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第20話 収入のお話

ジェフがココに来るのは滅多に無い為、今済ませられる用事を済ましておきたい。そう言っていた為に、俺は馬車を降りて歩く。


傭兵組合は町の中心の鐘の隣にあるらしいから裏通りでなく表の大きい道の中心を歩く。糞尿が落ちている割合が少ないのだ。


俺が歩くとみんな道を開けてくれる辺り評判と違って優しい様だ。

俺は、下駄を履いていて良かったなあ、と思いつつ水溜りを越える。


草履で歩こうものなら、俺には運気がつきまくってしまう。

くだらない事を考えているラセツ、この世界の人の視線で見れば、結構デカイ。

見知らぬ服を着ており、隙間から見える素肌は傷だらけ。現在は神眼によって碧眼であり珍しくはないが、どことなく狂気染みたモノを見たものに思わせる目は鋭い。

そんな奴が傭兵組合の方へと歩いていたら、そりゃあ避ける。


「ここが傭兵組合か」


ラセツは開けっ放しの入り口を通り中に入る。

中には結構人がいる様である。


…ーーーー…ーーーー…ーーーー


「さて、ラセツ殿は大丈夫でしょうかね?」


ジェフは、あの少しおかしな男を気に入っていた。下手に謙虚ではなく、遠慮もないこと……いや、むしろ図々しいのだが適度な図々しさで隔たりを感じないからだ、とジェフは考えていた。


適度な図々しさというのは何か知らないが、彼は謙虚や遠慮がちとは真反対と言っても良いだろう。


何せこの町には大した用が無く、寄る予定も理由もなかったと言うのにこの町には入れると聞いたときには、


「俺は、恩人な訳だ。ならば、もちろん連れていってくれるだろう?」


と言ってきたのだから。

まあ、その後に


「勿論、その道中においての安全は極力保証しよう。何せ、腕利き達を容易く退けた男が居るのだ。

俺の国には急がば回れと言う言葉もある。

先を急ぐあまりに、人生まで急いで命を落とす必要もあるまい?」


なんと恩着せがましいのだろうか?

だが、とジェフは呟き、


「そのぐらいの方が頼もしいかもしれん」


ラセツは不思議な魅力を持っている。

しかし、その魅力に囚われれば、抜け出せない。

いや、変わってしまうのである。ラセツと言う強烈な紅。


ジェフは何となくその魅力のようなものに魅せられている事に気付き、


「安全求めていたつもりが、怖いもの見たさで引き込んだんでしょうかな」


その声に


「何かしら?」


尋ねられたのかと思ったエレン(白い少女)は聞き返す。


「いえ、案外私もスリルを求めていたのかと、思いましてな」


ジェフがそう言うと


「あんな危ない目をしているのをつれている時点で明白じゃないかしら?」


そう答えるエレンに


「……」


何も答えられなかった。


…ーーーー…ーーーー…ーーーー


辺りを睨み付けるように見渡し、時折目の合う奴が居れば頭をヤンキーのように小刻みに動かし威嚇する男が傭兵組合にいた。

その男はさっさと歩けば良いのに、爪先を外に向けながらがに股のような姿勢でゆっくりと動きつつそんなことをやっているのである。



さて、俺、ラセツはしっかりとテンプレを経験しようと頑張っているところである。

わざと挑発するように動きつつ、頭を振るう。

これは最近少なくなってきた中野に居た暴走族から教わったやり方で、教わった奴は頭にフランスパン(リーゼント)を付けていた。


仲間内からの呼び名は、飛ばし屋の福井県だった。

しかし、飛ばし屋といっても法廷速度+アルファを心がけている男でその名になった理由は将来の夢がドイツのアウトバーンで走ることだからである。


まあ、どうやらフランスパンがない俺では怖くもなんでもない様で、皆が若干震えながらスッと目を背けるのはきっと笑いを堪えているに違いない。

何せ、俺が目を離した瞬間に、溜め息をついて、近くのやつと俺をチラチラ見ながら話すのである。


きっと、


「ほっ。やっと目を離したか。笑い殺す気かよ?」


「なぁ。あんなフランスパンも乗せてねえ奴があんな格好しても滑稽なだけだっつーの。」


「同感。可愛そうで、もうね、喧嘩売る気も起きなかったぜ。」


「「あっひゃっひゃははは」」


とか言っているに違いない。

屈辱だ。もういい。

テンプレを期待した俺がバカだった。


受付嬢に、見込まれてキャーをやるんだ!


