アイザック[しかし現実はきびしくて言うはやすく行うはかたしだよな…ぼくは手ばなしでよろこべないフリージアの気持ちがわかるぜ…]
フリージア[一理ありますわね。
そうやすやすと物事がうまくいくわけないのは百も承知ですもの…ってなんですかこれは?]
アイザック達9人[まさかこれって
ドリームクリスタル?]
アイザック達9人はびっくりするけど杏樹だけは別、杏樹の体内に
ドリームクリスタルの意識がやどり、
杏樹[妖力弓矢!!]
でいきなりフリージアが見つけた謎の宝石を破壊した理由それは、
杏樹[なぜならフリージアがさっき見つけた謎の宝石はにせ者のドリームガラスだ。
本物のドリームクリスタルとはちがい見つけても聖竜族の役にたたないゆえ、さがす
必要はないくれぐれも用心しなさい以上!]
というわけで杏樹の妖力弓矢に破壊された
ドリームガラスは灰になり消滅して、
杏樹[みんな平たく言えばにせ者のドリームガラスはさがさなくていいよ。気をつけてね]
自分の体内からドリームクリスタルの意識がいなくなった杏樹自身からもアイザック達
9人に、にせ者ドリームガラスの存在を
知らせて気をつけるように注意する。
それでも楽しい飲み会は続いた。
蘭丸[とりあえず杏樹もおれ達と
一緒に楽しく飲もうぜ♪]
蘭丸がシレーナにジン・トニックとシーフードピザを注文したと思ったら…
バイオレット[玄祐様またお酌しまひょか♡]
玄祐[すまねえなバイオレット♡]
フリージア[たまにはわたしが
お酌してあげますわ♡アイザック]
アイザック[フリージアどうもありがとう♡
今度はぼくがお酌してあげるよ]
二組の相思相愛ぶりを
まのあたりにした杏樹は、
杏樹[玄祐とバイオレットだけじゃなく、
今度はアイザックとフリージア
にもあてられた~ぁ]
と怒鳴りたいのはやまやまだがまさしく
言いたいことは明日言え杏樹
なりに冷静に考えてみたら、
聖竜士も聖竜族の勇者である前に妖怪いえども所詮は男と女おまけに聖竜巫女とはちがい
恋愛OKのせいかアイザックとフリージア、
玄祐とバイオレットの二組が子どものころからおそかれはやかれ相思相愛の仲に
なってもおかしくなかったので、
杏樹[どうせあの二組ができていることは
うすうすながらわかっていた。
いくら母親がわりのわたしでも
生木を裂くわけにはいかないよ]
聖竜士の異性関係と恋愛は
自己責任で本人まかせゆえ、
山吹一平太(以下、一平太)[みなさんほかに
ご注文はございますか?]
杏樹[ほかにご注文はあります]
杏樹は一平太に赤ワインとマルゲリータピザを注文して立場上色気より食い気にならざるおえない、というよりは恋仲になった
アイザックとフリージア、
玄祐とバイオレットの二組を長い目で見て
応援するしか道がないのである。
話は変わるが料金は大丈夫なのか?というと
アイザックいわく飲み会の料金なら、
アイザック[4日前宴会コース予約した
聖竜族です]ってぼくが代表して
人数分たてかえてあげたからもうすでに
会計ずみだよ文句は言わせないぜ]
なのでノーブロブレムだった。
アイザック[みんな今夜は日ごろのうさばらしだ!思う存分楽しんでいるか?なんて
ぼくがたずねる必要はなかったようだな…]
たしかにサンドイッチ片手のアイザックがたずねなくてもフリージア達は思う存分楽しんでいるから心配しなくていいのだ。
フリージア[アイザックあなたも
ロゼワインはいかがですか♡]
アイザック[ちょうどよかった、
ありがとうフリージア♡]
玄祐とバイオレット[バイオレット
・フィズ2つ♡]
蒼太郎[もう一本たのむぞ椿]
椿[蒼太郎様ぁわたしがお酌したほうが、
お酒の味は一段とおいしくなるわよ♡]
蒼太郎[あのな椿…
手酌でも酒の味は変わらぬぞ…]
楽しい飲み会は朝までというおちはなく
カフェバー健全の閉店時間午後11時で終わり、いくら聖竜族が飲み会をしても椿にかけられた呪いはとけるわけじゃないけど彼女が
元気になるならよしとする。ちなみに聖竜族以外の客は普通の人間が男女数人いたしかし
ストーリーとは無関係ゆえ出番なし。
一平太とシレーナ[本日は閉店しました。
またのおこしをお待ちしております]
杏樹とフリージア[今夜はごちそうさまでした]
椿[蒼太郎様、みんなまたきてね♪]
アイザック[楽しかった飲み会は
もう終わりだ、明日からはにせ者の
ドリームガラスに注意して本物の
ドリームクリスタルをさがそうぜ!]
