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第58話:センチメンタルは一過性説立証せり

第58話になります!



お盆で少々小忙しく、ちょっと短めです(^_^;)



それではよろしくお願い致しますm(_ _)m

 帰宅してから早々、家族から熱烈な歓迎を受け晩餐時に詳しく報告を。

 三家で取り決めはしてあったけれど、エル兄は「…まさかやってのけるとは」と引き攣っていた。いや、やれって言うたやん。


「あんなモンは完成させてから見直すのがセオリーですよ。詰まってる時間が勿体無いですし、エル兄様が下さった問題とほぼ変わらなかったので非常に助かりました♪」


 とにこやかに言うと「変わっていなかったのか…」と遠い目になったが、別に良いんじゃね?大学だってそうだったわよ~。しかも公立以外の教員や教授に定年なんてあって無いようなもんだし、今ホットなシューキョーもズブズブに入り込んでるから教育問題はパンデモニウムも真っ青な根深いモノなのよ?

そう考えると、日本て現状マジやべぇ。っつか政治家のカルマ値って○人並みに重そうだな。


「ただ、礼儀作法の試験についてはメイソン夫人に悪い事をしたなぁって思いましたね」


「あら、それはどうしたのかしら?」


「本来ならば礼儀作法は明日になるハズだったので、準備が出来ていなかったのでしょうね。筆記試験は良かったのですが、実技でキレかけていましたよ。」


「メイソン夫人にしては珍しいことねぇ」


「淑女の仮面と被ってた猫が逃げたのか、白粉にヒビが入りまして、本人は気付いておりませんでしたが剥がれたものがあちこちに散らばっておりました」


「「「ブフッ!!」」」


 いやぁ、年取ると肌乾燥が半端無いからねぇ。保湿しないと白粉はバリンバリンに剥がれるんじゃね?知らんけど。日本じゃティーンズモデルですらメイク前の保湿とマッサージは必須らしいから、ある程度歳を重ねたらマジ重要視しないとすぐ崩れるぞ?

 ジェシーはポカンとしていたけど、マ神様、姐さん、エル兄は面識があるのだろう、噴き出して下向いてプルプル震えてるわ。想像しちゃったんだろうな〜。


 今だからいいけど、試験中はマジで笑い上戸(ゲラ)の私には拷問の時間&難易度イージーからルナティックまで引き上げられたからなー。無事に終えられた自分を褒めてあげたい。

 魂の場所にいるアルラも長いこと笑っていたしなぁ。あれは間違いなくツボったな。じゃなくてもアルラは引っ込み思案だったから目ぇつけられてただろうし。


 さくっと晩餐を終え、今日は湯浴みしてからそのまま倒れるように就寝。流石に勉強しての徹夜は辛すぎました。


 翌日はいつもの時間にバッチリ目が覚め、修練したのちに朝ご飯〜♪

 料理長に教えた、とろふわ卵のオムライス(卵マシマシ)をリクエストしたのだ!これでゲン担ぎして完全勝利を納めるんだぜぇ。


 私は古レムラ語からの試験の為、ガブリエラやレオーネと試験時間がズレてしまい時差登校になっているので腹ごなしも兼ねた余裕の登校。

 特別室に向かうと、昨日と同じ職員に挨拶を。カバンの中身チェックを済ませると「試験が終了するまで暫くこちらでお待ち下さい」と扉横に待機させられた。古レムラ語のテキストをパラパラ読みながら、待っているとものの10分程でこれまた昨日と同じ試験官が扉からひょっこり顔を出し、「アルラ・エールー・アンブロジア嬢、来ていたか。入室しなさい」と許可が出たので、試験官にテキストを預け入室し、こっそりガブリエラとレオーネに挨拶してからまた魔道具のペンに魔力を流し、認証させてからいよいよ本題の古レムラ語の試験に取り掛かる。


 最後の問題には少々肝を冷やしたが、解答欄は全部埋めたし、アルラからの忠告も無かったのでこれで良かったのだろう。

 三人一緒に終了の合図である右手を挙手し、試験官にアピールする。


 …っしゃあぁぁぁぁぁぁぁい!!


 筆記試験、これにて終了じゃあぁぁぁぁい、コンチクショウが!


 雄叫びを上げたい所だが、ぐっと我慢。

 軽く息を吐き出すと試験官が「これにて筆記試験は全て終了になる。ご苦労さん」と労いの言葉をかけてきた。


「「「ありがとうございました」」」


 私達も礼を述べ、頭を下げる。


「卒業したら君達は留学すると聞いている。我が学園でも類まれな成績と素質を持つ君達の事だ。ラストの魔法実技も遺憾なく力を発揮してやれ!


私も付き添うけどな」


 おおぅ、試験官…何か面倒見の良い先輩って感じだな。


「では、昼食後にまたここに集まるように。遅刻するなよ?」


 しっかりと虫ピン程度の釘を刺されるも、まぁ心配しての事だろう。ウチナータイムならぬお貴族様タイムは普通にありそうだし。


 シエナに届けてもらった三人分のランチを持って中庭に向かい、ベンチで仲良く作戦会議しながら食べる。


「では、私が試験官に申告して、三人同時に発動すると言う事で良いのかしら」


「そうね〜。ガブリエラが一番高貴でいと高き御方だから試験官も否やは言わないと思うんだよね。押し付けちゃった感じで申し訳無いけども」


「ガブリエラに否やを唱える愚かな教員も職員もいないでしょう。いたら即時に斬りますよ?」


「「物騒!!」」


(せい)、お前に言われるのが一番心外なんだが?!」


 やいのやいの騒ぎながらここでランチするのも今日で最後なんだからいいじゃん、ちょっとくらいさぁ。


「ここでのランチも終わりかぁ…。私等三人で食べるのも楽しかったけど、令嬢達とライブキッチンで食べたのも楽しかったよねぇ」


 しみじみしながらポツリと零すと不意に温かく、柔らかな感触に包まれた。


「えぇ、そうね…(せい)に変わってからは短い期間だったけれど、(せい)にとっても良い思い出になったのなら、喜ばしい事よ」


 ぎゅっと抱き締めるガブリエラの体温と気持ちが心地よい。


「私だってここでランチを摂ったのは(せい)と同じ期間だぞ?だから…その、同じくらい感慨深い」


 レオーネはそう言うとプイッとそっぽを向いた。

 相変わらず可愛くねぇな?!ジェラってんじゃねーよザマァ!素直にデレやがれよ。


「ここまで言っといて「試験落ちました♪」じゃカッコつかねぇし、実技でド肝ぶち抜いて教員をハゲ散らかしてやろうぜぇ?」


 私はニヤリと笑い、二人に発破をかける。


「ええ!もちろんよ」


「あぁ。言われずとも、だ」


 私達は拳をぶつけ合い、改めて気合を入れる。


「……あ。今思いついたけど、これで三人ユニゾンで合体魔法撃てるんじゃね?」


「「今それ言うの(か)?!」」



 こっぴどく怒られました。

 解せぬ。




祭りとお盆進行で14連勤務に加え、こちらで起きた豪雨洪水災害で昨日まで仕事…orz

会社が水浸しに加え、ハブが煙上げてるし地面に近い所にある配線や機材が壊れてましたね~、アハハハハ〜。

土嚢だけで防げねぇって言ったよな!?バカなの?!

久々にブチ切れました。


盆休みは長めにもぎ取ったので、忙しかった分投稿していきたいと思います。


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今回もお読みくださいましてありがとうございましたm(_ _)m

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