…ーーーー…ーーーー


「ゼファさん、あの人こっち来ます。変わってください!」


ゼファさんと呼ばれた男は、受け付けに居た女職員の申し出を


「ああ、代わろう。少し荷が重いかもしれないからな。」


二つ返事で受ける。


「ありがとうございます。」


「気にするな。最近の傭兵は変わってしまったからな。今では貴重な女性職員を失うわけには行かない。」


ゼファは、辺りを威嚇しながら来る男を待ち受けるためにカウンター(戦場)に座った。


~✴️


「こちら傭兵組合、受付です。御用を承ります。」


ゼファは、平坦な声で前の男に声を出す。


「丁寧にどうも」


ラセツは内心、なんだよ。男かよ。ケッ

とか思っていたが、そんな事はおくびにも出さない。


ゼファは思っていたよりも、最近の傭兵っぽく無いことに少し意外だと思いつつ、依頼かな?と考えて話を続ける。


「傭兵組合を利用するのは初めてでしょうか?」


その問いかけに


「ああ。初めてだ」


ラセツは答えると


「左様ですか。では、ここでは傭兵組合を介して傭兵へと依頼出来、他者の出した依頼を受ける事が可能です」


ラセツはコクリと頷いて先を促す。


「しかしながら、それを行う為には、幾ばくかの料金を支払っていただきます」


「依頼料とは別に…か?」


「はい。依頼料は別途いただき、依頼を受けた傭兵もその依頼料から少々を組合に納める代わりにバックアップを受ける事が可能です。とは言え、たとえバックアップが要らないと言う方でも納めて頂きますが」


「成る程、」


手数料みたいなものか?仲介料金と言うべきかな?


「そして、傭兵にはランクがあります。そのランクによって納める量は変わります。初心者からは取りませんのでご安心ください」


初心者のバックアップを無料でして上位者を生み出し、かけたお金を回収か。


「初心者の条件は?」


「ええ、討伐系の依頼の達成が五つ以内となります。」


「討伐系?」


「はい。盗賊の討伐から雑魚魔獣。果ては魔竜退治に至るまで。それらのハックアンドスラッシュが含まれます。」


「…」


ふむ?

子供のように首をかしげる。


「要するに、街でのお使いではなく、一種の危険を伴う依頼だとご理解ください」


「分かった。」


「ただ、難易度…達成の難しさによって依頼料が高いのは勿論、ランクを上げる為の貢献度も変わります。」


ふむ、点数稼ぎするには高い難易度のやつか。


「しかし、難易度の高いモノばかりを受けられても、失敗した場合はペナルティーが発生します。」


ペナルティー?