フリージアと蒼太郎と杏樹[OK!]
フリージアと蒼太郎と杏樹は
アイザックにあいづちを打ち、
バイオレット[アイザックっ
あんたにゆわれへんでもわかっとるで!
そうでしょ玄祐様と蘭丸]
玄祐[バイオレットじゃねぇが
わかったからよけいなことは言うな]
蘭丸[いちいちうるせえぞ]
バイオレットと玄祐と蘭丸は本人達なりに
理解している。この時はまさか滅亡団が
聖竜族に勝つためドリームガラスを利用するなんてつゆ知らずだった…
あれから2日後滅亡城では、
キャットマミ子(以外、マミ子)[たとえ椿に
呪詛しても聖竜族を
全滅させなければ無意味だわ!]
妖狐雅実(以外、雅実)[わたしは椿を人質にして聖竜族を封印してほしかったのに、
そろいもそろってバカじゃないの!!]
キャットマミ子と妖狐雅実は滅亡団3幹部と
女王メツに今回も聖竜族封印をせまるが…
幹部ボウ[バカも休み休み言えっ!!
ただでさえとてもじゃないが|聖竜族
《やつら》に勝つのはむずかしいのに
度々聖竜族封印なんかできるか!!
幹部ボウに怒鳴られ一蹴されてしまい、
さらに前回シルエットながら
登場した女王メツは
今後しばらく出番がないど思うので、
マミ子[それじゃあ…
今回はどうやって聖竜族をやっつけるのよ…]
ため息をついておちこむマミ子。
雅実[同じ強敵ぞろいの聖竜族でも
女ども3人と蒼太郎と蘭丸はとにかく、
アイザックと玄祐は憎たらしいったら
ありゃしない今度会ったら
2人ともぶんなぐってやるわ!!]
せっかく前回は本来ならノーマークの
椿を利用する作戦を
思いついたのに…予想外の結果だった
せいかイライラする雅実は、
メイドナ[おバカさんねぇ~雅実
ごときにぶんなぐられる彼らじゃないわよ。
相手があの物好きな雪女なら話は別だけど
あははは~はははは]
妖狐雅実はキャットマミ子同様妖力とジャンプ力と防御力ならアイザックと玄祐に負けないものの、性差と体格差で攻撃力とパワーとスピードが彼らより劣るためにまたしてもメイドナにからかわれてしまう。
雅実[メイドナあんたって人は
わたしの神経を逆なでしないでよ!]
メイドナ[わたしは真実を言っただけよ。
雅実1人の戦闘能力だけじゃ
いまいち聖竜族にはかなわないわ]
シツジダロウ[雅実とメイドナ
2人ともいい加減にしろ!
マミ子おちこんでいるひまはないぞ!]
でもメイドナ同様シツジダロウに注意されたあとすぐ幹部ボウの命令で雅マミコンビは、
ドリームクリスタルのにせ物ドリームガラスが妖怪化変身した妖化戦士軍団ナイトメアガラスをしたがえて出撃することにした。
雅実[魔法つかいの次は
ナイトメアガラスなのね]
マミ子[さっそく出撃するわよ雅実さんと
妖化戦士軍団ナイトメアガラス!
