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第52話:まさかのマツ○ンも行ってたアレ、進化してない?

第52話になります!





今回もよろしくお願い致しますm(_ _)m

 本日は休日なり。

 ある準備と新技?習得の為にガブリエラが伯爵家(うち)に来るまでの間、板割り用の板と素焼きの瓦状板を頼んでいた業者から受け取り、厚さ別に仕分ける。もちろん朝から修練の為に伯爵家(うち)に入り浸っているレオーネを手伝わしているよ。働かざる者食うべからず!飯も食ってんだし風呂まで借りてんだから働けやぁぁぁ!!


 ニセンチ程の一番厚い板をレオーネと騎士達に持たせ、試し割りを実演する。

 呼吸を整え、気を練り、「セイっ!」と気合いと共に板を連続で打ち抜くとパキィン!と気持ち良く割れた。うん、筋力はついてるな!よきよき♪

 割れた板を持ったままポカーンと呆けるレオーネと騎士達。おん?どうしたどうした。


「今のは…ダジャレか?」


 レオーネの発言に耳キーン状態に静まり返る修練場。「ちゃうわ!ボケェ!!」ドスッ!「ぐふっ!」前のめりにゆっくりと沈むレオーネ。ついついキレて渾身の力でボディブローを見舞ってしまったがこれは仕方無い。おもんないねんお前!


 レオーネをそのままに、続いて瓦状板を20枚程土台の間に積み上げ、先程と同じく呼吸を整えて気を練る。いつもより少ない枚数にしたのは、こっちの瓦?があっちの瓦よりも分厚いから。まぁ、試し割りだし、こんなもんでいいかな、と。

 瓦に手を当て、「フッ!」と瞬時に息を吐き出しながら掌底を当てるとこちらもガシャアァァァン!と全てキレイに割れた。瓦の強度はあっちと同じ位かな?そして感覚が鈍っていない事が一番嬉しい。ライザ○プでも三ヶ月であんな大幅モデルチェンジが出来るんだし、更に集中的にやれば出来る!と思ったんだけど見事に当たったね~♪…令嬢らしからぬ筋肉の筋がうっすら浮いちゃってるけど、鍛錬止めて食事内容を戻せば大丈夫!うん。


 割れた瓦を木箱に詰めてお片付け。後でエクステリアの装飾とか何かに使えるでしょ。

 ガチャガチャと箱に詰めていたら、シエナが呼びに来たので、そのまま屋敷内へ。


 自室に茶と茶菓子のセッティングをお願いし、玄関ホールへと急ぐと二階からマ神様から「(せい)、少し良いか?」と声を掛けられた。ん?何用??

 二階から降りてきたマ神様は少しモジモジしながら何か口ごもっていたがボソリとひと言。


「…良くやった」


 おやおやぁ?最近、何やらマ神様と姐さんの雰囲気が甘いと思ったらそっちでしたか~☆

 いやぁ、ニヤニヤが止まんねぇなぁ、オイ(笑)ついつい「祝杯上げます?」って聞いたら目から星が出る威力のデコピン喰らいました。おおぉぉ…っ、脳が揺れるぜっ!それよりもムチウチ起こす威力って半端無ぇんだけど?!首、ガクンって後ろに持ってかれたよ!あれじゃん?小島や大森、小橋、ハルク・ホ○ガンやエル・サ○ライの喰らったら一回転するラリアットだよ!!死ぬわ!


 おぉ〜痛ぇぇぇ。

 念の為、ポーションを呷ってから額を擦りつつ玄関ホールへ歩くとシエナが「ガブリエラ様、到着なさいました」と知らせると同時に従僕がドアを開く。

 家紋付きではあるが少し小振りな作りの馬車が止まり、従僕にエスコートされてガブリエラが降り立つ。


(せい)、御機嫌よう」


輝かんばかりの笑顔で挨拶をするガブリエラを直視出来ないっ!やはり素敵可愛いわ、ガブリエラ。そしてここからぁぁぁ!ぎゅうっとハグするまでの一連の流れっ!ふおぉぉぉぉ…至福…っ!!エンドルフィンにドーパミンがドバドバ出るわ☆


「御機嫌よう、ガブリエラ」


 私もガブリエラをきゅっと抱きしめ、挨拶を交わす。「今日はパンツスタイルなのだけれど、違和感無いかしら?大丈夫?」そう言ってモジモジする姿も可愛い。大変可愛らしゅうございます。反対する奴ぁ目にポーションぶち込むぞ。


「素敵素敵っ!ガブリエラ!微塵も魅力は失われていないし、更に麗しさが高まってもう至高の存在だし、あぁぁあ、もう語彙力溶けるぅぅ!んで、あのグレーシー夫人の力作だもの。似合わない訳が無い!」