ラセツが首をひねると


「こちらも信用が必要なので、失敗ばかりして信用を落とす様な方は迷惑だ、と言いましょうかね?」


ふむふむ、頷くラセツ


「ですから、最初は報酬が安いものの安全な御使いや、近くでの薬草採集、動物を狩猟するのが一番効率的かもしれません。」


「何故だ?」


「ええ、それはですね…」


ゼファは


「君、料金表を持ってきてくれ。」


近場に居た職員にそう告げる。


「はい。これですか?」


「ああ、ありがとう。


…こちらが料金表ですが、」


そういって、文字の彫られた木の板を見せる。


「文字は読めますか?」


身なりから、読めるだろうと考えつつ尋ねる。

ラセツはちらりと文字を見て、


「ああ。この文字は読めるな。」


「では、軽く説明させていただきます。


まず、採集系のものでは希少価値によって全く額が変わってしまうのですが、今回は夏でアルカ草の場合ですね。」


アルカ草と言うのは、馬車が馬の疲れによって動かなくなったときに食わせると一時的に疲労を忘れ歩いてくれることから付けられた名である。


まあ、アルカ草と言うのはラセツが和訳したからでありアデュビリバムと言うのがこの世界の言語で言うところのアルカ草である。


正確に言うなら、歩み止まらせぬ緑、が正確な和訳である。


「この料金がアルカ草で手に入りますね。

しかし、この角ウサギはこれだけ手にはいるように見えますが、一部を組合が頂きますので、アルカ草よりも懐に入る額は少なくなります。

アルカ草と同じ額を稼ぐとなると赤ギツネを狩らねばなりません。


結果的に見れば、アルカ草で地道に稼ぎながら仲間を見つけ、五回のチャンスで赤ギツネを狩続けるのが一番儲かりますね。」


ラセツの訳が簡素すぎて可愛らしく思えるが、角ウサギは馬車を曳く馬に驚いて突撃する事があり、その場合は馬が使い物になら無く成りかねない臆病でも恐るべきウサギである。


赤ギツネは正しく狐の如き狡猾さであり、馬車のものを掠め取って逃げるのだが、追いかけられると沼やぬかるみに誘い込み身動きを取れなくさせて逃げるのである。


しかも一番困るのは、そこには大体ヒルなどがいて病原菌をもって帰った者が都市で病気を撒き散らし、周囲が悩まされることなどがざらにあることだ。


「成る程、そんなこと言って良いのか?」


不思議そうに尋ねれば、


「ええ、どうせあなたはそれ以上も行けそうですので。」


「成る程、な。」


「では、傭兵組合へようこそ。御用はなんでしょうか?」


「ああ、身分を証明するためにここに入りたい。」


「はい、分かりました。

では、身分を容易く証明できるようにする方法は幾つかございます。


まず、これが最も多いですね。

戦場や盗賊の討伐で領主様の目に止まることや、貢献度を貯めることです。


次が、地道に稼ぎながら貢献度を貯めることです。

これは、なかなか難しいですね。


そして、最も手っ取り早いものの、少々実力の伴いますが……」


勿体ぶるように一呼吸いれて


「このカードにてスキルが三つ以上出ることです。」


~~✴️


スキル。


それは大体において、魔力を用いない技のことを示している。

モノによっては、格ゲーで言うところのゲージを溜める様なことも必要だが大体が技術のことである。


これは経験が凝固したもののようで、美術をずっと行ってある程度の能力を(才能では無い)得たものには美術とかのスキルが出る。

天賦の才能があるものには、最初っからあることも珍しくないらしい。


俺で言えば、竜眼等の眼はそれに当たる。

まあ、過去には竜を殺した奴が竜眼や竜気を得る事もあったようで、それを竜の加護とか言っていた事もあるらしい。


神眼は無いし、邪眼に至っては邪族の物だから迫害されかねない。


だから、俺も邪眼を使うときには隠れて行っていたのである。

そうじゃなかったらジェフとかエレンから知識を得て一人でやっている。

こういうスキルとかを見るやつだが、誤魔化せばなんとかなるだろうか?


ラセツと言う男は後先見ない愚か者である。

故に、ストレスの大半を無効化し先の事に囚われて立ち止まることもないこの男は天が落ちる事を気にしたこと等ない。


「まあ、為せば成る。」


ラセツはそう呟くと説明を促した。


「はい、こちらの金属盤は先駆者である始祖ハルトマン・ハルヱの作った道具となります。

彼が傭兵を民に役立つものにするためには何かしらの取り柄が必要だと言うことで今よりも魔力の弱い者が多かった中で魔力の代わりとなるスキルを開花、理解して貰うための物として作られました。」