妖力どこでもスクリーン長距離テレポート!!]
メイドナ[いってらっしゃ~い]
妖化戦士軍団ナイトメアガラスはよろい姿の
男性戦士3人と女性戦士3人の6人組である。
人間界夢田町に到着したとたん妖化戦士
軍団ナイトメアガラスは6人そろって、
ナイトメアガラス(以下、ガラス)[妖力スリングガラス封印!!]
でなんのためらいもなく老若男女を
問わず手あたり次第に次から次へと
人々をガラス封印する。
通行人の男性達[うわぁ]
通行人の女性達[きゃあ]
通行人[?]
金塚茂樹と
赤城平穏[うわぁ~]
通行人[!?]
黒崎若葉と
青山莉々[きゃあ~]
通行人[?!]
通行人[??]
下校途中幸い聖竜族の妖力安全お守りの
おかげで難をのがれた高校生4人組は、
いつもどおりアイザック達
聖竜族7人衆を信じて帰宅した。
なんて知ってか知らでか、
雅実[あんた達っガラス封印するのは、
聖竜族をはじめとする妖怪だけにしてよ!!]
マミ子[戦いとは無関係の人々を
ガラス封印しないでほしいわ!!]
いくら聖竜族をよびだすためとはいえ
ごく普通の人間達をガラス封印するのが
許せない雅マミコンビにしかられても、
妖化戦士軍団ナイトメアガラスは6人全員
平気の平左でああ言えばこう言う。
ガラスリーダー[ガラス封印された
人間どもは板ガラスみたいになる
ものの、不老不死でいられるぞ♪]
ガラス男性メンバー[体をこわすどころか
少しも苦しまず、SFマンガや小説の冷凍人間
同様ねむっているだけだから別にいいだろ]
ガラス女性メンバー[ほかに聖竜族をよびだすいい方法がないのよねぇ…]
妖化戦士軍団ナイトメアガラスの
男性リーダーと男性メンバー2人と
女性メンバー3人が言い返すけど、
雅実[いまいちよくないわ!
ガラス封印された人々は意識をなくして
身動きどころか声一つ出せないのよ!!]
マミ子[おまけにどうしてくれるのよ!
あんた達6人のせいで夢田町は蒸発事件だ、
失踪事件だ、行方不明事件だって
大さわぎになりつつあるわ!!]
ガラス封印された者は種族関係なく板ガラスに封印されてしまい自然に妖化戦士軍団ナイトメアガラス6人の手元にやってくるから、
雅マミコンビも負けずに言い返す
たしかに彼女達はまんざらうそをついて
いないのでこのままだとけんか?
最悪の場合は仲間われ?と思いきや…
杏樹[妖力どこでもスクリーンテレポート!
妖力空間変化聖竜族緊急出動!!]
いきなり聖竜ハウスのどこでもスクリーンを
通じてテレポートした杏樹が夢田公園を
オリジナルの戦闘空間に変化させた直後、
アイザック[滅亡団っ聖竜族が
お前らの相手になってやるぜ!5人とも行くぞ!!]
フリージア、蒼太郎、玄祐、
バイオレット、蘭丸[OK!]
聖竜士6人衆[妖怪変化の術!!]
妖怪変化しながらアイザック達
聖竜士6人衆が聖竜巫女杏樹に
続いてかけつけたのはいいのだが…
雅実[敵ながらさすが聖竜族だわ。
わたし達が夢田公園にいることが
よくわかったわね]
マミ子[わたしと雅実さんがほめてあげる
うれしいでしょおほほほほほほほ♪]
雅マミコンビには悪いけど
敵対組織の準幹部にほめられても、
正直なところいまいちうれしくないだろう。
杏樹[あんた達はまさか、いやな予感…]
杏樹は妖化戦士軍団
ナイトメアガラスを見ていやな予感がした。
ガラスリーダー[そのまさかだぜ。
おれ達6人はドリームガラスの
妖化戦士軍団ナイトメアガラスだ!]
