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第24話:三巨頭、降臨す

第24話になります!



それではよろしくお願い致しますm(_ _)m

第一王子(ナサニエル)の変化に気付いてしまい、ワタクシ、(せい)は今非っっっ常ぉぉぉぉに危機に陥っております。


だって…


何だよ、あのタンコブwww!!

頭の上に、超☆でっかいタンコブが乗ってんだぜぇぇぇぇ!

しかもちょっとだけ『ビクン!ビクンッ!』て動きやがんのw

もうそれだけでもヤベェ!転がり回りたい位爆笑したい!

そんなぴくぴくタンコブ乗っけた間抜けな姿で


「ロレッタを解放しる!(キリッ)」


とか言われたら…なっ、何のコントかと思うじゃん?

更にあのバ火球野郎のおかっぱ(アイザック)なんて(デコ)と後頭部のサンドイッチじゃん!!何で後頭部のタンコブが漫画みたいに二段になってんの?!訳わかんねぇしw

止めろぉぉぉ!更なる笑かし投下はいらんねん!!


あーもー、尻を吹き矢で刺されてもケツバットでシバかれでもいいから、誰か助けろ下さいwww

っつーか、ここで爆笑してしまったら…今までの演技が無駄になるっ!

それだけはマズイ。

私が自ら崩すとか洒落にもならん。


…もう既に盛大に噴き出した後なんだけどね。


姿を見ないよう目を瞑り、息を止め、全身に力を込めて爆笑しないように我慢するも、決壊するのは時間の問題。


やべぇ〜、こんなベッタベタなタンコブに負けるのかよおぉぉと思っていたその時。


『諦めたらそこで試合終了ですよ。』


某鬼の監督が優しく諭し、続いて


『出る前に負けること考える馬鹿いるかよ!出てけ、オラッ!!』


バチーーーン!


ほあっ!!


アントン…アントンがあの名言と共に闘魂注入ビンタしてくれた…っ!

思い出せ、あの闘魂を。

ムチウチ寸前の愛のムチを。


私の中の笑い上戸(ゲラ)が少しずつ、ジリジリと後退していく。


よし…よしっ!段々巻き返してきた…っ!


ひとり、笑い上戸(ゲラ)と戦っていた私の横で


「ププッ…クッ…」


「んふっ…プッ…」


「ひっ…ぐふっ…」


「はひっ…くふふっ…」


「ゲフッ…ゴフッ!」


「ダメ…ムリ…」


「ダッサぁ…ブフッ!」


あ。

アントン、これ爆笑してもイイやつだったわ。


カンバネリス公爵家、アンブロジア伯爵家、レオーネさん一斉に爆笑。

ざわついていた他の貴族達もつられる様にして彼方此方から爆笑している声が聞こえる。


アントン、ゴメンね?どうやら無効試合になるっぽい。


私も遠慮なくゲラッゲラ大爆笑☆

いやぁ、こんなん笑わずにはおれんでしょw

我慢していたからか、もう笑いの沸点がユルユルのガバガバだけどね♪


姐さん、これもバッチリ撮ってないかな?

是非ジェシーや使用人達にも見せたいし分かち合いたい!


ヒーヒー言いながら笑っていると、ようやく自分達が笑われていると分かった犬軍団(バカタレ)が顔を真っ赤にし、怒り狂っていた。


「なっ…何を笑っている!お前達っ、不敬であるぞ?!」


無駄にキリッ!とかしなくていいからw

笑い止まんねぇっての。あー腹攣りそう。

敬う所皆無なのに不敬もクソも無えってば。

いちいち馬鹿のひとつ覚えみたいに不敬、不敬ってそればっかで芸が無いねぇ第一王子(ナサニエル)

だから反省する脳ミソも無いんだもんねぇ?