「ほう。」


これは極めて画期的である。

なんせ、生まれた赤ん坊にそれを行えばボールに触れたことがなくとも野球選手に向いている事も分かるのだ。


しかし、残酷でもある。

テニス好きでも中々上手くならない奴が使って嫌いなサッカーの才能が出れば、ね。


「一種の選別、向いている武器を知ることもできますし、傭兵の中でも戦闘か取引か、採集か分かるだけでも便利なんです」


「一種のふるいか……」


「まあ、そうとも言えます。

私も村の人を守りたかったのに事務仕事に本領を発揮できるような構成でしたから。」


「それは…」


「いえ、気にしないでください。

ここで働けば、直接は無理ですが結果的に見れば多くの戦力を送れますから。

自分が戦えたよりも、ですがね。」


転んでもただでは起きない、である。


「さて、では使い方をご説明いたします。

この窪みを指で押していただければそれで終了です。」


ふーん、と感心しながら興奮隠せぬと言わんばかりに輝く瞳を向ける。


ゼファは、子供みたいな無邪気さだ。

と見た目との違いに驚きつつも、渡す。


それにラセツは気付き


「構わないだろう?人間好奇心が旺盛なものだ。」


と言う。


「ええ、私もはじめての頃はそう思っていましたよ」


ふふっとゼファは笑う。


「まあ、良いが。」


ラセツはぎゅっと指で押すと


「これで良いか?」


「ええ。数秒で変化は出ますよ。」


二人して見守っていると、少しずつゆっくりと、溝から色が侵食していく。

この現象に音を付けようものならば、ズズズズズズズ、辺りが妥当だろうか?

示温インクを使ったサーモグラフィーのように色が波打ち、虹色というべきかそんな色に変わっていく。

そして、徐々に色が変わった場所から文字が浮かんでくる。


「ずいぶんとゆっくりですね。」


「そうなのか?」


「ええ。魔力の強弱で速度は変わりますが、ここまで遅いのは。」


ラセツはひょっとして俺のは圧倒的に多いんじゃあ?

とか思っていたが。


数分かけてそれが終わると、


「では、確認してください。」


「どれどれ?」


名前 ラセツ アッキ


種族 人間

年齢 89才

所持金 無一文


職業 無し


取得済みスキル

羅刹流武術 神眼 竜眼 邪眼 吸血 卷属作成


取得可能スキル

破魔矢 伝授 小器用


常時スキル

職人の才 求心力


特殊スキル

巨人殺し 竜殺し


種族スキル

超代謝 飢餓 飽食


一族スキル

*▪️の運 放浪 好奇心 生存力


基礎能力値


魔力 12 魔力耐久 89 防御力 940

攻撃力 720 素早さ 280 技術 1200


と出ている。


「記載されましたか?」


とゼファは尋ねる。


「あぁ、」


「ではまず、スキルとは~~」


簡単に纏めるとスキルは取得済みのスキル、一族スキルなど、獲得可能スキル以外の物なら詳細を見ることが出来る。

傭兵証は本人が許可しない限り他人は見ることが出来ない


特殊スキルは自分の武勲に影響を受けると言う。


種族スキルは種族によって。


一族スキルと言うのは、特殊な一族に多く出る。

鍛冶職人の血筋、芸術家の血筋、等々

特殊な事が無い限り、魔力と、魔力耐久値は上がらない


そして、次にこの世界の成り立て傭兵の平均値だ。


名前 傭兵 太郎


種族 人

年齢 18才

所持金 銅貨三枚から8枚


職業 傭兵組合員


取得済みスキル

大体が持っていない


取得可能スキル

一つあるかないか


特殊スキル

持っていない


種族スキル

それぞれによる


一族スキル

力持ち 村の守護者 村長 等


魔力 800 魔力耐久 7200 防御力 83

攻撃力 100 素早さ 300 技術 120


それを見たラセツは


「は?」


そう漏らすことしかできなかった。

急いで二つを見比べて、


ここから考える。


……年齢は、ここまで来ていたか。

本当に人をやめていたかよ。いや、俺はディネアに一矢報いると決めた。


誇り高き▪️*の名を、変えてまで。

ラセツと名乗ろうとも。


恐らくその関係で、一族スキルが文字化けしているんだろう。

ここに入るのは恐らく、名字だろうから。


そして、武術名も羅刹流となっている。

今まで俺が羅刹流と言った事は無いから自動的に決まったのだろうか?