やっぱりぐうぜんとはおそろしく
杏樹のいやな予感は的中する。
ガラスリーダー[さっそくだが聖竜族7人全員ガラス封印してやる、覚悟しろ!]
ガラス[妖力スリングガラス封印!!]
アイザック[みんなガラス封印されないよう
に気をつけろ!妖力むち聖剣!!]
アイザックがフリージア達6人にガラス封印されないように注意をよびかける。
フリージア[わかりましたガラス封印されないように気をつけます。妖力リボン聖剣!!]
聖竜族の聖剣はハイブリッド剣である
のと同時に、聖竜族の妖力で自由自在に
男物はむち女物はむちとリボンに
変形させることができるのだ。
蒼太郎[ガラス封印されぬように
用心せねばならぬ。妖力二刀流!!
玄祐[アイザックいちいちお前に
注意されなくても、ガラス封印されねぇように気をつけているぜ。妖力ヌンチャクソード!!]
別にどうでもいいけどよく見たら
今回は玄祐だけじゃなく蒼太郎も
天狗仮面なしで素顔だった。
杏樹[妖力リボン聖剣!!わたしもガラス封印
されないように気をつけないとだめだね]
なんてのんきに聖竜士6人衆の戦いを見守るひまはない聖竜巫女杏樹である。
蘭丸[あたり前だろ妖力ヌンチャクソード!!
しかしこれじゃあ奴らがどこから
おれ達をガラス封印しようと
しているのかわからねぇ…]
アイザック達6人がガラス封印
されないように注意する中、
バイオレット[妖力ヌンチャクソード!!
ほんまに油断大敵やがうちらがガラス
封印されへんうちにナイトメアガラスを
倒したほうがええんとちゃう?]
なんとバイオレットが
ガラス封印される前に妖化戦士軍団
ナイトメアガラスを倒そうとした結果、
バイオレット[ナイトメアガラス
あんたらのほうこそ覚悟せいっ!
妖力ヌンチャクソード
紫水晶雷電!!]
ガラスリーダー[バカ、あほ、まぬけ
どこをねらっている!]
ガラスメンバー[あははは~]
雅実[バイオレットあんたはいかにも
すきだらけだわ♪妖力手甲鉤!!]
マミ子[わたしと雅実さんがいることを忘れないでね♪妖力キャットネイル!!]
あっというまに彼女は
妖化戦士軍団ナイトメアガラスと雅マミコンビにかこまれ8対1になってしまい、
玄祐は大あわてで
バイオレットを助けにいこうとしたけど、
雅実[ちっわたしとマミ子さんの
攻撃がかわされた。だったら今度は
妖力ダート迅雷!!]
マミ子[この女なかなかしぶといわ。
妖力スリングつらら!!]
バイオレット[妖力ヌンチャクソード
紫水晶雷電!!
玄祐様あんたはうちにかまわなくてもええ
さかい、はよ蘭丸達と協力してナイトメア
ガラスをいてこましてほしいのねん!]
バイオレットは玄祐の足手まといにならないように、雅マミコンビの攻撃をかわして
自分一人でなんとかしようとするしかし…
ガラスリーダー[あいにくだが
おれ達はお前にかまうぜ]
バイオレット[なんやと!
妖力ヌンチャクソード紫水晶…]
ガラス[今だすきあり、
妖力スリングガラス封印!!]
バイオレット[しもた…うわぁ~]
アイザック達が気づいた時には
すでにおそく結局まにあわず、
アイザック[しまった姉さんが…]
蘭丸[兄貴の目の前で…]
フリージア[バイオレットが
ガラス封印されてしまいました…]
蒼太郎[冷たいようだが後の祭りでござる…]
杏樹[こんなの玄祐が見たらえらいこっちゃ…]
玄祐の目の前で勇み足のバイオレットが
ガラス封印されたからさあ大変。
玄祐[ちくしょうよくもおれの
恋人をガラス封印したなっ、
お前らナイトメアガラスなんか
おれがぶった切って彼女を助けだしてやる!!
