↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/30

010黄金のつるぎ

010黄金のつるぎ


 最近は粘土が友達。

 

 一応レベルは7だし。

 武器持ってればその辺のDQNには負けん。

 

 そんなわけで手斧を買いまくって10軒の家の至る所に置いておこうと考えた。

 実行はできなかった。

 一軒辺り30本は欲しい。300本だ。

 そんな数の斧は武器屋にも小道具屋にも無かったし、商人に手配してもらおうにも時間が掛かる。

 鍛冶屋だって斧ばっかり作り続けていたら他の注文とかお得意さんとかアレだし。それにやっぱり時間が掛かるし。

 

 そんなわけで俺は粘土を子供達に運ばせた。

 陶芸店の粘土を買って、家に運んだ。

 

 手斧を粘土の塊に押し付けて、剥がし、手斧型の穴に水を入れる。

 そしてゴールドフィンガー発動。

 少し泥が混じっていたけど、普通に黄金化できた。

 どのぐらいまでの不純物を許容するのかそのうち実験してみよう。

 

 なんだかおもちゃみたいな小さな手斧ができた。

 

 元が水なので、片方の面はツルツル平面で、型にはまっていた部分だけ斧の形をしている。

 

 左型と右型を取って、半分だけ水を貼り、黄金化させて取り出して合わせると、調度斧の形になった。

 小さいけど。

 

 これは使えない。手斧どころか掌斧になっている。

 

 結局、でかい四角錐の杭の型を取って黄金化し、黄金の棒クナイみたいなのを大量に作った。

 

 試しに投げてみたのだが、かなり貫通力があった。

 重いし。

 中指ぐらいの太さでお箸ぐらいの長さなので、握って刺す事もできる。

 

 しかし、曲がったり、先端が潰れたりする。

 連続使用は難しい。

 

 ま、ダメになったら売ればいいし。

 黄金はリサイクル。

 

 □

 

 それから、某ドラゴン殺しみたいな形に粘土を凹ませて水を注ぎ、黄金化した。

 

 RPGのロマン武器『きんのつるぎ』である。

 

「んがっ! ……ふぐぐぐ……っおおおっ」

 重い。

 ショートソードぐらいに縮んでいるのだが、50kgぐらいあるんじゃないかこれ。

 

 ステータス補正で持てない事はない。

 重量挙げみたいに両手で持ち上げるのはできても、普通には持てない。柄に掛かる負荷はシャレにならんぐらい重い。

 

 とりあえず飾っといた。

 

 □

 

 投擲スキルのおかげか、黄金棒クナイもすぐになれた。

 枕元とか、部屋中にばら撒いとくのにも向いてるし。

 

 □

 

 でもビビってベッドの下とかで眠っていた。

 

 □

 

 強盗はあれ以来現れていない。

 

 金塊は全部回収したので、頭が潰れたり体の一部が潰れたりしている変死体の出来上がり。

 

 よくわからん魔術で頭や体を潰す。

 相手は死ぬ。

 

 そんな噂が広まったおかげもあっただろう。

 

 

 しかし、やもすると強盗より厄介な来客があった。

 

 

 ◯


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。