今一番気になっているのは吸血スキルだが、これはなんだろうか。

まあ、スキルについては詳細が見れるらしい。

これもまたスゴい話だ。


受験生的な視点から見させてもらえば、数学スキルがあった場合に、二次関数九割とか、虚因数分解半分学習済みって出るようなもんだし。

巨人殺しは恐らくジャイアントキリングだろう。格上殺しの異名をとってしまったか。


大金星とかの方が合っている気がしなくもないが、石も使ったからかな?

ダヴィデは巨人ゴリアテを殺したときの武器として有名である。

因みに、ダヴィデはイスラエルの王であり、かの有名なソロモンの父である。


後、別にダヴィデはスッポンポンで戦ったわけではなく、石像ではそう作られていると言うだけである。


竜殺しは、灼竜の事だろう。

灼竜は殺したと言うよりも、今も…いや、何でもないか。


飢餓と飽食。そして、超代謝である。

これは、凄まじい能力で、


飢餓は、幾らでも食すことができ、溜められる。

飽食は空腹を感じない。

超代謝は、一週間食べていなくても、姿も形もすべて変わらなく見せ、質量とかどうしたと言いたくなるが、重量は増えるようである。


道理で、さっきからこの組合の床板は綺麗に見えるのに軋むわけだ。

単純に俺が重かっただけじゃないか。


まあ、超代謝と言うだけあって、燃費はアホみたいに悪い。

エコカーの時代に、ユーノコスモ20Bを製造ラインに組み込む様な物であり、ぶっちゃけ飢餓がなければヤバい。


全力戦闘なんて出来っこない。

燃費の悪さは最早戦車級である。


そして、何よりの問題は魔力。魔力である。

いや、それよりも魔力抵抗がひどい。

この数値は、寄生スライムの粘鎧が居なければ魔物になっていたレベルだ。


下手すると、ダンジョンに居るだけでヤバい。

粘鎧はダースβの鎧のような生命維持にも使えるようだ。


魔力値12だが、これはこの世界の赤ん坊の平均が八十くらいな事を考えれば分かるだろうか?魔力の弱さが


おれのビルドは物理ならばバッチこーい。

魔法はかすれば即死、けれども粘鎧が無効化するから効きません。


言うなれば、俺は鈍足はぐれ金属粘菌だろうか?

足は昔から俺遅いからしょうがない、50メートル走。


ヤダヤダ。

こういう数値で出してくるの。

まあ、注目すべきは技術が1200と十倍である。


流石は物作りの日本である。


さて、ではスキルについて見てみますかね?


「出ましたか?」


ゼファに話しかけられて思い出したラセツは、非表示の仕方を聞く。


「ええと、見せても良いものを設定しまして……」


数分後


「これで良いか?」


ラセツは、名前と年齢。


所持金と職業。


スキルは、羅刹流武術と小器用、伝授、放浪、好奇心、生存力のみを表示にして渡す。


「非表示にしてこれと言うことは……更にあると言うことですか?」


その問いに対してラセツは、軽く微笑む。


「……あまり詮索はしないでおきましょう」


「助かる」


「では、今日よりあなたは、青等級の傭兵です。


あなたの進む先に望むモノの在らんことを!」


「おう。ありがとう。」


「ええ。またいつか、お会いしましょう。」


「名を聞いても?」


「ええ。傭兵組合、カイシ支部 支部長 アーノルド ゼファです。」


……支部長だったのかッ!

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