妖力ヌンチャクソード
金剛石竜巻!!]
蒼太郎[このうつけがっ!玄祐までバイオ
レットの二の舞を演じるのがおちでござる!!]
杏樹[わたしも蒼太郎の意見に賛成!
今はつらいだろうけど奴らがどこから
ガラス封印するのかみやぶってから
一矢を報いったほうがいいよ!!]
蒼太郎と杏樹がとめても聞かなった玄祐も、
ガラス[おれ達6人をぶった
切れるものならぶった切ってみやがれ♪
妖力スリングガラス封印!!]
玄祐[うわぁ]
実にやすやすとガラス封印
されてしまったので、
蒼太郎[それ見ろそれがしが
とめたのに聞かぬからだ…]
杏樹[これじゃあ今回玄祐とバイオレットは、
なにをしにきたのかわからないじゃないか…]
あきれて二の句がつげない
蒼太郎と杏樹だが、
アイザック[ぼくは同じ彼女ありとして
玄祐の気持ちがわかるよ。それに奴らに反撃できず全滅なんか冗談じゃないぜ!]
フリージア一理ありますわねじゃなくて
ごもっともですわ。がんばってナイトメア
ガラスに一矢を報いましょう]
なにがなんでも反撃のチャンスを見つけようとするアイザックとフリージア。
ガラス封印されたバイオレットと玄祐の分までかんばろうとする蘭丸を尻目に妖化戦士軍団が6人そろってあざわらう。
ガラス[聖竜族って普通の人間どもより
手ごわいと思ったが意外にも
あっけなかった。あははははははは]
それもそのはず同じ妖化戦士軍団でもナイトメアガラスは、線香やあさがおとはちがい
神出鬼没のせいかどこからねらってくるのか
さすがの聖竜族7人衆でもわからず反撃は
むずかしいのが現状だったのだ。
妖化戦士軍団ナイトメアガラスは
あっというまに聖竜族のメンバー7人のうち
2人をガラス封印して残りはあと5人なので
笑いがとまらないその上、
雅実[これだから男はだめなのよね]
マミ子[玄祐の野郎、たかが女1人のために
無理しちゃってバカじゃないの]
雅マミコンビが玄祐を
ぼろくそに言いたい放題なので、
ガラスリーダー[え゙っ…玄祐は男で
竜と烏天狗が合成した聖竜士だったのか…]
ガラスメンバー[どうりで竜と雪女が合成した聖竜士にしては、骨太で男くさすぎて
女らしさのかけらもないと思ったよ…]
ナイトメアガラスまで彼をぼろくそに言う。
雅実[たしかに女が嫉妬するほどのクールビューティじゃまちがえるのも無理はないわよ]
マミ子[正直なところ竜と雪女が合成した
聖竜士はフリージアなのにね]
あくまでつっこみ所はそこなのかいっ!
マミ子[それよりあんた達は、さっさと聖竜族7人衆を全員ガラス封印してよっ!]
雅実[どうせあと5人でしょ]
ガラス[わかっている]
キャットマミ子と妖狐雅実の命令で
妖化戦士軍団ナイトメアガラスは
再び残り5人になった聖竜族の前に現れる。
蘭丸[4人とも安心しろおれが兄貴とバイオレットの分までがんばるぜ妖力ヌンチャクソード柘榴石雷電!!
ナイトメアガラスっお前らはガラス封印と
テレポートしか能がねえのかっ!!]
ガラスリーダー[お前は意外にも
なかなかできるなだが、
まだまだだな妖力スリングガラス封印!!]
蘭丸[うわぁ…兄貴とバイオレットすまねぇ…]
バイオレットと玄祐の分までがんばったかいがなく…蘭丸もガラス封印され、
ガラスリーダー[これで残りは4人だ!