「クフッ…失礼。ご機嫌麗しゅう、第一王子殿下。この謁見にはご参加の予定は無かったと伺っておりますが…クッ…ガブリエラに謝罪を述べる為にいらしたのでしょうか?」


公爵様が分かった上で第一王子(ナサニエル)に問いかける。

場数を踏んだお貴族様であっても、巨大タンコブ拵えた人を目の前に喋った事無いよねぇ。笑いを堪えながらではあるけどもリカバリーの早さは流石だわ。


「ロレッタを牢に閉じ込めた張本人に謝罪?馬鹿な事を言うな公爵。ガブリエラこそ何故ここにいるのだ?貴様には国外追放と貴族籍剥奪を申し渡したのだから、平民如きがここにいるのがおかしいだろうが。」


何を言っている?と言う風に第一王子(ナサニエル)が言うが…馬鹿の上塗りしやがったよ、コイツ。

ほ〜ん。あの時は国外追放までしか言えなったけど、更に貴族籍剥奪まで言うつもりだったのか。タンコブをトリプルにしてやろうかテメェ。


「何であの悪女がそこにいて普通にしてんだよ!牢に入るのはロレッタじゃなくてテメェだろうが!!(きたね)ぇ野郎だな。」


おぅ、どうした脳筋(ジェイデン)。威勢は良いが姿勢がへっぴってんぞ?下腹部の筋肉(うっす)い場所を蹴っぱぐったからダメージ残ってんだろ?


「何故貴女が罪を問われないのです?明らかに非があると言うのに…公爵家とは王命を覆す程お偉かったとは初耳ですよ。

やはりこの国はナサニエルとロレッタが頂点に立ってこそ再生するのですね。」


ハイいただきました~!

おかっぱ(アイザック)よ、確か頭脳担当じゃなかったっけ?今の発言で全ての公爵家にケンカ売ったし反逆罪まで盛りやがったwww

やだー、第一王子(ナサニエル)性女(べんじょ)が国のテッペンになったら更に腐るし地図から無くなるわよ〜。ソ○ムとゴ○ラみたいにする気?


犬軍団(バカタレ)共が次々燃料投下してヒートするもんだから、見てみろよ。王妃が失神してんぞ?

陛下も真っ青から真っ白になっとるしな。


普通、カットインして止めるなり何なりするもんだけど…凡人って事かね?凡人ならまだしも盆暗でない事を祈るわ。


私は半眼のまま、この状況を見ていたがひとりだけ尋常じゃない目付きの奴がいる事に気付く。


ソイツはふーふーと息を荒くし、怒りと凶気を込めた目でガブリエラを見ると突然叫びだした。


「ガブリエラァァァァ!!貴様っ…貴様のような性悪女が図々しくのさばっているせいで…俺はこんなみっともないケガを負わされ、ロレッタから癒やしも与えられない!

最初から気に入らなかったんだ…全て男である俺より優れていて社交界でも話題の中心にいやがって…貴様が死ねば全て元通りになる。


だから、俺とロレッタの為に、貴様は死ねぇぇぇぇ!!」


ジュストコールの懐から抜き出したのは1本のショートソードだったが、それを見た公爵様が血相を変えた。


「あれは!キャンベル公爵家の血統武器!?当主しか使えない筈っ!!」


はぁ?!何でそんな物騒なモンを持ち出しやがったあの馬鹿!

公爵が焦るって事はろくでもない武器って事じゃん!!


あれ当たったらガブリエラもだけどアルラの身体もヤバいって事になる。


どうしよう。

いや、当たらなければどうって事無くね?


少し焦るも立ち上がり、今さっきまで座っていたシングルソファーを掴むと、身体強化を全身に使ってザカリーに向かってぶん投げた。

使えるモノは何でも使え。今ほどこの教訓が生きる場面はないよね。


ガブリエラを殺そうと斬り掛かっているザカリーは避けられず、モロにシングルソファーにぶつかり倒れる。


「がっ…は…き、貴様は、あの時のっ!白い悪魔!!」


ようやく気付いたか、馬鹿め。

だからってどうしようもないけどな。

白い悪魔なんてキュ○レイダムドみたいで素敵☆そこだけは褒めてやろう。


ゆっくりとザカリーに近付き、物騒な武器を握る手をヒールで踏み抜いて手放させるとそれを蹴って遠ざける。

「バキッ」と音がしたが、それがどうした。


「ぎゃああぁぁ!手、手がぁぁ!」


「五月蝿い。」


頭にサッカーボールキックを食らわせて黙らせ、手入れの行き届いた長髪を根元からわし掴む。

もう感覚としては総合格闘技のバーリトゥードの気分だよ。


手前(てめえ)の身勝手な事情で、物騒な得物まで使ってガブリエラの命を狙うとは…何でそこまでせにゃならんのだ?

