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第55話:後顧の憂い無し

第55話になります!



すみません、久々の投稿になります(^_^;)

明日から地元で三年ぶりに祭が始まるので、その準備と仕事でてんやわんや&残業の嵐でした…。


と、言うことで、よろしくお願い致しますm(_ _)m

 それから私とレオーネはグレーシー夫人の所へ行き、以前発注したボディスーツに偽乳とウエストから腰までのボディラインを誤魔化す為のポケットを付けたものをレオーネのサイズで再発注した。寸法はレオーネの侍女さんにメモしてもらったのでバッチリ!手直しも侍女さんが出来るようなのでとりあえず問題は回避出来たと思う。

 偽乳用とボディライン修正用スライムも手元にあるので、洋服越しならばバレない。


 だって、スライム素材超優秀!

 薬品の配合変えるだけで柔くなったり、カッチカチになったり何この素材。

 しかも体温で温められると、本当にマジ乳と変わらないんだよ?!これで柔い偽乳パッドとちょっと堅めなウエストラインパッド、あとは股間用のパッドを作ればもう完璧!

 っつーかスライム素材、シリコンカップより優秀じゃん?冷やしたら冷えピタシート代わりに使えるし。…あれ?これで、ひと儲け出来んじゃね??


 後日届いたカスタムボディスーツにスライム素材の偽乳パッドとウエストライン修正パッドを仕込み、新たに股間部分にポケットを縫い付け、レオーネに型取りしてもらった股間パッドを装着し、見事に完成!


 やりきったよ、私!


 満足げに朝修練に来たレオーネを拉致り、早速装着してもらうとその装着感に驚くと同時にボディラインが変わった自分の体型に呆然としていた。

 ものの見事に少しゴツめな女性のボディラインが再現されている。ちなみに偽乳はCカップくらいの大きさに留めた。これ以上大きくなるとバレる可能性が出るからね。


「ボディスーツひとつで…こんなに変わるものなのだな…以前の変装など子供騙しだったのだと改めて思い知らされたよ」


「ホント、よくバレないで今までこれたよなぁ。これで乳触られようが何しようが、大概の事ではバレづらくなったと思うよ?」


(せい)、乳とか言うな!お前に慎みというものは無いのか」


「アンタ相手には持ち合わせちゃいないとだけ言っとくわ☆」


 生娘じゃあるまいし、そんな事言ってたら私の仕事の一部は常に鼻血が絶えなくなるぞ?

 んで、偽乳をムニムニ触りながら言うお前の方がいやらしいわぃ。


「あとはボディスーツを着慣れるだけだね。伸縮性のある生地で出来てるから動きは阻害しないし、股間部分もトイレしやすく作ったから問題無いハズ」


「だから…」


「機能の説明は必須だぞ?」


 盛大にため息を吐かれたが、解せぬ。

 仕様と機能の説明は必須事項だろうよ。


 そのままビミョーな(ツラ)したレオーネを部屋から追い出し、朝修練へと向かい修練を開始する。

さて、いい汗かきますかね!


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


 あれから一ヶ月経ち、アヴァロン行きまで残りひと月になった。


 伯爵家と公爵家の騎士達はあれからメキメキと実力を伸ばし、単純な戦闘力は馬鹿みたいに上がっている。

 純粋な剣術に加えて、打撃と蹴りを入れた事と体幹を鍛えた事で一撃が重く、威力を増したのだ。

 あの時、板割りと瓦割りを取り入れた事で割るのに必要な『体重を乗せる』『躊躇しない』『直角・中心に当てる』事に加え、魔力を放出するように発気する事を重点的に叩き込んだ結果とも言える。

 …こちとら、あなた方の飲み込みの早さにビックリしてるよ。


 もちろん、瞑想を取り入れながら身体強化と魔力感知、索敵も習得させた。

 詠唱の必要が無いので即発動出来るのだが、部分発動と言う発想が無かったので今まで全身に発動していたので維持が難しかったんだそうだ。

 索敵に関しても、魔力感知より使い勝手が良く広範囲に展開して索敵出来るし、水平担当と垂直担当のツーマンセルで立体的に精度を上げた索敵が出来るようになり、警備が楽になったと感謝された。


 っつーか、一番伸びたのはジェシーだった事にあたしゃビックリだわ。

 めっちゃ滑らかに部分身体強化を使いこなして組手でも騎士達に負けてないのはマジ驚愕のひと言に尽きる。この子、既に化け始めてるじゃん!マ神様のDNAすげえな?!


 騎士達の憂いは無くなった。

 ガブリエラとレオーネも魔力弾の発動については杖無しで難なく撃ち出して的を粉々にするまでになっている。


 そして私は…



 卒業試験の勉強にヒーヒー言いながら机に齧りついていた。


 自分の大学受験よりも勉強しているし、アルラとの知識を引っ張り出せている事で満点を叩き出す事もあるのだが…それでも異世界文化や学習について、あっちの世界の住人としての(せい)の知識の齟齬があるせいだろうと思う。

 小説の設定のように受け入れてしまえば良いのだろうが、試験に落ちれないプレッシャーがね…半端無いのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!


 以前約束した二属性同時発動に関しては私は問題ないが、ガブリエラとレオーネはまだ安定しないようで、学園が終わり次第伯爵家に来て一緒に練習している。

 同じ威力に属性を揃える所が難しいらしく、あーだこーだと試行錯誤している。


 右利き左利きみたいに、どっちかに比重が偏ってんだろうなぁ。部分身体強化と理屈は同じなんだとアドバイスしたい所だが、どうしてもダメだと思ったら教える事にしようかな。


 試験まであと2週間…ひたすら勉強して脳みそに叩き込む事と、3人揃っての二属性魔法発動に向けてスパートをかける。


 そして、二週間後。運命の日を迎えた。



祭が終わるまで、少し不定期投稿になるかも知れません(TдT)

実働部隊の助っ人指名は回避したのですが、何があるかわからないのが祭の怖さ…。



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今回もお読みくださいましてありがとうございましたm(_ _)m

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