お前ら全員覚悟はいいか!!]
蒼太郎[このうつけどもがいいわけないだろ!
妖力二刀流青玉嵐!!]
杏樹[せめて奴らがどうやって
わたし達をガラス封印しようとしているのかわかればしめたものだ。妖力リボン聖剣
水晶吹雪!!]
ガラスリーダー[お前ら2人もなかなか
できるなだが、これで終わりだ
妖力スリングガラス封印!!]
蒼太郎と杏樹[…]
なにがなんでも突破口をひらこうとした
蒼太郎と杏樹もガラス封印されてしまう…
一方同じころカフェバー健全では、
椿[きゃあ~ああっ]
同調呪詛で椿もガラス封印
されたのは言うまでもなく、
シレーナ[椿さんっ、
いきなりどうしたんですか?]
一平太[これはまちがいない、
椿さんへの同調呪詛だ…]
というわけで聖竜族が4人以上けがをしたり
状態異常になると、椿までけがをしたり
状態異常になってしまう同調呪詛を
まのあたりにしたシレーナと一平太は、
聖竜族の勝利を祈るしか道はなかったはずが…
ガラスメンバー[妖力テレポート!
どうせあんた達もすぐだから全然
さびしくないよ。妖力スリングガラス封印!!]
シレーナ[きゃあっわたしと
店長まで…]
一平太[うわぁ~]
ガラスメンバー[ついでに店の外の通行人どもも妖力スリングガラス封印!!]
通行人の男性達[うわぁ]
通行人の女性達[きゃあ]
女子達[なによいきなり…]
男子達[うわぁ~]
シレーナと一平太もそのへんの人々同様
空間なんか関係なく妖力テレポートが
できる妖化戦士軍団ナイトメアガラス
にガラス封印されてしまい、
ガラスメンバー[リーダーさらに
数十人追加だよ♪]
ガラスリーダー[聖竜族7人衆のうち5人を
ガラス封印したから残りは2人!!聖竜族7人
全員をガラス封印するのも時間の問題だ!!]
ガラスメンバー[リーダーじゃないが、
聖竜族なんかちょろい奴ら敵じゃない
あっははははははは♪]
ナイトメアガラスは6人そろってたかをくくるものの…そうやすやすとガラス封印される
アイザックとフリージアじゃないので、
ガラス[妖力スリングガラス封印!!]
アイザックとフリージア[妖力
翼盾!!]
自分達の竜翼
を盾にしつつ反撃のチャンスをさがす。
アイザック[聖竜族
をみくびるなっ!!]
フリージア[蒼太郎と杏樹にかわって
必ず突破口を見つけますわ!!]
雅実[聖竜族はあと2人なのに…
そろいもそろって失敗ばかりだわ!]
マミ子[さっさとアイザックとフリージアも
ガラス封印してちょうだい!]
雅マミコンビが妖化戦士軍団ナイトメア
ガラスの6人に発破をかけても…
ガラスリーダー[そう簡単にできれば
苦労しないぜ!!]
ガラスメンバー[やっぱり聖竜族7人衆は
普通の人間どものようにはいかないよ!!]
言い返されたのがおちだった。
マミ子[ところで聖竜族7人衆全員を
ガラス封印できたらどうする気なの?]
雅実[もちろん聖竜族を封印した
7枚の板ガラスをわるんでしょ?]
キャットマミ子にたずねられ、
妖狐雅実が玄祐達5人を封印した
板ガラスをわろうとしたら、
ガラスリーダー[バカあほまぬけ!
わったらガラス封印がとけてしまう
からやめろ!やめてくれ!!]
ガラスメンバー[板ガラスを
わる前でよかった…]
ナイトメアガラスは
すごい剣幕でやめさせる。
ガラスメンバー[そんなにわりたいなら
普通の人間どもを封印した板ガラスにしてよ!]
雅実[それじゃあ聖竜族を
封印した板ガラスはどうするのよ?]