 手放しで褒め称えると真っ赤になりながらも慌ててガブリエラが「せっ、(せい)、褒めすぎよっ!も、もういいからっ!ほらっ、お部屋に行きましょう!!」ぐいぐいと私の手を引き、最早勝手知ったる感じになった伯爵邸をアルラの部屋まで一緒に歩く。


 いやぁ、マジでガブリエラの良さを遺憾なく発揮してるわ。グレーシー夫人、流石の腕前かつ服飾の鬼やわ。私とお揃いのパンツスタイルな筈なんだけど、色気の有る無しと凛とした雰囲気が加わるだけで違うように見える。これはあっちでも良くある事なんだけどな。「服に着られてる」んじゃなくて「着こなした上で良さを引き立てる」ってやつな。


 あははうふふ♪と笑い合いながら自室に戻り、淹れてもらった紅茶を飲むこと暫し。ボディブローからようやく復帰したレオーネが到着。

 ちょっとジト目で見られたけど、余計な事言わんかったら良かってんで?しかも面白んない事やったしな。


 ようやく三人揃った所で、本日の本題に入りましょうか。


「さて、今日集まってもらったのはですね〜……


新しい技を覚えてもらう為でーす!」


 『ババーン!』とか『ジャーン!』など心底SEが欲しい一瞬だわ。


 ガブリエラとレオーネはシンクロしたかのように同じタイミングで同じ方向に首を傾げる。


「「新しい、技??」」


「うん、新しい技。っつーか魔法?」


「…何で疑問形なんだ、(せい)


索敵(サーチ)やスキャンと同じく、詠唱要らんから?」


 そう言うと「なるほど」と納得する二人。理解が早くて助かります。

 んで、問題はここからだ。この世界に魔力の概念はあっても元素などの科学知識は非常〜に乏しい。もしかしたら研究しとる人間はいてるかも知らんけど、浸透はしてないのだ。ニュアンスを伝える為に、ちょっとしたレクチャーをしないとコツや本当の理解は出来ん。索敵(サーチ)の時みたいに池に石を投げて波紋を見せて理解させると言う段階を踏まねばならんのよ。

 教え方ってマジ難しいのだ。有名な人だからとか、長年教えているからって全員が一発でわかる訳じゃない。子供だろうが大人だろうが、自分がわかる教わり方じゃないと理解したとは言えないのだ。じゃなけりゃ世の中あんなに参考書やハウツー本が出回る訳無いじゃん?


 事前に用意したブツを引き出しから引っ張り出す。この時用に砂漠の民が水筒用に使う革袋を見せながら解説。


「この革袋は水筒にも使われるんだけども、今回教える魔法に関係があってね。」


 私はそう言うと革袋をパンパンに膨らませ、口を固く縛る。


「こういうふうに息や水を入れると膨らみます。んで、膨らんだこの袋を―――――


ド――――――――――――ン!!」


 おもむろに革袋でレオーネをシバく。


「こんな風に水や息でも人をシバける武器になりまーす」


「おいっ!私を引っ叩く意味はあったのか?!」


 椅子から転げ落ちたレオーネが抗議してくるので「うん、あるんだなコレが。」と言ってから補足を。

 ガブリエラ、レオーネの頬を(さす)ってあげてる優しさが眩しいんだぜ。羨ましす。っつーか大して痛くないんだそ?マ神様のデコピンのほうがヤベェわ。


「喰らわす力加減にもよるけれど、私達が普段息をしている“気体”でも攻撃や牽制は可能なんだよ。


で、今回は詠唱の要らない魔力発動だけでそれをやっちゃおうかと、ね♪」


 ニコリと笑うと完全に呆けた表情の二人と目が合う。

 うーん、それはどっちの表情だろうか?



コロナ、昨日感染者が10万人超えましたね…。

そんな中でも打ち上げや食事会に招かれるので困るし、同居している祖母が高齢なのでリスクは減らしたいし、そもそも何で自分が呼ばれてんだ?と当然の疑問もありつつ、今治療で通っている歯医者の先生にボヤいたら、超秀逸な解答をいただけました(人*´∀`)。*゜+

これ言ったら絶対カド立たずに断われる♪



ポイントを入れてくださった方、ブックマーク登録をして下さった方、本当にありがとうございます!

また、面白いご感想を下さった方もありがとうございます!皆様の好意、行動に深く感謝いたします。


また、もしよろしければ下にあります☆☆☆☆☆やブックマーク登録、いいね!をポチッと押していだけますと大変励みに、そして(せい)が何かしらやらかします♪



今回もお読みくださいましてありがとうございましたm(_ _)m

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