この乙女ゲームってそんな殺伐とした内容なんか?

だいぶエグ過ぎませんかねぇ?どっかのアウトでレイジなゲームですって言われたほうが納得するわ。


そのまま剥き出しの床にザカリーの頭を叩きつけ、抵抗力を削いでからうつ伏せのままのザカリーの足を交差させ、股の間に自分の片足を通し、更に交差させた上の足を小脇にがっちりホールドしてザカリーの背中へ腰かける様に逆エビ反りにして極める。


「ぎゃあああぁぁあぁぁぁぁぁ!!」


長○力の開発せし代表技、サソリ固めじゃい!

食らってみな?飛ぶぞ!!


体の柔軟性が乏しいのか、じわじわと腰を落として負荷を強める毎に床をバンバン叩いて喚き散らすザカリー。

この技食らう時のセルを何で知ってんだ、お前!

ま、いっか。このまま()めて足腰立たんようにしたるわ。


ギリギリと締め上げる度に大腿四頭筋や股関節内転筋群や腱などが限界までパンパンに伸びながら張り切り、更には背中や腰の広背筋や腹筋群、脊柱起立筋群は逆にギュギュッと縮められ背骨はミシミシと嫌な音を上げて軋んでいる。

追加で揺さぶりもサービスしちゃうぞ☆

揺さぶるたびに痛みが強くなるから地獄よねー♪


筋肉の収縮を最大に取り入れたこの技は、見た目は地味っぽいが結構エゲツない効果がある。

流石はレスリングから引き抜かれた長州である。面白いだけのおっちゃんじゃないんだよ、あの人(苦笑)


…本当はSTF掛けたかったんだけど、ザカリーが性女(べんじょ)みたいな臭いがしていたのと、アルラの乳が当たるので止めた。やっぱ早い所、専用の装備を用意しないとねー。


サソリ固めを()めながら騎士を待ち、上半身をまず先に拘束してもらい、次に下半身の拘束をしてもらう。

限界までギリッギリに()めたし揺さぶりもサービスしたので、本当に足腰が立たないらしく、芋虫状態のまま首根っこ持たれて引き摺られていった。


状況についていけてない第一王子(ナサニエル)と犬軍団は急に顔色を悪くしているが、この謁見の間に乱入した時点で無事に済まされない事くらいわかれよ。


「いや、あれは(せい)が椅子を片手でぶん投げたのもあるが、婚約破棄の時の事を思い出したのかも知れん。

今みたいに無茶苦茶やられたからな…。」


伯爵(オヤジさん)が声をひそめて言う。


あー、成程ね。そっちの可能性か。

無茶苦茶やった覚えはないけども…まぁ乱入について、そこまで頭が回らないか。回っていたらこんな馬鹿やらんだろうしなぁ。


何にせよ、許される事ではない。


さぁ、陛下。

呆けるのは終わりだよ?


くれぐれも、公平な決罰を願う。



歯が痛いなーと思い、歯医者に行ったらまさかの食いしばりと歯ぎしりでの痛みだと判明してビックリ!

痛みがひくまでしばらく八分粥生活とマウスピース生活決定です(泣)


皆様もお気をつけて〜( •̀ㅁ•́;)



よろしければ下にあります☆☆☆☆☆やブックマーク、いいね!などポチッと押していだけますと大変励みに&歯痛も治まります。


今回もお読みくださいまして、ありがとうございましたm(_ _)m


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