マミ子[高熱でどろどろにとかすか、地中深くにうめろと言いたいのかしら?手間がかかるわ]
雅マミコンビの質問に
対してナイトメアガラスは、
ガラスリーダー[妖怪は意識を失わないものの、普通の人間同様身動きどころか
声一つ出すこともできないからほっとけ]
暗に放置しろと答えたら…
フリージア[ガラス封印のときかたを教えてくれてありがとうございました]
アイザック[なるほどみんなが封印された
板ガラスをわればいいのか]
雅マミコンビとナイトメアガラスの会話は
つつぬけだったゆえ、フリージアと
アイザックになにもかも聞かれてしまい、
ガラスメンバー[ガラス封印のときかただけ
わかっても無意味だよ]
ガラスリーダー[しぶとい男と女め
いい加減にあきらめろ]
ガラス[妖力スリングガラス封印!!]
ナイトメアガラスは大あわてで反撃する。
アイザック[ちくしょうこのままじゃ
ぼくらまでガラス封印されてしまう…]
フリージア[これじゃあみなさんを助けて
あげられません、ごめんなさい…]
ついにアイザックとフリージアまで
ガラス封印されたはずが…
蒼太郎[妖力青玉疾風!!]
杏樹[妖力水晶雷光!!]
アイザック[あれ?なにがどうなっているんだ?!]
フリージア[どうゆうわけかわたし達はガラス封印されていません、どうしてですか?!]
それもそのはずガラス封印されたのと同時に、[…]のふりをして、[妖力幽体離脱!!]で
幽体離脱した蒼太郎と杏樹がアイザックと
フリージアのピンチを救ったのである。
杏樹[2人とも大丈夫!?]
蒼太郎[もう心配いらぬぞ]
フリージア[おかげさまでわたしと
アイザックなら大丈夫ですわ]
アイザック[ありがとうおかげで助かったぜ]
こんなどんでん返しをくらったら
滅亡団の雅マミコンビとナイトメアガラスが
肝をつぶすのも当然かもしれない。
雅実[こんなのあり?!]
ガラス[◯△□✕♂♀☆❀?!?!!???]
マミ子[どうりでガラス封印後の蒼太郎と
杏樹は、普通の人間達同様意識がなくて
無表情だからおかしいと思ったわ…]
蒼太郎と杏樹に裏をかかれて
あっけにとられる雅マミコンビ…
ナイトメアガラスはなにがなんでも
アイザックとフリージアも
ガラス封印しようとするけど、
ガラス[今度こそ妖力スリングガラス封印!!]
蒼太郎[アイザック、フリージア奴らが
どうやってそれがし達をガラス封印
したのかわかったでござる!妖力
青玉吹雪!!]
杏樹[妖力水晶火炎!!
もうすでにガラス封印されたわたし達とはちがい、アイザックとフリージアは封印のガラス玉にあたらないように気をつけてね]
アイザックとフリージア[OK]
アイザック[妖力むち聖剣‼]
フリージア[妖力リボン聖剣‼]
できるわけなかったなぜならアイザックと
フリージアは今さらガラス封印
されようがない蒼太郎と杏樹のおかげで、
ナイトメアガラスがどうやって種族関係なく他人をガラス封印するのかわかったから、
妖力スリングでとばしてくる封印のガラス玉は普通のビー玉と同じ大きさですぐ透明に
なってしまい、どこからねらいをさだめてとんでくるのかわからなかったのだ。
ちなみに聖竜族は幽体離脱したらねながらおきている精神体ゆえ宙にうきっぱなし、
飲食はもちろん素手攻撃と武器攻撃もできないが妖力はつかえるのである。
フリージア[蒼太郎と杏樹のおかげでわたし達はガラス封印される心配がなくなりました。
アイザックこのまま一気に
反撃して決着をつけますか?]
アイザック[あたりきしゃりき
車引きだぜフリージア!]
聖剣をハルバードに持ちかえた
アイザックとフリージアの猛反撃が始まって蘭丸じゃないが、本当にガラス封印と
テレポートしか能がなかったらしく
ナイトメアガラスはたじたじになり、
ガラス[妖力スリングガラス封印!!
ってまるでだめだ…]
アイザック[ガラス封印を見破れば
こっちのものだ!このまま一気に
たたみかけてとどめを刺してやる!!]
フリージア[もうガラス封印なんか
こわくないですわ!!]
あっというまにおいつめられ、
アイザック[妖力ハルバード
紅玉火炎!!]
フリージア[妖力ハルバード
翠玉火花!!]
ガラス[聖竜族を甘くみすぎた…]
結局6人全員倒されてしまい
浄化してただのドリームガラスにもどったというよりは灰になり消滅した。
くやしさのあまり雅マミコンビが、
雅実[蒼太郎と杏樹っあんた達のせいで
今回も作戦失敗だわ!妖力手甲鉤!!]
マミ子[さっきはよくもやったわねぇ
覚悟しなさい!妖力キャットネイル!!]
蒼太郎と杏樹に攻撃しようとするが…
蒼太郎[2人そろってうつけが]
杏樹[聖竜族は幽体離脱
したらあらゆる物体をすりぬけて、
ノーダメージでけがをしないのにね]
幽体離脱した聖竜族に
攻撃できないことを知ったとたん、
雅実[おぼえてなさい聖竜族ども!]
マミ子[そのうち聖竜族
なんかやっつけてやるわ!]
へらず口をたたいて退却した。
アイザックとフリージアが妖化戦士軍団
ナイトメアガラスに勝ったので
わざわざ板ガラスをわらなくても、
ガラス封印されていた人々と
バイオレット達は結果的に封印がとけて
自由の身になれたのは言うまでもなく、
通行人達[??]
通行人達[!!]
通行人達[?!]
通行人達[!?]
黒埼若葉、青山莉々、金塚茂樹、赤城平穏[早く家に帰らなきゃ]
会社員達[早く会社にもどろう]
小杉広[あれ?
どうして夢田公園にいるんだ?]
梅山竜乃[どうして
夢田公園にいるのかしら?]
どこかで見た顔だと思ったら第3話に登場した
小杉広と梅山竜乃もいたのか…
オリジナルの戦闘空間がいつもの
人間界にもどったのと同時に
普通の人間達は日常生活にもどっていった。
バイオレット[蘭丸ガラス封印されたのは
うちら8人以外みんな人間やで。
どうでもええけど何人いたんや?]
蘭丸[バイオレット、
少なくとも50人以上はいたぞ]
蘭丸には悪いがはっきり言って
100人以上いたのまちがいだよ。
って今さらながらナイトメアガラスは
どれだけ人々をガラス封印したんだ…
一平太[助かった♪]
シレーナ[本当に助かりましたね]
玄祐[誰かと思えば一平太とシレーナ、
お前らもガラス封印されていたのか]
玄祐はあきれて二の句もつげなかったので
一平太とシレーナがいかにも、
シレーナと一平太[ごめんなさい…]
もうしわけなさそうに謝罪したけど、
杏樹[こればかりは不可抗力だもの、
別にあやまらなくてもいいと思うよ]
杏樹が言い返す。
アイザック[みんなのガラス封印がとけて、
自由の身になれてよかったぜ]
フリージア[めでたしめでたしですわ]
蒼太郎[アイザックとフリージア、
おぬしらの活躍ぶりはみごとだったぞ]
もちろん妖力で幽体離脱していた
蒼太郎と杏樹の精神体がちゃんと
自分達の肉体にもどっていたあとは、
椿[蒼太郎様♡]
蒼太郎[げっ椿おぬしもか!]
椿[あたり前でしょ♡同調呪詛のことを
忘れたとは言わせないわよ♡]
例によって例のごとし蒼太郎が椿に
おいかけられるのはさておいて、
今回はにせ物注意の話だった。
第7話につづく
この作品はフィクションです。
いまいちだと思ったらやめていいですから
悪口はお断りします。